Regurgitator at 心斎橋クアトロ(2001年12月6日)
 

Zoobombs Zoobombs Zoobombs Regurgitator Regurgitator Regurgitator Regurgitator Regurgitator

 

 

跳べ! 飛べ!! トベ!!!

 

 ライブに行く目的のひとつに「ストレスを発散したい!」というのがある。もちろん、それが全てではないけど、大好きな音楽を浴びながら好きなだけ叫べて、飛び跳ねて、踊りまくれる幸福感。目の前のアーティストと共に揺れながら、流れる汗とともに頭が真っ白になっていく快感はライブでしか得られない。この日の私は、そのストレス発散がしたくてたまらない状態だった。仕事に追われて寝られない毎日。深夜に1人会社でコンビニ弁当食べては「はぁ〜」とため息ばかりでてくる。あぁ〜ダメダメ、こんなのロックじゃないっ!とキレて、ライブ会場に走った。

 

 

 

 ようやく会場に到着したときにはゲストのズボンズが演奏中。彼等のライブを見るのは4年ぶりくらいかな。前に見た時は、勢いのまま突っ走るグルーヴ感が爽快だったんだけど、今回は音の"ため"というか強弱があって(良い意味での)ゆるさが気持ちいい。それにしても、やたらと英語を連発するドン松尾のエセ外国人ぶりは怪しさ全開で楽しい。クネクネと唄い踊る彼にお笑いしながら、私の身体も一緒に揺れる。最後はオーディエンスをステージに上げてのお祭り大会。元気に踊るオーディエンスとアーティストが同じ場所に立つ光景は美しく幸せなラストだった。

 

 

 

 そしていよいよ、リガージテーター!前方にはオーストラリアの旗を持ったオージー達が集まりはじめる。みんなでかくて陽気だ。私も最前列を陣取り、踊る気満々。さぁ〜こい!と体制を整えた時に彼等が登場し、いきなりハイテンション・ラップが飛び出す。このラップ、リズムに乗ってンだか、乗ってないんだかの微妙なグルーヴなんだけど、やたらと力強くハイテンション。なんでもアリの雑食ぶりを大いに発揮してるCDでは、いまひとつマジなんだかジョークなんだか掴みきれてなかったんだけど、この人たち本気だわ。そうきたら踊らなソンソンとばかりに、みんな飛ぶ飛ぶ。さっきのオージーたちも次々にダイヴしてガッツポーズを決めやたらと楽しそう。同じように会場の床も共振して揺れ、汗の匂いと水蒸気で空気はいきなり沸点に。もう前半で汗だくだく、会社でのストレスなんか頭の中からぶっ飛んでいた。この気持ちよさ。これこれ!これを待ってたのよ!!

 実は私は彼等のライブ初体験。フジロックでもタイミングが合わずに見逃し、ライブを見た友人に「ムチャクチャおもしろかったで」と言われて悔しい思いをしてたのだけど、ようやく触れられたライブはやっぱり「オモロすぎる〜!!」としか言い様がない。一応、ギター、ベース、ドラムにDJ、プラス打ち込みという編成なんだけど、全部の音がバンドとして揃ったことがほとんどなく、本メンバーのフロント2人、ヴォーカル&ギター&プログラムの(失礼だけどコロッケに似てる)クァンとヴォーカル&ベースのベンは、楽器を手にしたかと思うと次の曲ではラッパ−と化し、はたまたダンサーばりに踊り盛り上げる。ホント落ち着きないんだよね(笑)。

 そのうえ、繰り出す曲もおもちゃ箱のごとくいろんなものが飛び出してくる。ブームのヘビィロックを笑い飛ばすようなエセ・ヘビィロックが登場したかと思うと(ベースのベンがお面をかぶったのはリンプのウェスのパロか?)、ピップホップにシフトチェンジ。その次にはガレージパンクが飛んでくるという、雑食で大食漢なロックパラダイス。最後に「FUCK!バックストリートボーイズ!!」と叫びながらフロント2人がバックストリートボーイズダンス(っていうのか?)をへなちょこに踊りだした時には、笑いすぎて内臓が飛び出しそうになった。でも全部、単なるパロで笑い飛ばして終らすんじゃ なく、自分たちのメッセージとして具現化できてるから、こちもマジで笑えるし、本気で飛べる。ホントいいもの見れたっす。

 生きていればネガティブになることもいっぱいある。けど、悪いことばかりでもないんだよね。「明日は良いことある」なんてお気軽なことは言えないけど、少なくともライブで飛べる力があるから大丈夫。ストレスなんかFuckだ!そんな単純なパワーをもらえる楽しさ全開ライブ。そのうえベンと2回握手できたので、ハッピーさらに×2倍。次も必ず行く!!

report by uramasa and photo by ikesan.


無断転載を禁じます。The copyright of the text belongs to Masami "uramasa" Urayamaand the same of
the photos belongs to Tsuyoshi "ikesan" Ikegami. They may not be reproduced in any form whatsoever.
To The Top.