Ian Brown at 新宿リキッドルーム(2001年12月4日)
 

Ian Brown 

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今日も来た!

 

 さあ、今日はイアン二日目。東京最終日である今日は、日本ツアーの最終日でもあるのだ。昨日以上の盛り上がりを予想して会場へと足を運ぶ。もちろん、昨日買ったツアーTシャツを着て。

 やはり、客の入りは昨日よりもいい。開演前には、フロアーはほぼ埋め尽くされていたのではないだろうか。前の方には、昨日も来ていた人をチラホラと見つけることができる。おお、心強い。彼らも、当然でしょうとばかりに、昨日買ったツアーTシャツを着ているじゃないか。

 そして、そんな同士である彼らの顔を見ながら、昨日の素晴らしいライブを反芻していると、スタッフの一人がステージの中央に登場。昨日も来ていた人たちはもう歓声を上げている。そう、彼らは知っているのだ。このスタッフのコールでライブは始まりを告げるということを。「レディース・アンド・ジェントルマン、お待たせしました(?)、イアン・ブラウンです!どうぞ!」

「イチ、ニー、サン、シー!」というイアンのカウントで始まった一曲目は、昨日と同じく「バブルス」。多少曲順は変えてあるけれど、今日のセットリストは基本的に昨日と同じ。しかし、今日は昨日最後にやった「フォーエバー・アンド・ア・デイ」を前の方に繰り上げることによって、前半は落ち着いた曲が中心で、後半にノリのいい曲を集めるという構成上のコントラストが、より一層ハッキリとついた感じを受けた。

 前半は曲調のせいもあってか、客は静かにステージの様子を見ている感じ。昨日と較べるとあまりに客が静か過ぎるので、イアンは機嫌が悪くなったりしないだろうか、と実は少し心配もしていた。しかし、そんなのは余計なお世話だったようだ。

 イアンは、「イア〜ン、イア〜ン!」というファンの声援を真似ておどけたりしながら、落ち着いて上手く客を盛り上げている。余裕だ。さすがベテラン、御年37歳。ブレイクが遅かったからもっと若い印象を受けるけれど、実はポール・ウェラーなんかとも5つしか年が変わらないんだよな、この人。(もっともポール・ウェラーのステージは今でももっと感情の起伏が激しいけれど。)

 そして、後半はやはり「ファウンテン〜フールズ・ゴールド」で、一気に盛り上がる。でも、ギター一本をバックに歌われる「フールズ・ゴールド」って、よく考えてみたら少し疑問だ。だって、あの曲はリズム隊が命のはずなのだから。でも、裏を返せば、ローゼズのリズム隊に対するリスペクトがあるからこそ、敢えて他の人間に演奏させないのだと取ることもできる。そう言えば、前回の単独公演で披露したローゼズ時代の曲「サリー・シナモン」でも、やはりリズム隊はつけていなかった。(でも、この解釈の仕方だと、ギターのジョンの立場がないね。)

  さて、今日は「ゴールデン・ゲイズ」で本編は終了。そして、アンコールは昨日と同じく「F.E.A.R.」と「マイ・スター」。演奏が終わった後もイアンが歌い続けたり、シャンパンを持ってくるところなんかも昨日と同じ。これって、昨日は凄い盛り上がったから感極まってやったことだと思っていたのだけれど、どうやらお決まりのパターンだったようだ。最後は客をバックに記念撮影をしているメンバーたちと一緒に写真に収まって(多分)、本日のライブは全て終了した。

 今回の来日公演は間違いなく今まででベストのものだった。でも、それは前回の来日公演でも感じたし、その前の来日公演でも感じたことだ。そう、つまり、毎回よくなってきているのだ。すでに37歳、ベテランの域に達しながらも、成長を止めないイアン・ブラウン。更なる成長を見せてくれるであろう次の来日公演が今から楽しみだ。

report by dak and photo by mari.


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