朝霧Jam〜It's A Beautiful Day! (13th and 14th Oct. '01)
朝霧はFOHの延長線か... - part1 -
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「日焼けしたね」と朝霧の翌日、仕事先の人に言われた。確かに朝霧の帰りに温泉に入ったとき、やけにヒリヒリするなあ、とは思っていたけど、誰でもわかるくらい日焼けした自覚がなかった。でも、朝霧では季節はずれの日焼けをするくらい日の光を浴びていたのである。
朝霧の感想は?と聞かれれば「楽しい」という前に「気持ちよかった」という言葉が浮かんでくる。場所も音楽も飲んだり食ったりするのも気持ちよかったのである。
まずは12日金曜日、深夜にレンタカーを借りて都内各地で友人を拾い、3時過ぎに中央道に乗り河口湖インターへ。途中のサービスエリアで朝霧に行くらしい車を見かける。車内で仮眠中だ。夜が明けたころ24時間やっている温泉に行き、朝日が登るころに露天風呂に入るという意外に出会わない体験をする。そして、その温泉施設で仮眠をとって朝霧高原に向かうために9時ころ出発する。1時間も走ると会場に着く。駐車場の誘導は地元のヴォランティアの人たち。車を止めるのは牧草地で地面が柔らかく、タイヤが空転することもあった。
入場口はやや大きいテントだけで、いたって簡素なものである。入ってすぐ、フジロックで言えばグリーンステージとホワイトステージを結ぶ道にあるような電飾や絵が飾ってあった。暗くなるとより雰囲気が出て良い。そこを進むと日高大将曰く「参加した方と俺達がやっていたいい加減なカフェ」(from TAISHOより)があって、車から電源を取ったサウンドシステムのスピーカーから音楽が流れている。キャンプサイトは結構広くて余裕がある。自分たちが選んだのはキャンプサイトBの中でもメインステージのある朝霧アリーナに近い場所で、炊事も可能なエリアである。もちろんこの周辺が一番の人気エリアでテントが所狭しと並んでいた。場所を決めたらすぐテント設営、それから何回か車とキャンプサイトを往復して2日間過ごすための料理器具や寝袋を運んだ。この日は気持ちいい晴天で、日が出ているうちに寝袋を干したりする。そんな事をしながら仲間でとりあえずの一杯。これが当たり前だけど旨い。野外料理の準備は結構あったりするけど、そのうち音が聞こえてきたのでメインステージへ。
メインステージになる朝霧アリーナは地面が芝生で後方は斜面になっているすり鉢状の屋外アリーナで、雲が出なければ富士山が目の前に迫る。アリーナの後方はキャンプサイトになっていてテントやタープを張ることができた。そこにフジロックのホワイトステージくらいの大きさのステージがあり、両側には飲食の屋台やNGOテントがある。会場の雰囲気はFOHの延長線上にあって、それはもう一方の朝霧の出し物、Earth DanceにもFOHぽさを感じる。Earth DanceのエリアにアヴァロンフィールドにあるようなDJブースと屋台があって、延々とトランステクノが流れていた。深夜にはそれなりに人がいたけど、大抵の時間はのびのび踊れるスペースであった。
フジでもFOHに対するイメージが「まったり」であるように、朝霧は「もっとまったり」である。参加者のほとんどはキャンプ生活。仲間同士で来ているので、バーベキューを囲む姿が多く、あまりガツガツとライヴを観ている人もいない。どの時間帯にもキャンプサイトに結構人が残っていた。自分が居たエリアは音が聴こえてくるので(真裏のEarth Danceがやっているときは、ずっとバスドラの四つ打ちが聴こえてきたが)、キャンプサイトにいながら音楽が楽しめるし、アリーナの方もリラックスしていて、犬や子供が駆け回り、サッカーやフリスビーに興じる人達もいた。ちなみにずっと凧揚げしていたのは、屋台を出していたエチオピア料理の「クインシーバ」のソロモンでした。あと、THE DISCO BISCUITS とGalacticはライヴの録音可能でPAのコントロールブース横にはこのエリア内で録音してください、というテーパーズエリアがあった。
さて、いくつかライヴを楽しんでから、自分たちのキャンプサイトに戻ってバーベキュー。野外で食べる料理は普段の1.5倍増しの旨さでどんどん食が進む。焼くものは当然肉! 肉! 肉! 狂牛病なんて気にはしていられない。もちろん野菜や魚も焼いた。他のグループでは七輪や鍋を囲むところもあったりで、それぞれが工夫して楽しんでいた。
夜になるとサーチライトが空を照らして、うねうねと光の束が動く。深夜、エイドリアン・シャーウッドを観てから、別グループで来ていた友人のところに遊びに行って、寒さに震えながら怪談話とか映画の話とか果てはかなりディープな話まで、こういう機会じゃないと出来ないって感じで話し込んでしまった。もちろん音楽は鳴り続いていて、それをBGMに自分のテントに戻って寝る。
翌日、冷えて張りつめた空気の中で目覚める。とりあえず歯を磨きにいくと富士山の後ろから昇る朝日がまぶしい。それからアリーナへ行くと、まだTSUYOSHIがやっている。DJ EYヨのキャンセル等で時間がかなり押しているようだ。メインステージの入り口近くに小高い丘に「世界ジャンボリー開催地の碑」(※世界ジャンボリー;ボーイスカウトの国際大会)が建っていて、そこからメインステージの客席エリアを見下ろせるし、もちろん富士山の眺めもいい所に人が集まっていて朝日と音楽を浴びていた。なんか青春映画のワンシーンのようで夕日ならぬ朝日に向かって何かを叫びたい気持ちになる。
7時過ぎにTSUYOSHIからEarth Danceに交代してもステージ前の人は踊るのを止めない。ところが、7:30ころ急に音が止まり、「今から馬の手術があるんで10分間静かにしてくれと近所の牧場に言われた。手術の成功をみんなで祈ろうぜ」というようなアナウンスがあり、しばし静かになる。この休憩のときに飲んだカフェオレが暖かくて旨かった。芝生に寝転がって再開を待つ人もみんなこういうハプニングも楽しんでいる感じ。
再び音が鳴りはじめ、いよいよ8時の世界同時に同じ曲をかける時間へ。自分はメジャーな曲でもかけるのかと思っていたけど、アンビエント風のバックに女性の声でナレーションが平和や団結を訴える内容の曲だった。で、そのまま気持ちよくなって眠ってしまった。目が覚めたときにはEarth Danceは終わり、アリーナは一旦休憩に。と同時にかなり温度が上がって冬仕様の服を着ていたので暑く感じる。
あとは、友人が作ったカレーを食べたり、バーベキューの続きをしたり、ふらりとライヴを観にいったり、明るいうちにテントの撤収をしたりのんびりとしたペースで過ごす。帰りは温泉に寄ったりして、東京に着いたのが23時ころ。荷物とか重くて大変だったけど、やっぱ1泊2日は短いよなあ、という話が帰りの車内で何となく出てきた。
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report by nob and photos by ikesan
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nob's works
2001
大晦日ライヴはしご記録 : オレンジ, buG, GYOGUN LEND'S, POTSHOT, PENPALS, ルグンバー・タスミ, ボストン・クルージング・マニア, 氣志團(01/12/31 @ Omotesando FAB, Shibuya On Air East, Shibuya Yaneura )
no title : MOST/ Mo'sometone Bender (01/12/17 @ Shimokitazawa Shelter )
no title : ボストン・クルージング・マニア/モーサム・トーンベンダー (01/12/16 @ Koenji 20000V )
プログレ男、クリスマスの渋谷に現る : Vincent Gallo (01/12/12 @ Shibuya Orchard Hall )
いつまでもズッコケ、転がっていく吉野 : eastern youth (01/12/19 @ Akasaka Blitz)
『アルゼンチン・ロックをのぞき見る』 : ティントレーロス (01/12/11)
山本精一って何者? : 羅針盤 (01/12/06 @ Shibuya Quattro)
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5人の物語 : electraglide feat. Howie B, Richard Marshall, Buffalo Daugher, Plaid, Fatboy Slim, Darren Emerson, Aphex TwinLaurent Garnier, and Mouse On Mars (01/11/30 @ Makuhari Messe)
ステージは満員電車状態! : Dropkick Murphys with COBRA (01/11/07 @ Shibuya On Air East)
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