Boom Boom Satellites at 渋谷AX(2001年3月23日)
 

 

 

Boom Boom Satellites

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電子機材駆使のハードなロック

 

 まだ寒さの残る渋谷。代々木公園の入り口に出来たAXがこの日の会場である。外見は質素な感じだけど、中に入るとロビーの天井一面にCDが貼り付けられている。これでかなり明るい印象だ。そしてフロアの方はというと、よく言われているように赤坂ブリッツにそっくり。ブリッツを一回り小さくした感じである。そして特筆すべきはハッとするくらい音が良いこと。たまたまその日のスタッフが良かったのかもしれないけど、ギターが鳴るとヴォーカルが聞こえずらくなる某会場よりははるかに良い。

 まずはゲストDJのSHIN-ICHIRO HIRATAが一時間ほど回して会場を暖める。そしてブンブンサテライツが登場。一曲目から会場は沸き立つ。このノリは紛れもなくロックバンドのものである。最新アルバムでも叩いている平井直樹がゲスト・ドラマーで、フル参加して強靭なビートを加える。去年のフジロックで観たときは「すげぇ、テクノを超えた!」と興奮したのであるけど、この日のライヴは、もはやそういう言葉では括れないものであった。強いて言うなら言葉本来の意味のハードなロックだ。確かに電子機材駆使しているけれども、彼らが重視ているのはし人間が持つ生のビートである。

 そして、今回一番驚いたのは中野が弾くベースである。ギターの川島がリズムを刻んでいる横で、こんなに硬質で激しいのに、これほどまで表情豊かなベースあるものかと思うほどのメロディアスなソロをプレイしていた。途中、ドラムとベースのみのバトルになってそれが決してテクニック至上主義の退屈さに陥らないのは、彼らの根底に自分たちはダンスミュージックをやっているという意識があるのだろう。

 そして忘れていけないのは映像と照明で、アルバム『UMBRA』のような恐竜の骨格のイメージなどがスクリーンに映し出されていた。本編最後の で川島が「Hold On!」と叫び、何も見えなくなるくらいの光量の照明がフロアに当てられた瞬間の格好良さはたまらなかった。

 アンコールの一曲目は弦楽五重奏団を招いての「INGRAINED」。ストリングスとの調和が見事だ。

 ラストは「SCATTERIN' MONKEY」。激しい音の洪水は、旺盛な生命力のためにテクノの、というより音楽の枠組みをぶち破って成長する彼らのパワーそのものである。つまり、ブンブン・サテライツはテクノのみならず、音楽を食い破る恐竜である。

 ライブ後の声。

「2年前のリキッドと比べ洗練されてきた。けど突出しているのがなかったかな。ダブをやったところと、中野(のベースと)とドラムがやり合ったところがヤマだったけど、トータルな流れはイマイチかな。ギターのエフェクターは疑問。ストリングス使ったのはすごく良かったけど。機材をやっている身としてはどうやって音を出しているか知りたい。」

「ヤバかったぁ。ロックテイストになったし、川島に歌心がついた。オリジナル・ラヴの田島貴男を見た」

「興奮しすぎて楽しかった!真ん中らへんで観た。音質が良かった。ほとんどの曲がアレンジされていて、CDとは違った印象を受けた。特に、SLOUGHIN'BLUEのアレンジがすごく気持ちよかった。最後に光が見えたという感じ(怪しい?)。ライヴの最後の方の観てる側と、演奏する側の方向が一致した瞬間に空気が歪んだような感覚がおきた」

 リキッドのライブ終わった後(注:このコメントは翌日のリキッドルームも観た人です)、2人ともロビーに出てきて、川島さんにサイン&握手してもらいました。ライヴの後で疲れてると思うのに、ファンの人のサイン攻撃に笑顔で答えていて、作ってる音とはちがった、暖かさというものを感じられて良かった。

 ちょっとAXが不完全燃焼だったけど、なんでかな?と振り返ると、アレンジしすぎてて、私の頭の音と合わなかったのが消化不良起こしてたみたい。リキッドは、2度目のライヴアレンジだったから、頭と体がついていけた。友達がAXのときにPANPALSのVoを観たと言ってた」

---SET LIST---

 

1.SLOUGHIN' BLUE
2.FOGBOUND
3.LIMBO
4.BRANDNEW BATTERRING RAM
5.DIG THE NEW BREED
6.PUSH EJECT
7.AN OWL
8.SINKER
9.SOLILOQUY

---Encore---

 

INGRAINED (GUEST:ASUKA STRINGS)
SCATTERIN' MONKEY

協力ありがとうございます:青大将、みち、みみちゃん

Reported by Nobuyuki.



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Koichi Hanafusa. They may not be reproduced in any form whatsoever.
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