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この日、仕事でギリギリに会場入りした私。慌ててホールのドアをあけると、もうビッシリ。ひとりも入る隙間がない! しょうがないので後方のドアをあける。比較的すいてる。でもかなりイッパイイッパイ…もしや…もしかして。sonic youth日本公演はすべてOOIOOがカップリングされてる。7時スタートのはずなんだけど…もうやっちゃったの? これからsonic youth?私はこの日はじめてOOIOOを見るのだが、気になる存在でもあったのでどうしても観たかったのに…。心配しながら待つこと十数分。スレンダーな女子達がステージにあらわれた。よかったぁ〜。でも、この名前なんてよむの〜?ゼロゼロ1ゼロゼロ?だぶるおーあいだぶるおー?まるいまるまる??などとアホなことを考えていたらメンバー登場。「おーおーあいおーおーです、コンバンワ。」だった。親切。 最初、ちょっとカタイ感じもしたが、曲がすすむにつれ演奏もこなれてメンバーも 段々とリラックス。結構かっこいい!こんなバンドもいたのね。サーストンお薦めなのがうなずける。しまいにゃトランペット出してるし。熱烈にファンになるほどでもないけど、かわいいし、かっこいいし、同性としてこのような気骨ある女の子バンドには是非ともがんばってもらいたい。 さてsonic youthである。まだ照明が暗くなってないのにふらーっとメンバー登場。なんだかあまりにもフツーに出てきたので最初ローディーの人かと思っちゃいました。らしいと言えばあまりにも「らしい」登場のしかたではあります。が。このナゴミ(私だけかもしれないけど)ムードをぶち壊すイキナリの1曲目が!! "teenage riot"。ぎゃああああああああ!!! 会場が一気に激熱。これでノらないわけがないですぅ〜反則ですぅ〜。彼等の後ろに、バックの壁面全体を覆うような大きな白い布。スクリーンだ。そこへSOHOの街角(多分。似てるので。)の映像が写し出されてる。季節は夏、いかにもNY的な日ざしギラギラ湿度タカソーな空の下、タンクトップやTシャツの通行人が、ちょっと早足で歩いている。メッセンジャーボーイが自転車で通り過ぎたり、FEDEXの車が何度も通ったり…と、さりげない日常の一部を切り取ったものが、奇をてらわず、わざとらしくなく とってもイカシテル。この白い布、もうひとつ仕掛けがしてあって、電飾かな?無数の小さな照明が星のようにピカピカと、時には白く強く、時にはボンヤリとした黄色い光がきれい。sonic youthの小宇宙といったところか。 それにしても…サーストン、デカ。グリーンのTシャツに何やらロゴが書かれてるが私の位置からはよくみえない。フジでも、昔まぢかで見たこともある人なんだけど、こんなにデカかったっけ??? 成長したのだろうか…(後で友人に聞いたら身長2mあるそうだ。ひょおー。)そのデッカいサーストンがうなだれながらオタク気味に歌う姿が痺れる程かっこいいのです。惚れます。しかし、この人はいつまでも若いね。それは歌ってる声を聞いても思った。声だけ聞いてると20歳の青年のよう。ルン。(ほめすぎ)でもそれはsonic youthというバンド自体にいえること。瑞々しく、決して不自然なことはせず、潔い。いつまでもカッコイイ。活動20年にも及ぶバンドとして十分な重みやシブさも、もちろんあるのだが、なんか未だにエッジーなのよね。タルんでないのだ。 そういえば、ブリッツ初日の前日、Jマスシスのライブのアンコールにサーストンが飛び入りしたそうだ。体験した人はホントにラッキー。私はこのニュースをきく前に「きっと西新宿あたりでブートとかさがしにくるでぇ〜。」等と虎視眈々と西新宿を徘徊しておりましたが、そう簡単に会えるわけもなく、寒いのでかえりました。だからムチャクチャうらやましかったなぁ。 サーストンの御挨拶のあと"Tom violence"で更に爆発、"white cross "と続き美しい"burning spear"から「next fu***n song,"drunken butterfly" 」と曲紹介。キムのヴォーカルがカッコよすぎっ。「love you,I love you,What's your name?」くり返す姿が決まりすぎっ。キムの今日の衣装はビビットな青と黒のストライプをバイヤスにつなぎあわせた(斜にカットして、縫製してるんですね)ドレスが80'sのロックなエッセンスでとってもお似合い。フジでもピンクのスカートでピョンピョン跳ねてて「ラブリー♪」でありましたが今回のアクションもかっこよかったっス。 そして今回のキムの一番のアレがコレ。スカートなのにでんぐりがえし。100点!! 私は女性のミュージシャンで好きな人ってあまりいないんだけど、その数少ない中で 一番好きなのがキムなのだ。だって同性から見てもカッコイイんだもん。あんなふうになりたいものよ…と思ってる女の子は私だけじゃないと思う。センスよし! カッコよし! 才能あり!! 媚びない! 時々らぶりー。(はぁと)かわかっこいいという言い方がピツタシ!なのです。ああ、なんだかこの人について語ると、どうしても少女マンガの女子校の世界的表現になりがち。おにいさまへ…あらためお姉さまへ…? キムに見愡れ、気付くとバックのビジュアルは地下鉄の車中の映像に切り替わっている。女の子が二人座っている。二人の後ろの窓はまっくらで、そこが地下鉄の中で今まさに走っている車内であることがわかる。ひとりはイタさんのごときベリーショートの裾の毛だけが長いという一時見られた(今もか?)プロレスラーヘアー。しかし、頬のこけたデヴィット・ボウイのような風貌の彼女には良く似合っていてスタイリッシュだ。もうひとりはピンクのワンピースみたいなものを着たブルネットのボブの女の子。二人が地下鉄の座席に座っている映像がえんえんと続くのだ。途中ブルネットの女の子は降りてしまったが新しい乗客が入れ替わりで乗ってくる。小学生くらいの女の子が車内の手すり棒に片手でつかまってグルグルと追いかけっこのようにまわっているのが印象的。バターになったトラ…。 話しを演奏の方にもどそう。かねてから、彼等のノイズの出しかたに興味があったが、チッタは仕事で行けず、フジは熱だしながら後方で大人しく観ているいることが多いヤワなアタシはこんなにも間近でsonic youth経験したことがないので彼等の一挙手一投足から目がはなせない。バチ奏法とでもいうのか噂のドラムスティックでギターを弾く!も目撃。これはノイズっぽくないところでもやっていたので意外だった。ギターからコードをはずし、プラグの先端をマイクに当てて、こつこつじーじー言わせてたのはなんとなく想像できたが、ナマで見ると感電しやしないかといらぬ心配をしてしまう。他にも背中で弾いたり。ま、これは御愛嬌。 そして2000年限定メンバーと言われていたので、今回は来ないか?と思ってたジム・オルーク。ちゃんといます。ハジケてます。きれてます。一番若いハズだが、結構オッサンくさっ!しかしハジケかたはわかっ! このお方も超一流のオタクであることは間違い無し。だって、こんなオタッキー達のプロデュースを引き受けようとするからにはスジガネいりのオタクしかいないのだ。いや、ノイズフェチ?それともはずしフェチ? 彼の「ユリイカ」を聴いたことないんだけど、今日、このハジケているジムさんを見て、近いウチに手にいれようと心にきめたのだった。 私がsonic youthを好きな理由はノイズが美しい、キムが好き、サーストンも好き…と、色々ある。でも何が一番好きかっていうと、いつもはずれてるようなチューニングがあってない様な微妙な音程やメロディが好きなのだ。これは私のとっても個人的な感覚での表現なので「???」と思われる方もいるかもしれないが(友人に話したら「ハズれてりというよりズレてる」と言われたが)なんつーか、我がみちを進むオタク的。いつもいる場所はハジッコ。例えばコスプレってもうオタクじゃない。もうメインストリームのものじゃない? そうではなくて、あくまでも居る場所はハジッコ。しかし〜「何がいいのかわからんよ」とか言われながらハジッコを歩み続けてはや20年、今ではそのハジッコも随分余裕のあるハジッコになりましたな〜! という感慨もありますが。変わらぬオタク魂を持ち続ける、そのアティテュードに共感を覚えまする。いつまでもオタクでいてください〜なんて声をかけてくなってしまった。"free city rhymes"聴きながら…。 私にとって決して踊れたり暴れたりする類いの音楽ではないが、つい、ユ〜ラユラと体が怪しい動きをしてしまうのもsonicn youthの曲のもつアジ。ユル〜イ江頭的動きとでも言えば良いのだろうか?私はちょうどPAのすぐ横のあたりにいたのだがPAの人やカメラマン、皆あやしいユ〜ラユラをくり返している。オーディエンスも様々な反応。ダイブする人、ただ立ってステージを凝視している人、跳ねている人、ユラユラの人。中でも激嬉しかったのが私の斜め前にいた白人のお方。ユルイ江頭なんてもんじゃなく、もろ! 江頭2:50でした。前ええ〜ならえっ、な揃った両手。緊張している首筋。なんて素敵な反応! 私がメンバーだったら、このお方を見て「そうだろう、そうなっちゃうだろう。」と微笑み頷くであろう。しかし、後半、彼の動きが激しくなるにつれてそちらに目がいってしまうのが困った。江頭につられながら、私の体もだんだんと動きがそれっぽくなってく来る頃に気がつくと「Thank you,good night.」でメンバーがステージを去る。 ええええええ!!! もう終わりぃ〜??? と普段なら思うのだが、この日の私は直前にPAをカンニングしていたのでセットリストに「100%」の文字をみつけていたのだ。残念ながら他はよく見えず、それだけがハッキリわかった。まだやってない…。ウオゥ!つーことはアンコールは100%ですかっ!私はドラマの結末や推理小説の犯人が先にわかっちゃってもヘーキな人間なので「ああっ、知らなければ良かった!」な〜んてことは思わず、ただただ、この日のヒットパレードに感謝するばかり。そう、『goo、dirty』からの曲もあったし、ちょっとらしくないと言えばらしくない新旧織りまぜたファンサービスのような日であった。マ、好きな曲ばかりだからノープロブレムなんだけどね。 しかしながらアンコールの時に「はやく演れ!」と叫んでたイタイやつ。コルァ! 国会のヤジじゃないんだからさぁ〜オヤジくさい怒鳴りかたしないでよねっ! それから「ノイズをどうにかしろ!」って叫んでたアナタ。そんならリチャード・クレイダーマンにでもおいきっ。ウルァ! マナーについて最近色々な話しを聞くけども、このヤジはタチが悪かったなぁ。マナーとか、そうゆう以前の問題。アンコールってのはサービスでしょ? アタシはアンコールでもう1回メンバーが出てくる姿見るたびに嬉しくなるけどね。しかし、こやつらも、あまりの興奮に何かを叫ばなければ!! 叫びたい!!っちゅー衝動にかられて、調子こいてしまったのかもね。(と、思いたい) 予想を裏ぎらずのノリノリの100%、しかし本当のこの日の白眉は直後に控えていた。最後の曲、"NYC gohsts&flowers"。次第に高鳴っていくノイズは圧巻で、まるでノイズに体を包まれているよう。空気がさわれるような感覚で音というのが空気の振動をとおして伝わってくるということが、まさしく肌でわかる。震える空気のせいで、このままここにいると皮膚呼吸困難に陥ってしまうのでは?と心配になる程。空気が意志をもっているようでさえある。最後の最後に余韻の音が消えたとき、ハッと我にかえるような体験であった。ただ、もうちょっと音量があってもいいかなぁ〜とは思ったけど。いつもは、ライブ後は超お腹が空いてるハズなのに、今日は空気でお腹がいっぱい。私の前をため息まじりに歩いていた二人組の男の子が「ハー。いやあ〜いいライブだったねー。ハー。」はー、私もそう思います、はー。 終了後、いそいそとTシャツを買いに。キムのx-girl(今はもう名義だけらしいけど)のことを考えればさぞや女の子が喜ぶような可愛い Tシャツが並んでいるであろう…などと期待して行ってみると、なんだかケッコーふつー。しかもチビTなし。ありゃ〜と肩をおとす一方で、なんかこの方がカッコイイな、と。だっていかにもx-girlなモンが並んでたら、あざとくて興醒めだもん。Tシャツは買わなかったが、ポスターグラムを買った。 1500円ナリ、結構たかっ。でもかっこよかっ。 Reported by MIMI |
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The official site Sonic Youth http://www.sonicyouth.com/ The latest album ![]() "NYC Ghosts & Flowers" (US import / 国内盤) |
The previous works
"A Thousand Leaves"(US import / 国内盤)
"Screaming Fields of Sonic Love"(US import / 国内盤) "Washing Machine"(US import / 国内盤) "Experimental Jet Set, Trash & No Star"(US import) "DIRTY"(US import / US import - Deluxe /国内盤 /国内盤 - デラックス) "GOO"(US import / 国内盤) "DAYDREAM NATION "(US import / 国内盤) "SISTER "(US import / 国内盤) "EVOL "(US import / 国内盤) "BAD MOON RISING "(US import / 国内盤) "CONFUSION IS SEX "(US import / 国内盤) check the albums? |