Fishbone @ 新宿リキッドルーム (29th Oc. '00)

肉喰らう、魚骨達 日本再上陸!

 

 

 

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 そう言えば、Fuji RockでのFishboneは凄かったなぁぁ。ってライブが凄かったのはもちろんだが、アンジェロの生活サイクルも凄かった。 前夜祭からスキャフルキングと共演、その後はワールドレストランでTrojans Gazと酒を遅くまで飲み続け、次の朝一発目のGreen Stageでいつも以上のテンションでライブやって、いつもと同じ様にオーディエンスへダイブしてるんだもんなぁぁ。 同じ事をその同日夜にもWhite Stage再登場でやっていた。 いやぁ、参りました。

 そのFuji Rockからわずか3ヶ月後のFishbone日本再上陸。“アンジェロ再び日本で大暴れの巻”始まり始まりぃぃ〜〜〜〜!!! っと思いきや月曜日のLiquid Roomのフロアーは「お客さんちょいと少な目??? これじゃぁ、恒例のアンジェロダイブも今日は見れない??」っと心配するほどの寂しさ...

 そんな心配してる中、Fishbone登場。

 もろ「肉喰って生きてるんじゃぁぁ!!」っと主張してるかのような野蛮人体型ルックスなメンバー達(アンジェロに関しては“肉”って言っても“人肉”食ってんじゃないの?!?!)。肉付きの良い体型のメンバーを見てると改めて“Fishbone魚骨”という名前の由来が不思議になる。知ってる方いたら教えてよ。

 まずは1曲目"Behavior"!!!!! 始めっからハイテンションのアンジェロに煽られるとお客さんも黙っちゃいない。あらら?? 少ない動員数なんて心配は御無用。盛り上げ&客煽り上手なアンジェロにお任せ。あっという間に元気な若者達はアンジェロの狂気のハイテンションぶりに洗脳されるかの様に連れていかれる。

 始めはネクタイ&スーツ姿のアンジェロも1曲プレイする度に、一枚脱いで、また1枚。2曲目の"Aids and Armageddon" 3曲目の"Everyday Sunshine"とハイテンションさは続き、恒例のアンジェロダイブも(無事?)披露され、服も乱れに乱れ出し、早くも5〜6曲目には恒例の半ケツ状態。飛ぶは跳ねるはで「危ない、危ない、全ケツまでパンツ下がってまうで?!?!?!」っと心配したのは... たぶん俺だけ????

 アンジェロダイブはその後も1〜2度されていた。(ところで、巷の噂で「日本のライブハウスのほとんどではアーティストがダイブをするとライブハウス側に10万円/1ダイブの罰金を支払う」って聞いたことがあって「だからIggy Popは毎晩ライブをする度に10万円の出費を覚悟してる」ってのも聞いたことあるんだが、これって本当のことだろうか? じゃあ、この日のアンジェロはいくらの罰金? Liquid Room側の人もいちいち数えてらんないよ。) もうアンジェロのダイブは水戸黄門が印篭を見せるのと同じぐらいのお約束アクション。今回のライブでの僕の希望としてはオーディエンスの頭上をサーフィンしたままLiquid Room後方のバーカウンターまで行ってほしかったな。(僕が10年ほど前アメリカで観たときは体育館での演奏で、その時アンジェロは観客の頭上を泳ぎ続け、会場の一番後ろのバスケットコートまで着いた。その後いくらたってもステージに戻ってこず、ステージに残っていた他のメンバーが観客に“Bring Angello back to the stage!!!!!!『アンジェロをステージに連れ戻せ!!!』”って叫んでいたのは今思い出しても笑える。ちなみにその時の前座はPrimasだった。)さて個人的な昔話はここらへんにして、今回の公演に話を戻そう。

 その後もいつものFishbone節が続く。気持ちの良いSkaとヘビヘビなROCK!!、アンジェロの半分雄叫びのようなラッパッパ〜(Rapping)なボイスが被さる。FRFでも披露されていたアンジェロのテルミン!!!最高!! テルミンの演奏方法ってそもそも手を動かすだけなんだけど、アンジェロは体全体動かしてるようでその演奏スタイルがきちんとダンスになって見えた。テルミンはアンジェロの為の楽器(玩具?)じゃないのって思ったほど。

 その後も踊れる曲はもちろん、じっくり聞かせるナンバーもあれば、一緒になって掛け声を叫びたくなるような曲などを入り混じらせて"Sunless Saturday"に突入。観客ステージに上げるはで『楽しい暴動』状態。この曲ではまるで演奏に合せて歌うのではなく、アンジェロの先走るボーカルに合せてメンバー全員が演奏するといった感じ。オリジナルよりも数段ハイスピードバージョンでのプレイ。そこで本編終了。 ここで昔なら“全てのパワーを使いきっているのでアンコールは無し”というのがFishboneのお約束だったのだが... どう考えてもまだまだ聴きたい曲がいっぱいある!!!!

 Fishbone再登場!!!!!

 日本の兄弟バンド(?)のスキャフル キングも飛び入り参加で、(“よっ!! 待ってました!!=g) "Lyin' Ass Bitch" ラ〜ララ、ラ〜ララ、ラララ〜♪ やっぱりFishboneのヘビーSKAが一番気持ちが良い!!! スキャフルキングのメンバーも最後は客席ダイブ! 畳み掛けるように次は、僕個人的にも「Fishboneの代表曲」とも言える"Party at Ground Zero"に突入。このアンコールの2曲共が15年も前の曲とは思えないぐらい、今聞いても古く感じない曲だ。こんな最高な一緒に唄えて一緒に踊れるパーティーソングはめったに無いよ。

 アンジェロの「ド〜モ、アリガトッヅァイベッバッズュギャボォゥアァァァァ!!!!!!!!!」の雄叫びで再度メンバー達はステージを降りた。 が、まだまだ観客達は力が有り余ってるよう(どこにそんな力が有り余ってるの? 最近の若者ときたら、、、)で、“FISHBONE”コール!!!!!! 昔ではFishboneがアンコールに応える事なんて想像できなかったが今回はなんと2度目のアンコールにも応えてくれる。Fishbone再々登場!!!!! 最後は90年代に入ってからのFishboneの新しい局面が全面に見られるHeaviest Rockナンバー"Servitude"でメンバーもオーディエンスも最後のパワーを使い果たす。メンバーが演奏を続ける中一人一人がステージを去っていく。最後はアンジェロ1人が残ってオーディエンスに吠える、「ドモ、アリガトッザァッギッボォアァァジュァジャァァァ〜〜〜〜!!!!!!!!!=v(これ叫んでる時の表情がまたまた「肉食人種です!!!!!」っと言わんばかりの顔。恐いんだけど微笑ましいんだよなあ)

 これにて20世紀最後の“アンジェロ再び日本で大暴れの巻”お終い、お終い。

 ところで、ライブ後にフッと思ったのが「そういえば“Mixture”って流行った頃ってあったけど(今でも??)、Fishboneってその先駆者の内の一組だったよなあ。」って昔を懐かしんでしまった。 だってRed Hot Chili Peppersなんかも始めは“白人版Fishbone”って印象あったもんなぁ。 そういう事を思い出してると"Living Colour" や "Limbo Maniacs" "24-7 Spys" "Urban Dance Squad"(ハードなところで現役"Bad Brains")なんかの事思い出してしまいました。あの周辺の“黒いROCK”軍団は格好良かった。(で、この“黒いROCK”って言い方も、もともと“ROCKは黒人の物だったんだ”ってところまで話がさかのぼって話が長くなってしまうのでここでは省略だが... ※また決して人種で音楽の好き嫌いを決めてる訳ではない。) 本当にあの“Mixture”は自然に発生した音のようで嫌味じゃなく格好良かった。(個人的にはその後出てきた“みくすちゃ〜”って呼ばれる音はどこか無理があって素直に聴けなかった。)

  今回のオーディエンスを見ていると、そんな昔からのファンというわけでもなく、かなり若いオーディエンスが多かったと思う。昨今のSKA(〜コアって言うの??)のブームからの流れなのか、それともFuji Rockで始めて観てFishboneの格好良さに魅せられた人達なのか、どちらにせよこの“魚骨”達が約15年もの間、混ぜまくった音の塊は今のROCKの流れを語る上で重要な位置にいることをいろんな人に分かってもらえると良いなと思った(そんな事思う俺って、もうオヤジってこと??)


report by nishioka and photos by hanasan
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