Music Journey of Morgan Fisher for a minute...
vol.2 -- part6 --
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わずか1分の曲を作って、それを60曲集めるという、考えてみれば、実にシンプルで、遊びのようなプロジェクトだ。が、ここに集められているのは信じられない音楽の数々。それは、まるで音楽の旅のようなものだった。しかも、音楽が時間の概念さえをも超えてしまっているのに驚かされる。素晴らしい音楽に与えられた1分にはそれ以上のものを感じることができるし、同時に、何分も続く音楽の意味さえも疑ってしまうようにもなる。
「例えば、JVCがワールド・ミュージックのシリーズCDを作ったことがあるんだよね。そのサンプラー・アルバムも発表しているんだけど、そこにはこのシリーズの曲が少しずつ入っていて、その曲を途中で簡単にフェイド・アウトさせているんだ。これなんて、はっきり言って退屈だったよ。というのは、それぞれの曲がそういった短い長さで完結されることを想定して創られてはいないからさ。でも、このアルバムでは、1分の長さが想定がされていて、始まりと終わりがきちんとあるわけだ。だから、そのなかに完全なストーリーを封じ込めることができるわけさ」
おそらく、それが理由だろう。このアルバムに収録されているレヴェラーズのトラックを聞いたときに、ある種の違和感を感じだものだ。
さて、現在、モーガン・フィッシャーは日本に住みながら、様々な音楽を手がけている。その詳細は彼自身のホームページで、チェックしていただければチェックできるはずだが、自宅にあるスタジオで主にヒーリング系と呼ばれる作品を作っているようだ。といっても、今までの彼の言葉からも想像できるように、彼にとってそんなジャンルは表層にしかすぎない。例えば、昨年発表した『reシリーズ』(『relax』、『refresh』、『recharge』と『rebalance』というアルバムの数々を示す)の完結編となった『remix』にしても、とてつもなく雑多な音楽がモーガン・フィッシャーというフィルターを通して紡がれながら、独特の音楽世界を築き上げている。これを単にヒーリング系だなんて呼んだら、あまりに無節操だ。
「まぁ、こういった作品作りやCM用の音楽を作曲したり... これだって考えたら、わずか15秒やそこらで完結させなければいけないんだから、『ミニチュアーズ』の延長線のようなもので、ずっとそれにとらわれているかもしれないけど...(笑)」
と、あくまで自由に音楽生活を楽しむモーガンには、どこかボヘミアン的なところを感じさせながら、飄々と活動を続けている。しかも、音楽にとらわれない彼の才能には舌を巻くほどまでに驚かされるのだ。近年のアルバム・ジャケットなどのデザインから、そこで使用されている写真やアート・ワークまで全て自分で制作。それがまた素晴らしい。そんな彼がこれからどんな音楽世界を私たちに見せてくれるか、期待に胸を膨らませていても間違いはないだろう。
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interview and photo by hanasan
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