button Interview with 中山うり (8th Nov. '06)

アコーディオンを抱えたシンデレラ・ガール?

- part3 - 【フジロック】


 中山うりの名が世間へと轟き始めたきっかけのひとつであり、自身の大きな転機となったのがフジロックへの出演だろう。彼女にとってフジロックとはどのようなモノだったのか。まずは出演者としての感想を聞いた。

 フジロックは見に行ったこともなかったし初めてだったんです。想像以上に山の中だし、ステージまでも歩くし... 本当にここでやるんだ...、大丈夫かなぁと思った(笑)。リハーサルもないし、(ライブが)1日目だったんでバタバタして心の準備が整う前に出番がきましたね。だから本当に早かったです。でも、モチベーションは今までで一番でした。アヴァロンって坂になってるから、ステージから見ると(木々に囲まれた)空が穴が空いてるように見えるんですね。演奏しながら、なーんだこれって思いました。良かったですね。

 無事出番を終えた後はゆっくり客としてフジロックを楽しんだという。客としてのフジロックの感想を。

中山うり  1日目の夜中にやってたサケロック星野源君。あれは感動しましたね。すごい昔にサケロックと2、3回くらい対バンしてたことがあって、そのときから、あの不思議な魅力が好きです。星野源君が一番心に残ってますね。あとは何見たっけなぁ。1日目はもうぐったりしっちゃってたからなぁ。...あっ、マルコス・スザーノ見ました! あれもアヴァロンですね。野外だからっていうのもあって、みんなトランス状態なんですよ。あと見ている人も普通のお客さんじゃないっていうか... 違いますね。自分たちが演奏してるときも、この人ただの音楽好きじゃないな、みたいな(笑)。本当に楽しみに来てるっていうか。それが嬉しかったですね。

 夜は一般客と同様にキャンプサイトで過ごしたそう。夜はグッと冷え込むのがフジロックの特徴の1つだが、そんな中1日中半袖で過ごしたというメンバーがいたという。

 あああ(笑)。そうですね。前日に練習してて、翌朝一番で出発するって言ったのに、ドラムとギターの子が練習後にそのままどっか飲みに行っちゃったみたいで。1時間くらいしか寝ないで、手ぶらで着替えも持たずに遅刻してきたんです。信じられないですよね。夜は寝袋もないから下に敷いてたマットを布団みたいにしてました(笑)。

---- さっき話していたお客さんが違うっていう話に戻りますが、実際どの辺が違いますか?

 なんなんですかね。まぁ解放されてるのはあるんでしょうけど。あとで言われたんですけど、私とかみたいに全然知らないアーティストを発見できて楽しいって言う人もいましたね。リアクションも温かいです。自分も他のアーティストを見てていつもより楽しかったというか。他で見たらどうなんだろうって(笑)。外っていうのは大きいかもしれないですね。

---- 全く知らないお客さんの前でやることに対して怖さはありませんか?

 ワンマンの直後だったっていうこともあって、楽しんでやろうっていうのが自分の中でありましたね。ワンマンのときは2時間歌い切ろうっていうのがあるんですけど、フジロックは45分しかないからそのなかで楽しくやろうっていうのがあって。それが伝わってくれてたのかなって思いますね。

【世界観】


 持ち曲や曲作りの話題から、編集長hanasanが何より気になっていたという中山うりの世界観へと話は広がる。老若男女を魅了し続ける歌姫は何を思い、考え、歌にしているのだろう。

中山うり  しばらくやっていない曲と合わせると25くらいあるんじゃないかな。昔やってて、全然やらなくなっちゃった曲とかあるんで。曲作りはメロディーが先ですね。昔は全部同時に作ってました(笑)。"歌を忘れたあなたへ"は一番古い曲なんですけど、あれは全部同時です。歌詞とメロディーとコード...、全部15分くらいでできちゃいましたね。"ブルー・ヴォヤージ"はたしかアコーディオンから作ったのかな。普段はピアノとか、鍵盤から作ることが多いです。

hanasan:ずっと聞きたかったんだけどさ、あなたの言葉はどこから出てくるの?まだ若いのに...、その... 大人っていうか。歌を聞いていると絵とか映画を見ている感じがするんだよね。どこにその絵があるんだろうって。そういうのがすごい気になった。

 そうですね... 前にホームページで絵を描いてもらったことがあるんです。古くて空が見えるアパートに猫がいて、街灯の光る夜の街角には私がいてアコーディオンを弾いている... 私の持っているイメージを絵描きさんに伝えてそんな絵を描いてもらったんです。その絵の完成度がまた私の想像以上でインスピレーションが沸きましたね。このことが今の歌詞の基盤になっているっていうのはありますね。あとフランスのアニメ映画で台詞が全然ないベルヴィルランデヴーっていうのがあるんですけど、あれはハマりましたね。音楽も良いし。ジャンゴみたいな絵とか出てくるんですよ。そこに出てくる街並みとかすごい好きで、そこからインスピレーションを受けた曲もあります。"マドロス横丁"はベルヴィルランデヴーに近いかも。

Interview by funabashi and photos by sam & ikesan

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