button Interview with ザ・50回転ズ (4th Mar '06)

ブルーハーツから始まったんです

- part1 - 【ラモーンズに至るまで】


ザ・50回転ズ
――みなさんはラモーンズが大好きと言うことで、ラモーンズにたどり着くまでの音楽遍歴を聞かせてもらいたいんですが。

ダニー:ボギー君!

ボギー:おぅ!おれから行こうか。ブルーハーツを中2か中3のときに友達のお兄さんにカセットを借りて、好きになって。ブルーハーツが好きなクラッシュやピストルズやらパンクを聴いて、それでラモーンズも聴いて。初めてラモーンズ聴いたときはものすごい衝撃を受けなかったんですよ(笑)。やっぱ僕も今の子だから、今の音楽と比べると音がショボく聴こえて。低音も高音もないし「あれ?これがパンクなんや?」って寝かしておいたんですね。高校の終わりくらいに改めて聴いたら良いと思って――耳が肥えたんですね。

ドリー:元々は歌謡曲です。親父がレコードをいっぱい持っていて、昭和の歌謡曲とか、ビートルズとかローリング・ストーンズとか親父が聴いていたのが頭に残ってて、自分から洋楽に接したわけじゃないですけど。中学のときにブルーハーツが大好きで。デヴィッド・ボウイやニューヨーク・ドールズも好きでグラムとパンクがかぶってきて、そこからラモーンズって感じですね。高校3年生くらいのときで。初めは地味だと思いましたよ。ニューヨーク・ドールズの方が派手なんで。「これがパンクなのか?」って感じだったけど、聴いていくうちにポップで馴染んできた感じです。

ザ・50回転ズ ダニー:それでは参りましょうか、音楽遍歴。いっちゃん最初はオカンのフォーク・ギターですね。オカンにコードを教えてもらいつつ、吉田拓郎とかかぐや姫の歌本を見ながらEPレコードを聴いて弾いてました。中学の1年くらいですわ。中2のときに偶然ドラマの主題歌でエレファント・カシマシの曲、"今宵の月のように"を聴いて「これはすごい」と思ってエレカシを追跡し始めたんです。ただ、こっからラモーンズに行くのはまだ先のことでした……(パンパンパンと拍子)。

 ……エレカシから全然広がらずに、エレカシばかりで。エレカシのインタビューでレッド・ツェッペリンのアルバムがええとか言ってたんですけど、琴線に触れずに手出さずに。でもギターはずっと弾いていたし、高校のときにあこがれのエレキギターを買うて、バンドしようかと思ったら、田舎の悪いところで同志がいないんです。情報が少ない中で育ったんですけど。高校で飯食ってたときに、先輩が放送でブルーハーツをかけていて、「これはスゲー!」って、エレカシがスポーン抜けて、飯持ったまま放送室行って、そしたらおれのことをシバキにかかろうとした先輩が流していて「気まずい、これヤバイなあ」と思ったけど、これ何ですのん? って聞いたら教えてくれて、昼休みだからそのまま「ニシザワ」っていう電気屋とレコード屋が一緒になっている店で『Live All Sold Out』を買うて、ブルーハーツにどっぷり行くんですけど。

 ブルーハーツやハイロウズを一通り聴いたときに、インタビューを読むと、チャック・ベリーとかブルースとか言うわけでしょ? じゃ、聴いてみようかなと。で、そのうち高校で上手いことバンドを組めて。先生と。公立の学校の教師ですよ。ラモーンズカットで、ベスパ乗って、革のヘルメットかぶって細いスーツ着た美術教師なんですけど。美術教室に行ったら、サンハウスがあって――ブルースのサンハウスもあったし、めんたいのサンハウスもあって、ラモーンズもあって……そこでようやっとラモーンズが出てきた!「何ですの?」って。"ロックンロール・レディオ"を聴いて、これは凄い! でもやっぱり地味だなって思って。やっぱり現代っ子はそうなんですよ。"電撃バップ"も最初はいまいち来なかったんです。でも、聴けば聴くほどですわ、まるでスルメのように来るんですねぇ。
--> Part 2

Interview by nob and photos by ryota

The Ramones
Ramones

"Ramones"
(US import / 国内盤)
The Ramones

"End of the Century"
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