Interview with Dennis Morris - Lively Up Yourself - Bob Marley 60th birthday exhibitionによせて (16th Feb. '05)
- Part 2 -
「シンプルでいること。これは僕の生き方でもあるね。」
---- ボブ・マーリーの写真を撮り始めて、何かやりづらさを感じたこととかありますか?
「いや、特には。ごく自然なプロセスだったよ。彼が動いて僕がただシャッターを切る。本当に自然なことだったね。」
---- でも、たまに、“ああ。ここは撮っちゃマズいかな”“これはやめておこうかな”と思うような時はなかったですか?
「うーん、ないね。すべて自然にことが運んでいったよ。その事が、ボブが僕の写真を気に入ってくれていたんじゃないかな。彼は、僕がそういうこと(撮影しても良いかまずいかという状況を感じ取る事)に非常に敏感だ、ということを理解していたし。」
---- どうやって、撮影しても良い状況とか悪い状況とかわかるんですか?
「natural instinct(本能)さ。君にはあるかな?」
---- え?(ドキ)
「まあ、フォトグラファーでいるには、それがアートであっても報道であっても、その人が何を考えているか、とかこれからどうしたいのかという状況を知り、見極められるようにならないとね。」
---- うーん。私なんかは、結構被写体と距離を置きがちになってしまうんですよねえ。
「写真は距離をとるものじゃないよ。 接近するものさ。」
---- …(いえ、そうなんですけどね…)
「いい写真を撮ろうとするなら、被写体に近づかなくちゃ。」
---- そうしようとはしてるんだけど、時々、妙に距離を置いてしまうんですよねえ。
「それは、きっと君が写真を撮る時に被写体の事を考えすぎてしまったり、リラックスして撮影できなかったりしてるんじゃないかい?」
---- …(そうです。)
「僕が撮影をするときは、まあ、スタジオで撮影したことはないけど、時には写真を撮り始めるまでにものすごく時間がかかるときがあるよ。相手と話をしたりしてね。で、撮影にいいタイミングが来たなと感じたら撮影を始めたりするね。そうかと思えば、時には、さっさと4・5ショットで終わってしまったりするときもあるよ。5ロールじゃないよ(笑)。例えば、あの窓のところにある写真(ボブ・マーリーがジャンプしている写真)ね、あれは4ショットだけさ。」
---- え?!4ショット?!
「ボブが“君に自由を見せてあげるよ”って言ってジャンプし始めて、そして僕がシャッターを切って、それでおしまいさ。」
---- ひええ、すごいい。
「シンプルだろ。彼は自由であること、自由でいることはどういうことかを表現していたんだ。自由というのは誰に対しても開放的になれるということさ。そして、シンプルでいること。これは僕の生き方でもあるね。」
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Interviewed and photo by izumikuma
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