遠藤賢司
不滅の男、エンケンの声を聞け vol2.
-- part6 --
何度か『絵柄』という言葉もでてきたが、エンケンが表現するのを目指す風景はどん
なものなのだろう。
「原始時代に炎の前で『今日の御飯はおいしかったなー』ってみんなで歌い始めたのが音楽の根本だと思ってるんだ。そういう意味で俺は、サッカーが好きなんだけどね。サッカーも一番初めに、飾っておいた敵の大将の頭の骸骨をお祭りのときに蹴ったとか。俺はそういう場面を常に歌いたいんだよね。それが自分の心を叩くってことだと思うんだけど。それは何億年経っても変わらないって、俺は思ってるんだ」
「俺は赤ちゃんが産道からでてきたときの、『ウワー』って声が一番の音楽だと思ってるんだ。出てきたときに、上からいろんなやつが見てて、『これはナンダヨー』って思うじゃない。それまで羊水のなかにいたのが、グーってくぐってきて、真っ白の世界に出る。これ以上のロックンロールはないよ。“夜汽車のブルース”はそれをイメージして作ったんだよね。夜汽車って、ガタゴトって、山道を真っ暗闇のなか走っていくわけじゃない。まわりは得体の知れないものが通りすぎたりして。意識はしてないけど、赤ちゃんって出てくるときそうだと思うよ」
原始時代の叫び声に赤ん坊の産声。もしかしたら、エンケンの曲がもつ無尽蔵のパワーは、生きていることそのものから来ているのかもしれない。
「音楽をつくるほうは、その瞬間しか描いちゃいけない気がするんだ。俺が好きなのはそういう音楽。MC5も、ブルー・チアーもそうだもん。本当に原初的な、どうして音楽ができたかって、そこだけしか描いてないものね。『なんで俺は歌ってるんだ。嬉しいんだな、悲しいんだな』って、それさえ歌えれば最高だよね。それを続けられたら99までやりたいよね。できるかどうか確信はないけど。それがなくなったら、本当にギターを弾きたくないってことだし、歌う必要もないってことかも。もちろん他になにかを、例えば漫才や映画の脚本を書いたり絵を描いたり小説を書いたりするかもしれないけどね。でも俺は音楽大好きだから、俺にとっては宗教だからね。自分を一番表現でき、つまり生きてることを実践できるのは、音楽だから」
interview by rad and photo by hanasan
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mag files :
photo report (04/04/08 @ kameria hall) : photo by izumikuma
photo report (04/01/31 @ Kichijoji Star Pines Cafe) : photo by hanasan
エンケンは... 永遠に不滅です! (00/9/13 @ Shibuya On Air West) : review and photo by hanasan
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The official site of
Kenji Endo
http://www.enken.com/
live schedule : (予定)
guest : Shigeru Suzuki
5/25 (tue) : Kyoto Takutaku
5/26 (wed) : Shinsaibashi Club Quattro
5/27 (sat) : Nagoya Tokuzo
6/3 (thu) : Shibuya Club Quattro
*詳しくはこちらでご確認ください。
previous albums :

"四畳半ロック" デビュー30周年セルフカバー作)
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The latest album is ;

"純音楽一代 遠藤賢司厳選名曲集"
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