遠藤賢司
不滅の男、エンケンの声を聞け vol2.
-- part5 --
●ずっと歌うことを続けてきて、どこか辛くないですか?
「辛いよ。歌うってことは、自分の好きなことで、それほど辛いことはないでしょ。だって歌うことだって、写真を撮ることだって、文章だって、映画だって、誰でもやろうと思えばできるんだもの。そういう娯楽において、それを続けるっていうのはものすごく苦しいよ。だって敵だらけだもの。誰だって歌えるんだもの。ある意味、瞬間芸を二時間か三時間できるかってことじゃない。それはやっぱり努力がいるよね」
「努力するには、その人の絵柄があるかどうかだよね。その絵柄を持ってるっていうのは、すごいアンテナを持ってないといできないと思う。あらゆる物に対して素直な感性を持っていなかったら、絵柄っていうのは絶対出てこない。その絵柄を描くための努力が、俺は才能だと思う。努力するやつがやっぱり才能があるやつなんだと思う。それを日本人は全部ごまかしてるよね。努力するやつはダサい、汗を流すやつはダサいと思ってる。全部逃げてるよね。でも大多数の人は(実際は)みんな努力してるよ」
●これだけ長くやってきて、どうやってテンションをキープしてるの?
「もちろん自分のため。自分のためにやるからには、後で後悔しないようにキッチリやろうって思ってる。それだけ。まあその前に描きたい絵柄があるからだけど。ずっとね。どんなに頑張ったって、できないときも絶対あるよ。いいときも、自分のなかで本当にすごくいいときもあるし。とりあえず、ステージに立っちゃった瞬間は精一杯やるしかないものね。だからいい場所だと思ってるの。逃げられないじゃない、絶対。すごくいい場所だよ。それだけにものすごく厳しい場所じゃない。あとで『逃げちゃったよな』って思ったら、うまい酒なんか飲めないから」
今年でデビューから35年、長い間ステージに立ち続けてきたエンケン。もちろん、そこにはプロとしてのお客さんへの真摯な姿勢がある。
「お客さんだってお金を払ってくるんだもの。俺の歌を聴きに何百人って来てくれて、それぞれの人生において一生懸命かせいだお金だもの。それを何千円って払って来てくれるんだもの。それはありがたいよ。それはプロだったら一番大事にするべきだと思う。お客さんが二人しか来なかったとしても、その人たちは人生をかけて来てるんだよね。『ちゃんといいステージやってくれよ』ってお金払って来てるわけだから、気持ちよく返してやりたいよね。瞬間的な友達だもの。おばさんだろうが、おじさんだろうが、若いやつだろうが。『あいつ一生懸命やってたな、俺もがんばろうかな』って思ってくれたら、俺はそれだけで十分だと思うんだ」
interview by rad and photo by hanasan |
mag files :
photo report (04/04/08 @ kameria hall) : photo by izumikuma
photo report (04/01/31 @ Kichijoji Star Pines Cafe) : photo by hanasan
エンケンは... 永遠に不滅です! (00/9/13 @ Shibuya On Air West) : review and photo by hanasan
|
The official site of
Kenji Endo
http://www.enken.com/
live schedule : (予定)
guest : Shigeru Suzuki
5/25 (tue) : Kyoto Takutaku
5/26 (wed) : Shinsaibashi Club Quattro
5/27 (sat) : Nagoya Tokuzo
6/3 (thu) : Shibuya Club Quattro
*詳しくはこちらでご確認ください。
previous albums :

"四畳半ロック" デビュー30周年セルフカバー作)
|
The latest album is ;

"純音楽一代 遠藤賢司厳選名曲集"
アルバムのチェックする?
|
|
|