遠藤賢司
不滅の男、エンケンの声を聞け vol2.
-- part3 --
●どうして純音楽って言葉を使おうと思ったの?
「俺は自分のことをフォークだとか、ロックだとか、パンクだとか言われて。LPを区分けして、"ロック・フォーク"とか分けてるじゃない。俺はそんなのなくていいなと思ってたの。ちょっとは(ジャンル分けも)必要かなって部分はあるよ。でも、俺自身のなかでは遠藤賢司の音楽だってずっと思ってたの。遠藤賢司(のジャンル)は昔からロックだったり、パンクだったり、生ギターやったからフォークだったりとか。俺の中ではまったくないんだよ、そういうのは。叩くっていうことが根本だから。音と言葉がちゃんと両立して、ふたつがぶつかりあって、自分の心に来て、聴く人を納得させる音楽じゃないといやなのね。それで、二葉亭四迷の言文一致運動にひっかけて、言音一致の純音楽っていう。純音楽っていうのは、何のジャンルも関係なく、自分のやりたい音楽をやるっていう意味なんだよね。そのとき言葉と音が一致してなかったら、いいリズムはでてこないから」

前にも出て来た『叩く』と、『リズム』。もしかしたら、これが純音楽家エンケンのキーワードかもしれない。
「俺がそのあとに考えたのは、人間って悲しいときって足音がトボトボしてるじゃない。で、嬉しいときは調子にのってトントンって歩いてるじゃない。悔しいときはコンチクショーって。これはすごい人間のリズムの根本だなって思った。フォークだとか、ロックだとか、ファンクだとか言われるんだったら、自分を通してなんでもやってみたいから、俺は純音楽にしようと思って決めたんだ。純音楽=遠藤賢司の音楽でいいんだけどね。でも、純音楽っていうジャンルがあってもいいなと思ったの。いろんな音楽を好きで演奏してる人も多いわけだから。みんな音楽家だっていうのが基本にあるんだけどね。犬でも猫でも。喧嘩して怪我したら狼だって三本足でヨロヨロ歩いたり、片目でフラフラ歩いたりするわけだもん。それもものすごい音楽だもんね。死ぬまでみんな音楽を、心臓の音と同じように奏でながら生きて行くわけだから」
『リズム』について、エンケンはこうも話してくれている。
「俺は本読むのすごい好きなんだけど、やっぱりいい文章ってその人のメロディが聞こえるもん。こいつは本気で書いてるなってわかると、すごくリズムが響いてくるよね。それは夏目漱石でもそうだし。志賀直哉の『リズム』って文章があって、1ページ半くらいのほんとに短編の短編なんだけど。『どんな文章でも、ペン先からその人いいリズムが伝わらないかぎり、いい文章は書けない』ってことが書いてあって。俺はその通りだと思う。俺のなかでは小説も、映画も、人間の付き合いかたも、猫でも犬でも、いいリズムをもってぶつかってくれる音は、リズムとして好きだね」
interview by rad and photo by hanasan |
mag files :
photo report (04/04/08 @ kameria hall) : photo by izumikuma
photo report (04/01/31 @ Kichijoji Star Pines Cafe) : photo by hanasan
エンケンは... 永遠に不滅です! (00/9/13 @ Shibuya On Air West) : review and photo by hanasan
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The official site of
Kenji Endo
http://www.enken.com/
live schedule : (予定)
guest : Shigeru Suzuki
5/25 (tue) : Kyoto Takutaku
5/26 (wed) : Shinsaibashi Club Quattro
5/27 (sat) : Nagoya Tokuzo
6/3 (thu) : Shibuya Club Quattro
*詳しくはこちらでご確認ください。
previous albums :

"四畳半ロック" デビュー30周年セルフカバー作)
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The latest album is ;

"純音楽一代 遠藤賢司厳選名曲集"
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