The Captains Interview
- part.2 -
「言葉ではいい表せないロック的なものが好きです - ヨースケ」
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ヨースケ(以下、ヨ): 「音楽が昔からすごく好きなんですけど、心が情熱が動くっていうか、昔、ユニコーンがすごく好きだったんですね。ユーモアがあって入りやすいものが。今破壊的なものであったり、衝動的っていうか、言葉ではいい表せないロック的なものが好きですね。ゆらゆら帝国やナンバーガールが好きなんです」
●ヨースケさんのドラムには、MAD3とかギターウルフみたいなガレージなのを感じるんですが
ヨ : 「好きですね。好きですけど、やっぱり、そこまで詳しくないっていうか。でもGSを始めたときに、やっぱりGSに対する知識がなかったんですけど、伝説が面白いなあって。オックス(注4)ってバンドが楽器を破壊したりとか。とんでもないジャンルが昔はあったんだなって。それが今、こういう形でやれるのは幸せで、それで今の人に喜んでもらっているのは、すごいと思いますね。キャプテンズはロック的であるけれども、ユーモアもありますし、今は楽しいですね」
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注4)オックス: 「失神バンド」で有名。要するに興奮しすぎてヴォーカルやキーボーディストが競って失神して、それを観たお客さんが次々と失神するという。ライヴではあまりにオーバーヒートするお客さんをクールダウンさせるために日本のわらべ唄をメドレーでやってから、ストーンズのカヴァーになだれ込んだらしい。ちなみにデビュー前の和田アキ子がボディーガードをしていた(和田アキ子の、ではなく)とあるが本当? その他のGSバンドでは、メンバーに犬がいてステージに立っていたり、ステージで出前のラーメンを食ったとかB級バンドにはこの手の伝説が多い。
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「洋楽に近いことをやっていても、しょうがないんじゃないかなと思って - 傷彦」
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傷彦(以下、傷) : 「傷彦という名前はお母さんがつけてくれたんです。お母さんはすごくローリング・ストーンズが好きで、ブライアン・ジョーンズに首ったけだったんですよ。僕も子守唄代わりに聴かされたのがローリング・ストーンズ。そして成長するに従って70年代ロックとかグラムロック(注5)とかに入っていくんですよ。デヴィッド・ボウイがすごく好きで、いびつな感じときらびやかな感じがものすごく好きです。やっぱり世代的に90年代のロックも聴くわけですよ。グランジ(注6)とかブリットポップ(注7)とか、ニルヴァーナとかオアシスとか。そういうのをやっていた時期もあったんですけど、あるとき洋楽に近いことをやっていても、しょうがないんじゃないかなと思って、日本のロックをみたときに、やっぱり素晴らしいものがあって、そこでGSを改めて聴くわけですよ。昔もナツメロみたいな感じで聴いてたんですけど、それをロックとして捉えたときに、これは素晴らしいものだと思って、あのコスチューム、スタイル、髪型でやるっていうのに、すごい衝撃を受けたんですよ。
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それで、どうして誰も目を向けないんだろう、評価しないんだろうと思って、自分でやるしかないと思ってメンバーを集めたんですけど。やっぱりGSは日本人がビートルズとかストーンズとかに、ものすごく衝撃を受けて始めたものであって、って考えると、お母さんが聴かせてくれたストーンズからの流れが脈々と僕の中にあったと言わざるを得ないわけで。だから面白いのは、日本にはずっと歌謡曲の流れがあって、そこでビートルズに衝撃を受けたとしても、日本の中で訛りというか、混じるわけですよ。その落差が面白くて、もともと考えると、ビートルズにしたってブルースをやろうとしてリバプール訛りが入っちゃって、ものすごくポップなものになったみたいなのが、日本でも言えると思うんです。それぐらい評価されてもいいんじゃないかと」
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●バンドを始めるときは「GSやろうよ」って誘ったんですか?
傷 : 「そうです。『GSだけやろうよ』って」
テ : 「『君ベースやってくれ』、『君ギターをやってくれ』って言われて」
傷 : 「(テッドとは)もともと知り合いで、別のバンドだったんですよ」
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注5)グラムロック: 70年代イギリスで、派手なメイクとグラマラスな衣装でブームを巻き起こしたロック。T.レックス、デヴィッド・ボウイ、ロキシー・ミュージックなどが代表的で、そのサウンドスタイルや唱法は後のパンク/ニューウェーブに影響を与え、化粧と衣装は日本のヴィジュアル系に影響を与えた。
注6)グランジ: 90年代初頭、既成のハードロックに飽き足らないバンドたちが、要するに70年代ハードロックのサウンドスタイルをパンクスピリットで演奏したところ、瞬く間に世界各地へ広がった。ニルヴァーナ、パール・ジャムなど。今のロックにも深い影響を残している。
注7)ブリットポップ: 90年代中期、イギリスでブームになった。オアシス、ブラー、パルプ、スーパーグラス、スウェードなど。特に決まったサウンドスタイルがあるわけじゃないが、ビートルズ、キンクスの60年代やグラムロックに影響を受けた姿勢が特徴といえば、特徴。
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interview, report by nob and photo by izumikuma
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