PEALOUT・インタヴュー
「1回ライヴやると寿命が縮まる感じがする」
-- PEALOUTというバンドにとって、CLASHっていうのはどういう風にとらえていますか?
岡崎「高橋を前にして言いづらいなあ」
高橋「いやいやいやいや(笑)」
近藤「高校くらいの時にLONDON CALLINGのビデオ観たり、あれってモノクロだっけ?。あと、写真集とか買ってたりして。凄くスマートなバンドだったと思う。音楽的にもいろんなねえ・・・。例えば俺、ルースターズが凄く好きなのは、大江さんがいた時期から、多分、反論買うくらいに、ブルースを基調としたロックからどんどんネオアコとかニューウェーヴとかってどんどん変化していって、あのスピード感が凄くかっこよかった。たぶん、高橋がCLASH好きなのも同じだと思う。ひとつのスタイルに留まらず、いろんな音楽ジャンルを模索していくってという。まあ、PEALOUTもバンドとして、そうありたいなって三人とも思ってると思う」
岡崎「(CLASHは)結構、スタイルにこだわってないとことかが、スタイリッシュに見えるんだけど、曲とかはどんどん開拓していってる。精神的にはね、(ジョーストラマーは)凄い利口な人なんだろうなというイメージがあるんだけど、ストイックさとか、強いメッセージとか、そういうのはやっぱり外せない。初期のパンクのイメージよりも。」
-- CLASHの音楽性は、ロックステディやレゲエ、ダブなどの要素がありますが、PEALOUTとして、そういう音楽をやってみようと思ったことはありますか。
岡崎「頭の中では考えたことあるけどねえ。やってみたいなとは思うけど」
高橋「タイミングがあれば。この楽曲にはこのリズムがいいよってなったら多分、取り入れるだけの広い間口はウチらはあると思うんで。例えば、岡崎君の持ってきた曲で、レゲエのリズムでやった方がメロディが引き立つってなったら、やれるだけのバンドだと思うんで。いつかはあるかも知れないし。無理してやろうとは思わないけど、曲が引き立つってなったら、ダブであろうがレゲエであろうがスカであろうが、何でもやるだろうなとは思いますけどね」
岡崎「好きですけどねえ、家では聴いてるし。だからプレイするってなると好きなのは今までやってきたような早い8ビートだったりとか、ハードコア寄りの曲だったりとか、ピアノの跳ねる感じだったりとか、俺たちにとっては王道なのかも知れないけどやっぱり、そこを詰めたいってところがあるから、あまり横道には行かないっていう感じに今はなってきてると思う」
近藤「あまり、借り物っぽくなっちゃうと、かっこ悪いじゃないですか」
-- そのジャンルをやろう、というのは違うかな、という感じでしょうか
近藤「そうそう。軽く見えちゃうと思う」
岡崎「元から、僕らってジャンルに当てはまんない自信あるんですよ。唯一言われんのは、うるさいバンドとかね(笑)。音がデカいとかね。それは結成当初からあったから、あまりジャンルっていう考え方はない」
-- 前作「WILL」から1年近く経ちましたけど、曲作りとかはツアーでライヴでやって練り上げていくという感じなんでしょうか。
岡崎「今まではねえ、レコード会社に締め切りを言われるんで、割と宿題的に家で曲を作って、ライヴでは試さず、スタジオでこうグワーっと練って練って、レコーディングをして、その辺からでライヴでやり出すていうパターンが多かったけど、今年は変えて、とりあえずライヴでやってみようと。ライヴ毎にアレンジが変わったりするんで。だから、次は『WILL』とはまた違った世界観が出ると思う。よりライヴに近いものが」
-- そうした新曲をライヴで聴かせる新しい試みっていうのはどうですか。お客さんの反応とかはどう感じてますか?
岡崎「現場でグルーヴが成り立ってるかどうかだけだから、判断材料は。お客さんの反応とかは、俺はあまり気にしてない。新曲に関しては。ただ、知らない曲に対して、こうヴァイブレーションが生まれるっていうことは素晴らしいことだと思う。それはもう音楽の基本っていうか、音楽の一番凄いところだと思う。そういう風にリアルタイムで反応してくれるっていうのは。最後はもう、即興でやって、熱くなれるロックをやってみたい。難しいでしょうけどね」
高橋「全部(お客さんが)聴いたことのない曲を15曲くらいやってワンマンとか。それでも普段と同じくらい盛り上がれるライブができたら一番いいだろうなって」
岡崎「まだまだ、そういうリスナーがいるとは思えないですけどね。やっぱ聴きたい曲ってあるじゃないですか。どうしてもねえ。そういうとこがね」
-- ただ、PEALOUTだって、初めて観るお客さんって、PEALOUTの曲聴くの初めてだったりするじゃないですか。僕が初めてPEALOUTを観たのは、99年に、苗場で初めてやったフジロックの時だったんですよ。
3人ああ、リーヴァイス。
(※98年のフジロックでは、現在RED MARQUEEがあるところに、リーヴァイスニューステージがあった。PEALOUTの他には、くるり、WINOらが出演。ちなみに縁日みたいな雰囲気でした)
岡崎「俺が裸だった時ですね(笑)」
-- そうです。僕はその時に一発で、PEALOUT凄い、気に入ったって思いました。
岡崎「あれ思い返すと、感触良かったんですよ、あのライヴは。俺らも野外初めてだったしね。で、ピアノを始めたのもあの頃で。自分らにとってはいい転機というかね」
-- その次は2000年、雨天でのRED MARQUEEでした。
高橋「はいはいはい」
岡崎「あれも最高でしたね」
-- だから、忍野清志郎さんが毎年のように出てますけど、実はPEALOUTもっていう。
高橋「あり得ないくらい出てますからね(笑)」
岡崎「(出演していなくても)どっかにいるんじゃねえかっていう」
-- (笑)実際、キャンプとかしたりするんですか。
高橋「あのね、僕・・・1回しましたね。自分の出番が終わってテントに帰るっていう(全員爆笑)。あり得ないくらい体くさかったですね。汗びっしょりのままこう帰るんでね。でも、まあフジロックは3人とも好きだし、今年も日高さんとゆっくりしゃべる機会があって、PARKINSONSが駄目になった時に『俺が決めたから』って言ってくれて。でもまあ、それに応えるくらい俺らフジロック好きだし。それに関しては日高さんに後悔させないっていうか。毎年出てもいいだろうっていうくらい好きですからね。」
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interview by YSMZ and photo by
Q-TA
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