イタリアの闘うロッカー、Banda Bassottiに訊く -- Part1 --

Banda Bassotti

「明日BANDA BASSOTTIのインタヴューができるよ...」

 と言われたのは厚木で行なわれたRADICAL MUSIC NETWORK TOURの会場で、ちょうどTHE 3PEACEの梶さんと今年のフジロックのことを話しているときだった。

Banda Bassotti

 

 数々のベネフィットを自分たちで主催し、ときには学校建設のヴォランティアのために半年間ニカラグアにいたこともあるという。そして今でも、バンドとして活動している以外では現場仕事をしていて、そのスタイルを頑なにしている。それがイタリアでは、彼らが運営するレーベルGridalo Forte Recordsを通じてメジャーの流通に乗ることなく10万枚のセールスを上げ、ライヴでは最高9,000人以上を動員するバンドなのだ*。詳しくは8月に発売された『L'Altra Faccia Dell'Impero』の国内盤のライナーノーツに書かれているとおり。

 

 その日ロベルト・バッジオのTシャツを着ていたぼくに、ふだんは介護士をしているという山羊髭を刈り込んだギターのスコーパが、物腰も穏やかに「写真を撮らせてくれ」と言ってぼくを振り向かせ、アズーリの背番号18に向かってシャッターを切る。去年はFERMIN MUGURUZA DUB MANIFESTのサックス奏者として来日した痩身のマウリッシオが、ラクダのような優しい眼差しで「トッティじゃない」とからかう。

 BANDA BASSOTTI、つまり英語でビーグル・ボーイズ。ディズニー漫画で目の周りを黒斑に塗って囚人服を来たキャラクターで、金持ちのドナルド・ダックからいつも盗んでいる。ローマでステージの設営やとび職といった現場仕事をしながら、ナチズムや人種差別にラディカルに抵抗する活動がそのままバンドとして成長していった、バンド名はその当時の彼らの愛称なのだ。

Banda Bassotti

* そんな彼らの圧巻のライヴは、今年の苗場や厚木、高田馬場で目にした人には説明の必要はないと思うけれど、28日のGREEN STAGEともう一つの後夜祭を参照して欲しい。 最新アルバム『L'Altra Faccia Dell'Impero』のレヴューはこちらを参考に。

report by ken and photos by hanasan.

Part2へ
無断転載を禁じます。The copyright of the text belongs to Kentaro "ken" Kodama and the same of the photos
belongs to . They may not be reproduced in any form whatsoever.
To The Top.