特集 : クァンミョン・ミュージック・ヴァレー・フェスティヴァル in 光明市, 韓国
- 初日 -
韓国ロックの黎明期を体験 - part1 -
兎にも角にもオモシロイことばかり。ひとの顔見てればここは日本か!? と思えるけど、街を見渡すとやはりハングル、どうにも平衡感覚が定まらない。地下鉄を使って会場へ向かうが、文字が分からないので、駅の数かぞえて「あと7つか」、「もう着いた? あれ、さっきの駅か!」とグルグルまわる感覚先行の世界。ようやく会場に到着すると、フェスティヴァルのあいだ通訳をしてくれるパクさんという女性がボクたちの到着を待ってくれていた。そして、歩きながら彼女からいろいろ話を聞くたびに浮かび上がるイヴェントの実像、音楽の話ならどんなに複雑な話も焦点が定まる。やはり文化は共通言語だ。
初日7日はあいにくの雨。しょんぼりではあるが足取りは軽く、あっという間に会場へ到着。グラウンドに立てられた特設ステージとその状況... ポッかーん。ま、まぢで!? パイプ椅子なん? どうなんだいシット・ダウンて。デッカいステージの前にはズラーと並んだパイプ椅子の列、列、列。これがフェス慣れというものか、インディ・ロック・フェスとこの情景はどうしても結びつけることができなかった。これじゃ卒業式だよ。しかし、そう簡単に全てがうまく回るわけでなし、やはり前例が無いのだ。それを強く痛感したファースト・コンタクトかな。
ステージはメインのオープン・ステージと4つのサブ・ステージ。サブと言ってもそれぞれの環境がオモシロく、はじめに足を運んだステージ1は商店街のど真ん中。ステージとなるテントを囲む店舗に、マクドナルドやコンビニまではいいけど焼き肉屋や普通の露店が数件とくれば状況が違う。いろんな人間がここを横切るのだ。ここが完全無料の強みというか、ステージはあれど、ライヴの善し悪しは生活者に判断が委ねられているといった印象。ステージなのだからストリート・ライヴとも趣が異なり、端から見ると完全に異質ですね。
ここで見た初めてのライヴ。それが自分にとって1発目のライヴにあたるわけだけど、はじめはなんとも言えない気持ちだった。その理由のひとつ、あまりに緊張感がなさ過ぎる。かといえば音響を気にして演奏を中断し全然先に進まないということもあって、リハーサルかと間違ってしまうくらい。このあともいくつかバンドを見たが、実際リハだったり本当はライヴだったり、こっちが韓国語を解さないせいか一気にパニック状態へ。
しかしその中でもキラリと光る面白いバンドがひとつ。バンド名を聞くと"下着バンド"というらしい... いや、みんな待ってくれ! 違うんだ、そんな名前のクセにもの凄くストイックな音を出すんでビックリしたんですよ。完全にポスト・ロックの陣形で誰ひとり観客の方へカラダを向けない。ベースに女の子をひとり置いているので、見た目でも飽きが来ない。あとでhanasanと話していたのだけど、韓国のバンドは何故かバンドの中に女の子がいる場合が多い。それに関して背景に何かあるのかどうかは分からないけど、ちょっと不思議な感じ。そして、後になって下着バンド(Underwear Band)が他のフェスティヴァルにも出演するという情報を得、なかなか侮れない存在だということに気付くのだけど、商店街にそぐわない黒いオ
ーラをまとったあのバンドのインパクトは強く残った。シチュエーションが自然と活かされていたのだ。
この日は雨のためストップになったステージや次の日から始まるステージなどあり、商店街のステージを除けば稼働していたのはオープン・ステージというメインのステージのみ。ボクたちは夕方過ぎに商店街を後にして、夜から始まるメイン・アクトのスタートを待った。パイプ椅子フェス... どうなることやら。
- part2 -
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report by toddy
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