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ピールアウト "響音狂鳴 '04" @ 渋谷クアトロ (3rd Apr '04)
「瞬間」と「永遠」を同時に感じた130分 - part1 -

 ピールアウトのライヴを見ていつも思うのは、彼らが常に前進し変わり続けているということだ。自ら"ライヴイヤー"と称して年間50本のライヴを行った2003年も一度として同じものを見せたことはなく、いつも新鮮な衝撃を与えてくれた。しかし、2004年4月3日、渋谷クラブクアトロで見た彼らの進化はこちらの予想をはるかに上回るものだった。
 4カ月ぶりのワンマン、そして今年東京では初ライヴということで、期待に膨れ上がった場内。SEにかぶせるように聞きなれたイントロが流れ『爆裂世界』でいきなりフルスロットルでスタートを切った。その後は新曲、『PLANET ANIMALS』と続き、前半からビッグウェーブを巻き起こす。定番の『PLANET ANIMALS』はともかく、始めて聴かせる曲でもフロアを容赦なく躍らせてしまうのが今のピールアウトのパワーなのだ。2つの新曲を含んだ5曲を終えたところで、セットチェンジ。ピアノをベースに持ち替えたVo近藤が「去年の3月からずっと続いてます。4月の旅人」といって始まったのは『APRIL PASSENGER』だ。瞬間と永遠を歌ったこの曲は、10年間変わらないメンバーで進化し続けているピールアウトそのものなのではないだろうか。この日彼らが表現した世界のキーポイントともいえる曲となった。
 ライヴ中盤ではサポートベースが入ったり、またピアノセットに戻ったりしながらフロアの熱はどんどん上がり続け、ステージのスピードは加速度を増していった。本編の最終コーナーを回ってもレースは終わらず、2回のアンコール。お互い悔いは残すまいと、観客とステージで力をぶつけ合い、この日一番の熱風を巻き起こした『BEAT FOR YOUR RIGHT』でゴールラインを一気に走り抜けたのだった。
 意表をつくセットリストに、4つの新曲の披露。たたみかけるようにダンスチューンが続いたと思えば、心の奥からどうしようもなく熱いものが込み上げてくるような曲で会場中を黙らせる。新しい曲も久々に聴く曲もすべてが今の、いや、今日のピールアウトスタイルで表現され、一瞬たりとも気が抜けなかった。ここで起っていることすべてを自分の目と耳と身体に焼き付けたくなった。ライヴの瞬間はあっという間に過ぎていってしまうが、こうして焼き付けた思いは、ずっと自分の中で熱を持ち続ける。瞬間と永遠を同時に体感したライヴだった。
report by wacchy
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