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BEN HARPER AND THE INNOCENT CRIMINALS @ ZEPP東京 (4th Mar '04) ベン自身もダイアモンドである - part1 -
いいライブを体験するとそれから数日間、いや数週間からヘタをすると次のライブまでずっと、ある種の放心状態に陥る。結論から言ってしまえば、いままさにその状態のなかにある。それでも、彼の作品やライブへの関心を高めていくためにも書かなければならないという勝手な使命感により、やっとの思いでパソコンに向かっている。
ベン・ハーパーのライブを最後に観たのは1998年2月3日新宿リキッドルームである。黙々とプレイし、かみしめるように言葉を綴る彼の姿はとても感動的で、そこから生み出される緊張感に私はただ心が震えているのを感じていた。"YOU ARE A BEAUTIFUL PERSON." 観客の誰かが後方から叫ぶと、気恥ずかしそうに"YOU TOO."と応えるベン・ハーパー。それはその日のライブを象徴するものであったような気がする。
それから『BURN TO SHINE』を経て『DIAMONDS ON THE INSIDE』をリリース。私は2001年の来日公演を観るチャンスを逃している。だから彼のアーティストとしての進化は作品と向き合うことでしか知ることができずにいた。この来日は逃してはならない、『DIAMONDS ON THE INSIDE』に感じた何かが私の背中を押す。SHIBUYA AXでのチケットは間に合わず入手できなかったが、ようやくZEPP TOKYOのチケットを手にし、期待に胸を躍らせる日々が続いた。
そして3月4日。約2時間にわたってベン・ハーパーとイノセント・クリミナルズは、私の期待のはるか上で熱い魂(ソウル)をブチかました。
オープニングの「GLORY & CONSEQUENCE」(偶然にも1998年に私が見たライブと同じである)から最後の「WITH MY OWN TO HANDS/WAR」にいたるまで、そのどれもがアルバムにおさまっているのとは違うエネルギーと輝きを放つ。レコーディングされたものとライブでの曲との違いはどんなアーティストにとっても違いがあって当たり前のことだが、人間が年を重ねより多くの賢さや機知を身につけるかのように、ひとつの曲を成長させられるアーティストは意外と少ない。しかしベン・ハーパーは非常に高いレベルでそれをやってのける。part2
report by 竹井晶子*戻る|0速報|#Top