- イケナイコト -
観てはいけないものを観た。昼間はメチャメチャ気のいい兄ちゃんが夜になって本性をあらわし、イケナイコトをしている。そんな感じだ。
7月29日に行われた東京スカパラダイスオーケストラの凱旋ライブとなる「平安神宮奉納スペシャルライブ」が、10月26日にNHK総合で深夜に放送された。正直、もう寝そうになっていた。だが、深夜のNHK総合に興奮させられたのは確かだ。それは久しぶりにするセックスを超える興奮だった(多分)。
スカパラのライブを観るのは初めて(全員がジェットヘルメットを被っている姿は見たことがあるが)で、しかもテレビだったにもかかわらず、その妖しさに一気に持ってかれた。特別スカに詳しいわけでもないが、「これはスカを超えている」そう思った。
スカは基本的に暖かいイメージを抱かせる。デビュー当時のスカパラも例外ではなかった。ファーストの「スカパラ登場」は暖かさ、楽しさ、明るさといった雰囲気を確かに持っている。だがこの日のスカパラはそれに加え、ブランキーやミッシェルガンが持つあの独特の緊張感と似たものを持っていた。
大雨と暗闇の中で演奏する1曲目の「The Last Bandolero」、続く「5 days of TEQUILA」はもう昼間の優しい兄ちゃんの姿とはかけ離れていた。ウラ打ちの心地よいリズム。それは実はイケナイコトへと誘う魔の手だった。「CALL FROM RIO」のような暖かく優しいスカは、大人が子どもを丸め込む時に囁く甘い言葉に似ていた。そこまで妖しいオーラを持ちながら、彼らは笑う。満面の笑顔だ。「きっと楽しいから早くおいで」と言わんばかりに。
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report by taisuke*戻る|0速報|#Top