SPARKS GO GO
川崎クラブチッタ
(2/11)

 あなたはSPARKS GO GOという、日本の超かっちょイイROCKバンドをご存じだろうか?
「え〜と。UNICORNとかと仲よくて一緒にライブとかやってた人たちでしょ」
「昔はちょっとビジュアルもイケてたけど今はボーカルの前髪、けっこうヤバイよね」
「SONYに契約切られてCD廃盤になったって本当?」
 ハイ。すべて正解です。事務所はSONY内にあるので3番目の理由や真相はよくわかりませんが、まあ、近いところなんじゃないでしょうか。廃盤は確か。 で、再度質問。
 SPARKS GO GOといえば何の曲を思い出しますか?
 ここが要。自分は10年も彼らのステージを観続けているので、 あれやこれやと曲名がポンポン出てきますが、果たして何年も前にイベントで1度観ただけの人や、少しかすったぐらいの人から、曲名がすぐ出てくるのか?ちょっと不安。(『SOMTHING WILD』ぐらいは出てくると嬉しいのだが)
 デビューから早12年。(前バンドBe-Modernの活動を含めると16年)ずうーーーーーっとひたすら、カッコイイROCK。カッコイイ音楽を創り続けておきながら、今イチ、ブレイクのタイミングを逃し、一見するとダラダラとバンドを続けているようにみえる(かもしれない)彼らの最大の欠点は、その、音楽に対しての、クソ真面目さ。それかもしれない。う〜ん。要は時代に合わせて音楽性もちょっと変えようとか、老けたけど若く見せようとか、そういうめんどくさいことをする気は全然なくて、ただただ好きな音楽を好きなようにやっていきたい。というまっすぐな音楽姿勢にあるのではないかと思う。
 そりゃ器用じゃないけどさ。今でもこんなにカッコイイんだよ彼らの音楽は!!
 SPARKS GO GOとCLUB CITTA'。BLITZもAXもZEPPもない当時の都心の大きめのライブハウスといえば、ON AIRとちと小さいけれどリキッドルームとクアトロと、この川崎というヘンピなところにある、チッタだけだった。何度も何度もこのチッタでスパゴーは最高のステージを観せてきたので、新装したとはいえ、彼らがチッタでライブをやるということにはすご〜く意味がある。(しかし私の知っている、狭いロビーに外の風がビュンビュン吹き込むあの愛着のあるチッタではもうなかった...。中の雰囲気や星についたミラーボールはそのままで嬉しかったが)だからだろうか。それともこの日はうまく録れたらライブアルバムを出そうと計画していたからだろうか。92〜93年頃のライブでガンガン演ってた懐かしの曲が目白押し!! 
 まず、ライブは去年末に出した自主制作盤収録の新曲『SPEEDMASTER』からスタート。(これはライブ会場とHP通販でのみ販売のほんとのインディーズ盤)そして92年発売の初のミニライブアルバムのみ収録だった『革命列車』!!! うぉ〜〜〜っ!と驚くことしかり。めったに演ることのない曲だっただけにイントロだけでは気づかない人多し。そこから最近の新しめの曲を演った後は、もう、後ろでゆっくり観てた往年のファンも前へ突っ込ませてしまう、すごい選曲!! 夢にまで見た名曲たちの、まるでメドレーだ!『WALKING TALKING』『Tanger』『Junkfood Junkie』『2分前に戻りたい』『SAD JUNGLE』(←10年前にTVKでこのビデオクリップ見て私は彼らに一目惚れしました。泣きました。一体何年ぶりに聴けたのか!?)から、本編ラストはなんと! 場内騒然の『オレンジの夜』!! 曲終わりのサイレンの音(今日はギターでカバー)とオレンジ色のライト(当時はボーカルYACKのベースも特注オレンジ、髪の毛も金髪で立ててたな〜)とサビが印象的な、かつてライブのラストに必ず演ってた初期の代表曲。あまりの嬉しさに観客のみんなも「嬉し〜!」を連発。懐かしすぎて演奏は間違えてたけど(笑)もちろん、大合唱!
 アンコールにはこれから発売の新曲に、『るーせー隣人』そしてこれまた凄い! ビックリ!の『Automatic Generation』! これは前バンド解散後3人がSPARKS GO GOをやる前に奥田民生とお楽しみでセッションバンドTHE BAND HAS NO NAMEというバンドを組み、発売した唯一のCDに収録。B.&VO.のYACKのかっこよすぎるベースイントロから入り、G.厚也のROCK! ROCK!なギターフレーズとDr.テッチの彼しか叩けないドラムが冴えわたる、隠れた人気曲。演るのは超久々なはず。(曲の構成も素晴らしくカッコイイ)最後の最後は定番『鉛の朝』!
 演奏自体は彼らの演奏力、実力からすれば普通の出来だったのだが、こんな選曲でこられたら、演ってる方も、観てる方も、楽しくって仕方ない。いや、まだまだ聴きたい名曲が、彼らのには山ほどあるのだが。観客は相変わらず女の子が多かったけれど、バンドマンを目指す男の子にはぜひとも1度作品を聴いてライブ観てこのかっこよさを味わって頂きたい。それこそ、PIZZA OF DEATHのTシャツ着てたアナタ! あなたは正しいです。私も10代だったらダイブしてるね。きっと。みんなもすればいいのに。 突き動かされる何かが、この、30代半ばにしてROCK道をひたすら歩み続けるSPARKS GO GOにはある。道は険しいかもしれないけれど、まだまだまだまだまだ!いい音楽を創り続けていってほしい。
report by
oyumi
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