フジ・ロック・フェスティヴァル99の会場チェック
「おう、会場へ行かんか?」
 と、スマッシュの大将から連絡があったのが先週だっただろうか。97年の第一回目から昨年と、現場のディテールをチェックするために、ある時期になるとこういった連絡が彼からはいるようになって3年目。「OK!」と即答して、現地入りしたのが4月22日だった。

 ルートはスマッシュの事務所のそばにある首都高の天現寺入り口から高速入りして、北池袋方面へ抜け、そこから関越道にはいるというもの。今回は、フジ・ロック・フェスティヴァルを一緒にやっているプロモーターの一人、フランソワの車に同乗しての移動だ。実は途中、道を間違えて、一般道を走る羽目になったのだが、それさえなければ、やはり2時間半から3時間というのが東京からの距離だろう。もちろん、フェスティヴァルの当日はもっと車が混むだろうから、もう少し時間の余裕を見ていた方がいいと思うが、前日から会場入りする人にはそれで充分のように思える。

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 関越道での降り口は湯沢。でも、その前あたりから都会とは全く違った景色が目に入ってくる。まだ頂上に雪をかぶった山々や緑... アスファルトと車と排気ガスと広告だらけのぎらぎらした世界に身を置いていると、こういった景色だけでも幸せな気分になる。99年のフジ・ロック・フェスティヴァルが開催されるのはこんな場所なんだろう。

 といっても、この写真は湯沢よりかなり前のあたり。この時点では、こういった景色を見ながら、会場を想像するだけ。実際に会場入りして、ステージの特設されるあたりを見てきたら、「こんなもんじゃないぞ」と、大いに驚かされるのだが、それは後で説明することになる。

フジロック  さて、この写真は湯沢インターをでて、ほんのしばらく行ったところ。目の前にデ〜ンと広がるのは... 情けないことに名前がわからない。これって、苗場山かしら? と、思うのだが、現地の人、あるいは、このあたりに詳しい人、教えてください。

 ともかく、湯沢インターからかなり急な坂の「a long and winding road」をしばらく走って、山沿いの半ばトンネルのようなところをくぐり抜ける頃に見えてきたのが苗場プリンス・ホテルだった。といっても、ほとんど人の気配はない。道沿いにはいろいろな店や旅館、民宿、ペンションといったたぐいの看板が見つかるのだが、なかには廃屋のようなところもあって、スキー・シーズンしか人が集まらない町の悲しい一面も顔をのぞかせている。誤解はしてほしくないのだが、なにやらゴーストタウンのような気配も漂っている。もちろん、開いている店もあるんだが、こういう光景を見ていると、夏場になにかをしたいという現地の人たちの気持ちがよくわかるのだ。これは想像でしかないが、おそらく、こういった店や宿泊施設がフェスティヴァルの時期になんらかの動きを見せてくれるんだろう。そのあたり、詳しい情報はフジ・ロックのオフィシャル・ページで順次公開されるはずだ。

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 さて、今回の本部、及び、出演者の宿泊施設として使われるのが苗場プリンス・ホテル。なかには「主催者だけいいところに泊まって...」と批判をする人もいるのだが、出演者も含めて、会場で働く人たちが充分な宿泊施設を与えられないと満足な仕事ができないのも事実。97年と98年、インターネットを中心にフェスティヴァルの情報を発信するという仕事を手伝ってきて、それはつくづく思う。最初も去年も、結局、1日の睡眠時間が2〜3時間にも満たない状況で、働き続けたのがスタッフ。それが観客やフェスティヴァルの進行に役立ったのかと言えば、そうじゃないだろう。

 特に今年は、正念場といってもいい。97年の問題点をどこまで解決できるのか... そして、どこまでフェスティヴァルらしいフェスティヴァルを作れるのか... その試金石として、99年をとらえてもいいと思うのだ。「成功した」と言われようが、大将を含め、スタッフにとって、昨年のはただの「野外コンサート」であって、フェスティヴァルと呼ぶには貧弱すぎる。そんな大仕事を円滑に進行させるために全てを想定し、練りに練ったプランを立てなければいけない。それはスタッフ一同が肝に銘じていることなのだ。

 さて、写真はその苗場プリンス・ホテルの裏側。そして、その右の写真はホテルを背にして、左方向をとらえているのだが、その丘の向こうがキャンピング・エリアとなる。天気が良ければ、これほどすばらしいロケーションもないと思う。今の段階ではまだ緑がそれほど見えないが、夏になるとここがまぶしいばかりの緑色に覆われるはずだ。しかも、フェスティヴァルの時期をのぞけば、それほど人が集まってくることもないだろう。すばらしくおいしい空気を吸いながら、キャンプできるなんて、極楽のような体験になるだろう。もちろん、台風だとか、そんなことにでもなれば話は変わってくるけど、それは祈るしか方法がない。フェスティヴァルが近づけば、地元の天気予報などを確認しながら、会場に持っていく荷物を充分チェックすべきだろう。

 あと、このキャンプ場は傾斜のあるゲレンデを利用したもので、全てが用意されているオート・キャンプ場ではない。形だけのアウトドア派を気取って都会を持ち込ん来るのも不可能だし、ここで調理をしたりすることもできない。なにせここは国立公園内の敷地で、直火は禁止されている。もちろん、調理するためのスペースは近場に設定すると聞いているし、仮設トイレや水場、常夜灯なども用意し、巡回警備もつけることになっている。(はっきり言って、海外でこんなことしないぞ)が、荷物を盗まれないという保証は全くないし、それに関してはそれぞれのが自分ので責任を持たなければいけない。

 また、限られたスペースなので、テントを張る人は互いに助け合い、譲り合ってほしいと思う。なにせ、ここは完全に宿泊者用のスペースとして確保しているので、もし、誰もがバラバラにスペースを奪いあうとキャンプ地に入れなくなる人がでてくる可能性もある。互いが助け合い、愛し合うことでしかすばらしいフェスティヴァルはできないのだ。

 ちなみに、実を言うと、おそらく、ホテルでの宿泊を嫌がって、キャンプを張ってしまうのがスマッシュの大将だ。なにせ彼は完全なアウトドア指向で、かつてジョー・ストラマーをその罠にはめたことがある。そのおかげで彼はグラストンバリーを溺愛するようになり、毎年キャンプを張るようになってしまったのだ。実は、97年のフジ・ロックでも、あの台風の中、キャンプで遊んでいたのがジョー。今年は、一応、出演のためにやってくるのだが、おそらく、それ以外の時間はキャンプで遊んでいるんだろうな。

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 さて、ふつうなら、このあたりがメイン・ステージだと思えるんだが、実は、全然そうじゃなかった。ホテルの裏側、いわゆる、メインのゲレンデあたりから歩いて10分ほど(ホテルの裏手に向かって左方向に)行ったところがグリーン・ステージとなる予定。が、嬉しいのは、その途中。なんと川が流れていること。これはいいよ。もし、完全に晴天になったら、ここで水遊びもできそうな気がする。実は今のところ、それが許されるのかどうか、まだわからないけど、それができれば気持ちがよさそう。これほどきれいな水を見ていると、間違ってもここにたち小便をするような馬鹿はいないと思うけど、そうなったら最悪だ。なぜか? だって、ビキニ姿のねぇちゃんが見られないでしょ? (すいません、これ、冗談です。私、セクシストじゃありませんから)

 ステージはアスファルトの敷いてある場所を中心に建てられるようだが、そこに向かって適度な傾斜を持ちながら広がっているのがアリーナとなる部分。ステージの向こう側には山が広がり、ここに30000人の人が集まってくることを考えると、結構身震いしてしまうのだ。実に見やすい。

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 ただ、今の段階だと、ステージに向かってアリーナの奥の方にかなりの木があって、それをどこかに移動させないといけない。また、元々ゴルフ・コースだったようで、奇妙に波を打つ土地もある程度ならしてしまわなければいけない。実を言えば、この日、スタッフが会場を訪ねたのはそういった部分を確認して、工事の手配をするためだ。大将曰く「できるだけ木は切らないようにして... でも、どうしても仕方のない部分はなんとか処理しよう」ということで、動くらしい。

 ただ、ある程度そのあたりが処理できたら、すばらしい眺めになるはずだ。ステージに向かって右側の斜面をずっと登っていったのだが、そのあたりからでもきっとステージは見られるだろうし、寝転がって音楽を楽しむにはそこが一番いいかもしれない。

 また、嬉しいのは会場側の人たちが「ここだったら、いくら大きい音を出しても問題はないですからね」なんて言ってくれたこと。だいたい、ロックで音が小さいなんて、冗談以下ですから。実は、昨年使用を考えた??の里に関して、問題となったのは大きな音が出せないことだった。いくつかのバンドがあそこでも演奏しているんだが、ロック系の某バンドがやったとき、結局音を落として演奏したというのだ。なんで、そんな核心的な部分で妥協をするのかなぁ。そういうのって、バンドの良心を疑うんですよ。もちろん、どうしようもなかったといういいわけはあると思うし、地理的な問題で集客ができないとかってのもあるんだろうけど、なにかが違う。

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 で、このグリーン・ステージからホワイト・ステージに行く道も最高。方や林で、もう一方は小川。これがずっと続いているのだ。といっても、おそらく、移動する距離はそれほどじゃないと思うんだが... 実際の数字はわからないが、おそらく5分ほどでたどり着けるはずだ。もちろん、これは今日みたいに誰もいないときの話で、ここをめちゃめちゃな数の人間が同時に動けば、その限りではない。これまでもメイン・ステージのキャパシティ以上のチケットを売らないことにしているのは、そういった事態への対抗策のひとつなのだ。

 この道に沿って、流れている小川が道と重なるようになる場所がある。この日は、水量が少し多くて、簡単には渡れなかったのだが、フェスティヴァルの時にはここに橋を作るということだ。そうすることによってグリーンとホワイトとの移動時間が短縮されるのだ。

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 ちなみに、上の写真右で丸太の上を這って向こう側にわたろうとしているのが大将。これ、実は笑えない。なぜかというと、そうしないとホワイト・ステージの設置場所に移動するのにやたら時間がかかるのだ。というので、当然スタッフは彼と同じようにこの川を渡って向こう岸に移動。でも、なぜか若者組は遠慮して、年寄り連中と現地の人たちは平気な顔でここを渡っていたというのがおかしい。やっぱり、若い人って根性ないのかなぁ。(笑)まぁ、これって、年寄りの冷や水ですが...

 聞くところによると、この小川の水温はかなり低いらしく、夏でも長い時間は水に入ってはいられないということだ。なんとその水をさわって「今日は暖かいからだろうな、5度くらいの水温だと思うよ」と言ってくれたのが会場で仕事をしているスタッフの方。さすがです。

 そう言えば、この時に、夏場の状況を尋ねたんですが、「真夏でも夜になるとけっこう寒いですよ。トレーナーぐらいじゃだめですね。少なくともジャケットを持ってないと」ということだった。これはグラストンバリーに行ったときも同じで、こういった自然に囲まれているところは昼と夜との気温差が激しく、昼間はカンカン照りで日光浴ができても、夜になるとセーターやMA1ぐらいは必要となる。おそらく、ここもそうなんだろう。ましてや、雨にでもなろうものなら、97年の天神山に近い寒さが襲ってくるはずだ。このあたりはくれぐれも注意してもらえたらと思う。

 それに標高が1000mぐらいとのことで、日差しが麓よりもずいぶんと強い。だから、日焼け止めとか、あるいは、紫外線から肌を守るものも必要になるだろう。それは曇っていても同じこと。カンカン照りにでもなれば、皮膚がただれてやけどのような状況となるかもしれないし、皮膚ガンのことも頭に入れておかないと... そんな忠告はお節介に思えるかもしれないけど、97年を体験している人、あるいは、海外のフェスティヴァルで雨や嵐を体験している人には当然のこと。でも、98年のフジ・ロックしか知らない人にはくれぐれもこのあたりを考慮して、準備万端できてくれるようにお願いしたい。逆に、それじゃなかったら、来ない方がいいとも思うのだ。

フジロック  この小川を抜けて、雑草だらけの林をくぐり抜ける。そうするとでてくるのがホワイト・ステージの設置が予定されているエリアだ。林を抜けたら、そこにド〜ンとスペースがあるという感じだろうか。

 もちろん、ここも当日に向けて整理され、通路ができあがるはずだが、道もなにもないところを歩いていくというのは、なかなか大変。でも、ちょっと楽しいんですけど。子供の頃にやった探検ごっこを思い出して、心が躍るというのか... こういう場所って、かなり会場を整理しても絶対に見つかると思うので、そのあたりで遊びたい人には楽しいと思いますよ。ただ、子供がこういったところからどこかに迷い込んで行方不明になるとか... そんな心配もしてしまうんですけど、大丈夫かなぁ。いずれにせよ、子供と一緒にやってくる人は、このあたり、気をつけてくださいね。もちろん、子供たちには元気に遊んでほしいけど、会場に迷子になって、行方不明なんてこと、はっきり言って、容易に想像できますから。

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 ここがホワイト・ステージの予定地なんだけど、ここも広い。確か15000人程度の人がキャパシティとなっているけど、まぁ、余裕ではいるでしょう。また、ステージとアリーナを包み込むようにして、林が存在するというのもなかなか。

 今の段階で、地面は砂利っぽくなっているんだが、ここも危険が少なくなるようにローラーで堅くしたり... そんな作業が加えられることになるはずだ。が、いずれにせよ、もし、危険な状態がでてきそうだったら、みんなで助け合ってください。いつも思うことだけど、フェスティヴァルって、成功させるのは主催者じゃなくて、「なぜかここに来た」無数の人たち。主催者やスタッフ、ヴォランティア、マーケットの人からミュージシャンも含めて、全ての人たちがどこかでつながらないと絶対に成功することはできない。そう思います。

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 そのホワイト・ステージからさらに奥に進んでいく。このあたりになると緑の濃さも増えて、あまり人にふれられていないのがよくわかる。これも歩いて5分の距離だと思うのだが、まるで森のなかを歩いているようなもの。すると、その最後に出くわすのがField Of Heavenと名付けられたステージだ。その意味なんだが、ここにくればよ〜くわかる。なにせこの道の終わりが「天国への扉」で、ここに続く道が「天国への階段」って感じかね。ボブ・ディランかツェッペリンか... というのは、昔からのロック・ファンなら必ず口にする言葉だろう。それほどまでに衝撃的なのだ。

 まるでフィッシュがライヴをするために自然に生まれたかのようなのがこのスペース。どこよりも厚い木々に囲まれて、ここだけが神聖なエネルギーに包まれているようなもの。ここに来たときには、それだけでなにか感動してしまったというのが正直なところだ。といっても、私、まだフィッシュのライヴを見たことがなくて、実際に見た人の印象からそんな思いを寄せているだけなんですが...

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 大将が言うには、ここには環境問題のグループのテントを作ったり、まさしく天国のように誰もがピースフルでいたわり合えるような空間を作りたいとのこと。実は、グラストンバリーにもこんなスペースがあって... というか、あちらの場合はステージの代わりにストーンヘンジのようなオブジェクトが飾られていたり、オーガニックなものを使ったレストランや自然のエネルギーを使って生活しようというグループの展示場になったりしているのだが、それに少しでも近づけようということなんだろう。いわば、いろんな意味でオルタナティヴなスペースがここになると考えればいい。

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 実は、このステージに向かって後ろにはわき水があって、これがうまい。本物の天然水で、実際にこの時飲んでみたんだが、こんなのがあれば、ミネラル・ウォーターのペット・ボトルをわざわざ持ってこなくてもいいんだろうと思う。まぁ、人がいっぱいで、この水も汚れてしまうのかもしれないが、みんなが順番を守って飲めば、これほどすばらしい天国からの贈り物もないだろう。そういえば、水筒なんて絶対に必需品ですね。こんな水を水筒に入れて、一口ずつ飲む... これなんて、とんでもなく贅沢なことだと思う。

 さて、グリーンからホワイト、そして、フィールド・オフ・ヘヴンと、横並びの構成なので、天国からグリーンへの移動は大変だと思う。でも、おそらく、これ以外にステージの構成はできないだろうから、仕方がないだろう。

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 さて、中目黒で「クイーンシーバ」というエチオピア料理店を経営し、大崎で「ブルーナイル」というアフリカン・レストランを始めているのが、フジ・ロック・フェスティヴァルにはなくてはならないワールド・レストラン・エリアの責任者、ソロモン。「もっともっとアフリカのことを知ってもらいたい」と、こういったビジネスを彼が始めているのだが、そんな人たちが集まって店を開くのがこのエリアだ。これは先ほどの天国とは全く逆の方向にあって、あそこからここまで移動するのは15分ぐらいかかるように思えるけど、ここも楽しいはずだ。なにせ食べ物へのこだわりが違う... そんな人たちがここにたくさん入ってくるはずだ。

 たとえば、ソロモン曰く「着色料とか防腐剤とか... コンビニで売られているそんなものしか食べられない子供たちに、本当においしい料理を食べさせてあげたい」とのこと。しかも、自分の店ではかなりの値段のものを格安で提供しようとしているのだ。そのあたり、ただの金儲けで多くの業者がここに入っているのではないことを理解してもらいたいと思うのだ。

 もちろん、レストラン・エリアはここだけではなく、会場の随所にいろいろなものが作られるはずで、それはスタッフがこれからもっとも理想的な配置を考えることになっている。また、誤解を招かないようにしておかなければいけないのだが、レストランといっても、テントを使ったり、屋台のようなもので、こぎれいなカフェ・バーなんかではないことは明記しておきます。なにやら、昨年のフェスティヴァルで「これがレストランかよ」なんていっている人がいたのだが、たかが数日間のために家を建てる大金持ちなんかいるわけがないでしょ?

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 ちなみに、この隣にマーケット・エリアが作られて、そこを中心にニュー・バンド用のテントやダンス・テントが作られるようだ。といっても、この段階ではまだ正確な位置はわからない。詳しく決定された段階で公式に発表されるはずなので、それを待ってほしい。

 ということで、大急ぎで現地取材の様子をレポートしたのだが、これほど自然に恵まれたフェスティヴァルは日本ではなかなか体験できないだろうというのが第一印象かな。森や林に囲まれ、小川やわき水もある。しかも、どれほど大きな音を出してもいいというのだ。確かにいろんな経費がかさんでチケット代が高くなっていることは大将も認めるとおり。できるだけ安くしようとした結果があの値段なのだ。それで来たくなければ、来なければいい。押し売りもお願いもしたくはない。でも、ここに来れば、それまで誰も体験したことのないような、とんでもないフェスティヴァルが生まれるような気がするのだ。それは、97年のフェスティヴァルを前になぜBBSに「Let's Get Tother Board」と名付けたかということにつながってくる。誰もが一緒になって助け合い、いたわり合い、どこにもない平和で愛にあふれた空間を作り出す... それがフェスティヴァルの最も重要な要素だと思う。そして、この成功が次につながり、さらに値段を抑えてもっと多くの人たちが気楽に遊びにやってこられるような将来のフェスティヴァルに発展して行くはずだ。

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