朝霧ジャム : イッツ・ア・ビューティフル・デイ @ 朝霧アリーナ (4th to 5th Oct '08)
- イントロ -
国道139号線から会場へ向かう道を、大きな荷物を担いで、あるいは、ごろごろと音を立てながらキャリーカートに詰め込んで歩いている。と思えば、どうやって運んできたんだろう、大きなリヤカーを引っ張っている人もいたし、楽器を背にしている人も見かけた。開催日となった土曜日の朝11時を前に会場入りしたときの光景なんだが、シャトル・バスやツアー・バスが集まるエリアでも同じような光景が見られたようだ。そして、会場のゲートが開くとメイン・ステージの向かいにある丘が色とりどりのテントで埋められて、あっという間にちょっとした村が生まれたような感じになったといえばいいだろうか。ポッカポカに晴れ上がったこの日、美しくそびえる富士山が朝霧ジャム・ファンを暖かく迎えてくれたように思えていた。
そのメイン・ステージのエリアからちょいと離れたキャンプ・サイトに足を伸ばしてみると、すでにテントに設営も終わって和んでいるんだろう。一升瓶を持ってふらついている人がいると思えば、裸足でステージ・エリアへ向かう人も目に入ってくる。キャンプ・サイトに一歩踏み入れるとぶつかるのが、すでにお祭り騒ぎのようなこんな光景だ。しかも、「こんなにたくさんの人がいたの?」と思えるほど人だかり... といってしまえば、ちょっと大げさだが、どうやらステージ近くよりもキャンプ・エリアの方が人口密度が高いのではないかと思わせる。もちろん、全てのライヴが終わった夜ともなれば、さらに多くの人を見かけることになるのだ。なにやら、みなさん、音楽よりなにより、キャンプを楽しみにしてここに来ているんじゃないだろうかと思えるというのが正直な感想なんだが、実際のところ、どうなんだろう。考えてみれば、基本的にはわずか一泊で済むのが朝霧ジャム。筆者のように車のなかで仮眠すれば充分と考えているのは少数派なんだろうか。
かといって、音楽が盛り上がっていないわけではない。それぞれのアーティストが演奏するときにはけっこうな人が集まっているし、どうやらステージごとのファンもいるようなニュアンスも感じさせる。その一方で、ステージ前がびっしりと埋め尽くされるといった感じはなかったように思う。つねにふたつのステージをチェックできるわけもないので、個人的な体験であることをお断りしなければいけないのだが、初日のヘッドライナーとなったザ・スキャタライツの時でさえ、そう感じていた。なにせ、ステージを真正面に見ることができる好位置で踊っていたにも関わらず、周囲の人たちの邪魔になることはなかった... というのは、独りよがりな見方で、ひょっとしたら、彼らにとっては迷惑千万だったかもしれないが、嫌な顔をされたことは全く記憶には残ってはいない。まぁ、それほど酒に酔い、そして、音楽に酔っていたのかもしれないが。
今年気付いたことといえば、外国人のオーディエンスが増えたということ。朝霧ジャムがそれほど多くの外国語メディアで報道されているようには思えないんだが、インターネットを通じて、あるいは、口コミでその魅力が伝わったんだろう。それに、子連れの人たちがずいぶんと増えたことも目についた。思えば、朝霧ジャムも2001年に始まって8回目。オーディエンスの多くは、おそらく、97年に始まったフジロックの体験者でもあるんだろうことを念頭に置いて、こういった光景を見ているとすでに、フェスティヴァル文化が日本にも根付いていることの証ではないかとも思える。
いくつものステージがあるフジロックとは違って、のんびりとした雰囲気に包まれているのが朝霧ジャム。しかも、ステージ裏のテントが楽屋となっていることもあって、ミュージシャン達がアリーナに出て行くことも珍しくない。それに、仲間のミュージシャン達と和んでいる光景もほのぼのとしていて、彼らが祭りを楽しんでいるのもよくわかる。おそらく、それもこれも好天に恵まれたからなんだろうが、こんな場所で彼らが交流してなにかが生まれていくんだろう。今年は、ロンドンからやってきたファミリー・バンド、キティ・デイジー&ルイスにすっかりはまってしまったのがG・ラヴ & スペシャル・ソース。そのGが彼らにアプローチして、来年のUSツアーに加わってくれないかといった話で盛り上がっていた光景を目撃している。
残念ながら、最後の最後になって降り出したのが雨。多少の雨には慣れているオーディエンスにはどうってこともないんだろうが、撤収作業をしているみなさんは、おそらく、大変な思いをしたんだろうなぁ... と、想像する。が、それを傍目に、幸せな表情で会場を離れていったのがオーディエンス。この楽しさにはまってしまったら抜けられない。おそらく、来年もチケット発売と同時に完売。そして、マグのライターも写真家も仕事をするよりは遊びたいと、レポートも手伝ってくれないんだろう。が、これほど楽しい祭りの体験を伝えないでどうする? そう思ってくれたんだろう、今年も、奇特な写真家やライターがじっくりとこの祭りの楽しさやライヴのレポートをしてくれることになっている。これから、しばらく時間をかけて少しずつアップしていく予定となっているので、じっくりとお楽しみくださいませ。 |
comment by hanasan and photos by hanasan & hiroshi
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Jam Special '08 : JAP / ENG (08/10/04 - 05) : photos by hanasan, hiroshi, ikesan, & keco
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Jam Special '06 : JAP / ENG (06/10/07 - 08) : photos by hanasan, terumi, yoshiki, & ikesan
Jam Special '05 : JAP / ENG (05/10/01 - 02) : photos by hanasan, hiroqui, saya38, keco, ikesan, sam & yusuke
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review (02/09/28 - 29) : review by akira noguchi, photos by hanasan & maki
今年は雨 (02/09/28 - 29) : review by nob, photos by ikesan
photo report (02/09/28 - 29) : , photos by ikesan
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