Glastonbury Festival of Contemporary Performing Arts @ Worthy Farm, Pilton, Somerset (27th - 29th Jun. '08)
Manu Chao @ Jazz World (29th Jun. '08)

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すでにヨーロッパや南米は当然として、アメリカでさえヘッドライナーとしてフェスティヴァルに登場するほどの支持を受けているマヌ・チャオの日本での評価の低さに唖然としているのは筆者だけではないだろう。なにせ、最新作の国内盤は発表されてはいないし、前回の来日は2002年のフジ・ロックにまでさかのぼる。といっても、この日本でもかつて爆発的な人気を獲得したのが彼を核として活動していたマノ・ネグラ。その彼らがラテン語圏でセックス・ピストルズやザ・クラッシュに並ぶほどのインパクトを与えていたことは、残念ながら、日本までは伝わってはいないのではないかと思う。
今回のグラストでは28日にキャパシティ13万人ともいわれるメイン・ステージとなるピラミッドに登場。そちらのフォト・レポートはすでにアップしているんだが、ここではちょっと不完全燃焼という感じがしなくもなかった。なにせ、外国語のロックにはきわめて保守的なのがイギリス。これまでだって外国語の曲がヒットした試しがほとんどないお国柄なのだ。とはいっても、すでにグラストはイギリスのフェスティヴァルではなくなったとも言えるほどに国外からのオーディエンスも多くて、まぁまぁの盛り上がりだった。
が、予想通り、ジャズ・ワールドのヘッドライナーとして登場したこのときの方が遙かに「熱かった」。元々、こういった流れの音楽が好きな連中が集まってくるのがここ。よりオルタナティヴな姿勢を持つ人たちが集まることもあって、ブッシュあたりをぼろくそに攻撃しながらの演奏は受けに受けていた。
おそらく、すでにボブ・マーリーからジョー・ストラマーといった巨人達に匹敵するほどのインパクトを持っているレベル・ロッカーの筆頭がマヌ。それはライヴを見たものにしかわからないと思うし、スタジオ・アルバムではそのエネルギーがなかなか伝わらないと思う。なんとか来日して欲しいと思っているのだが、それまではライヴ・アルバム、"Radio Bemba Sound System"で、渇きを癒すしかなさそうですな。 comment and photos by hanasan
photos by hanasan
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mag files : Manu Chao
photo report (08/06/29 @ Glastonbury Festival, Pilton) : photos by hanasan
photo report (08/06/28 @ Glastonbury Festival, Pilton) : photos by hanasan
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