South by Southwest Music Festival + Conference @ Austin, Texas (12th-16th Mar '08)
Feature Special SXSW 2008
The English Beat
@ Momo's, Austin (14th Mar. '08)

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このジ・イングリッシュ・ビートも楽しみにしていたバンドのひとつだった。といっても、自分にとってこのバンドはザ・ビートであって、ジ・イングリッシュ・ビートではない。というのも、彼らが全盛期を迎えていた70年代の終わり、アメリカに同名のバンドがすでに存在したことから、アメリカ進出に当たってそう名乗らざるを得なかったといういきさつがある。だから、当時、イギリスでスペシャルズを中心にして、まるで春の嵐のように2トーン旋風が吹き荒れたとき、その真っ只中で彼らを体験していた自分には、あくまでザ・ビートというバンドこそが彼らなのだ。
しかも、音楽的なセンスの良さでいえば、誰よりも魅力を感じていたのがザ・ビートだった。今となって振り返ると、セールス的にいえば、明らかにマッドネスに勝るものはないだろうし、社会的なインパクトから影響力についていえばザ・スペシャルズを越えるものはいない。誰もがそれを認めざるを得ないはずだ。それでも、ちょっとディープなレゲエの影響も臭わせながら、スカを越えて、ダイナミックなビートを刻んでいた彼らのオリジナリティは他のバンドを遙かに圧倒していたように思える。
といっても、それは遙か昔のこと。ザ・ビートはとっくの昔に解散して、中心人物だったデイヴ・ウェイクリングは、その後、もうひとりの中心人物だったランキング・ロジャーと一緒にザ・ジェネラル・パブリックというバンドを結成。けっこういい線を行っていたと思うんだが、ほどなく解散している。とはいっても、このザ・ビートとジェネラル・パブリックがときおり再結成のような形で姿を見せたり、消えたり... といったことを繰り返していたんだが、結局は、デイヴ・ウェイクリングこそが、あの音楽のイメージそのものになっていったんだろうと思う。
というので、どうやらデイヴを除けば、このバンドにはオリジナル・メンバーは見あたらないように思えてならないんだが、それでも「どうしてもザ・ビートの音が聞こえてくるのが嬉しい。さらに加えて、にっちもさっちもいかないほどにオーディエンスでふくれあがっていたのがこの日の会場。この前に撮影していたキティ、デイジー & ルイスの小屋からかなりが距離があったこともあって、ここに到着したのはすでに演奏が始まったあとだった。必死の思いで最前列を目指したのだが、興奮した客に太刀打ちできず、こんな写真しか撮れなかったというのが実情だ。
それでも、ステージから聞こえてくるのは名作、"I Just Can't Stop It(アイ・ジャスト・キャント・ストップ・イット"にふんだんに詰め込まれているヒット曲の数々。ひさびさにあの時代の音楽を生で聴けたのが実に嬉しかった。
comment and photos by hanasan
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