South by Southwest Music Festival + Conference @ Austin, Texas (12th-16th Mar '08)
Feature Special SXSW 2008
BoDeans @ Auditorium Shores Stage, Austin (14th Mar. '08)
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地元ではなぜか「タウン・レイク」と呼んでいるコロラド川のほとりにある広大な敷地を使っている会場が、今年はオーディトリウム・ショアーズ・ステージと呼ばれていた。去年は確か、タウン・レイク・ステージとなっていたんだが、なにか事情でもあったんだろう。ともかく、フジ・ロックのグリーン・ステージを一回りぐらい大きくしたような広大な野外ステージがこれだ。川の畔、そして、このステージの真裏にはオースティンが生んだ偉大なミュージシャン、スティーヴィ・レイ・ヴォーンの銅像が建てられていて、それをみつけたときには、さすがに音楽の街、オースティンだなぁと妙に納得したものだ。
今回の取材でこのステージを訪ねたのは一度だけで、お目当てにしていたのがこのバンド、ボディーンズだった。といっても、彼らのことを詳しく知っていたわけではない。80年代の半ばにアメリカのオルタナティヴなバンドを次々と送り出していたロスのレーベルにSlash(スラッシュ)というのがあって、そこからTボーン・バーネットのプロデュースの下にデビューしたのが彼ら。他にはロス・ロボスやヴァイオレント・フェムズといった、ユニークなバンドがここからデビューしているんだが、ちょっと気になって見に行ったといったと思っていただければいいかもしれない。
とはいっても、すでに86年のデビューから20年以上のヴェテランで、かつてはU2のサポート・アクトとしてツアーをしたり、すでにここでレポートをお届けしているダニエル・ラノワをプロデューサーに迎えたロビー・ロバートソンのソロ・デビュー作でバックをつとめるなど、アメリカでの彼らに対する評価は非常に高い。逆に言えば、実にアメリカを感じるバンドで、アーシーでレイドバックした王道のロックを演奏し続けていると思ってもらえればいいだろう。
写真からもわかるようにアコーディオンがちょっとしたテックス・メックスのフレイバーを与えているんだが、基本的にはカントリー・タッチを感じるロックで、美しいコーラス・ワークや安定した演奏力で「アメリカ」を聞かせてくれるといったところだろうか。オーディエンスの年齢層も幅広く、家族連れの人も多かった。地元の人たちにとって週末をのんびりと過ごすのに最適のエンターテインメントではなかっただろうかと思う。
なお、新作、"Still"では、再びTボーン・バーネットをプロデューサーに迎えているとのこと。好き者なら、気になるでしょ?
comment and photos by hanasan
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photo report (08/03/14 @ Auditorium Shores Stage, Austin TX) : photos by hansan
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