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@ Austin, Texas (12th-16th Mar '08)

Feature Special SXSW 2008

ボディ・オヴ・ウォー
feat. キムヤ・ドーソン、 サージ・タンキアン、トム・モレロ、ブレット・デネン、
ブレンダン・ジェイムス、RXバンデッツ、ベン・ハーパー、ビリー・ブラッグ

@ スタッブス (13th Mar. '08)

あれから5年


Body Of War
  開場時間は午後7時。会場であるスタッブス前に着いたのはその30分前。なんだか贅沢なメンツが集まるステージらしいという軽い気持ちでやって来たのだが、すでに戸惑いを覚えてしまうほどの長蛇の列。ぐるっと向かいの通りにまで延びている。それでも、とりあえず並んでみた。

  列に並んでいる人たちを相手に、若者たちが何かを配りながら話しかけて回っていた。「No More War」と書かれたもの。どうやら署名集めをしていたようだ。大統領宛の。

Body Of War  IDチェックと持ち物チェックを通過し(ペットボトルは没収された)、初めて入ったスタッブス。バーの裏庭と呼ぶには広すぎる空間。野外ステージの天井には星条旗に「Body Of War」の文字。すでにショーは始まっていて、私では名前も分からない若いシンガー・ソングライターやバンドが1、2曲で次々と交代していく。

  ずっとステージ上にいる車椅子の男性が気になっていた。トーマスというらしい。本日の主役である。『Body Of War』というのは彼を追ったドキュメンタリー映画だ。SXSW Film(3/7から3/15まで)の期間中に先行上映されたこの映画、このライブの翌日からオースティンでも一般上映が始まるのだそうだ。そのサウンドトラックに参加しているアーティストたちが本日のライブの出演者である。

  その映画の主題歌"No More"はエディー・ヴェーダーによるもの。この日の司会者曰く「今日は彼が来られなくて本当に残念だけど……」。ということは、SXSWのオフィシャルリストに書かれてあった「スペシャル・ゲスト」とはエディーのことだったのだろうか。

  このトーマス・ヤングという青年、自ら志願し兵士となりイラクに赴いたものの、1週間も過ぎないうちに銃弾を受け負傷。麻痺した体で車椅子での生活を余儀なくされてしまったと人物であるいうことはこの日のステージを見ていて理解できた。実際にどんな内容の映画なのかはまだ見ていないので分からない。アメリカに戻った彼はどんな行動を起こしたのだろう。多くのイラク帰還兵たちが厳しい現実と向き合っているということは日本のニュースでもごく一部は報じられている。そんな彼らを支援していくことも活動の一環なのだろう。トム・モレロが着ていたTシャツには「I Support Iraq Veterans Against The War」と書かれてあった。

  ステージにはシステム・オブ・ア・ダウンのサージ・タンキアン(Serj Tankian)が登場。ひとりピアノに向かい、昨年10月に発売されたソロ・アルバム『Elect the Dead』からタイトル・トラックのほか"Honking Antelope"や"Sky Is Over"を熱唱。

  ビリー・ブラッグに続いて、ベン・ハーパー。彼の演奏に対する観客の反応は、日本のそれとは比べ物にならないほど凄まじく、思わず鳥肌が立ってしまうほどであった。イスに座り、静かに歌う。ただそれだけ。だがとても深い。ああこれがベン・ハーパーなんだ……。締めはトム・モレロ競演による"Gather 'Round The Stone"。

Body Of War  トムはそのままステージに残り、ザ・ナイトウォッチマンとしてサントラに収録されている"Battle Hymns"や"Guerilla Radio"などを披露。メイソン・ジェニングス(Mason Jennings)、サージ・タンキアン、そしてビリー・ブラッグが再びステージに上がり、「ザ・ナイトウォッチマン・フリーダム・ファイター・オーケストラ」として、ウディー・ガスリー(Woody Guthrie)の名曲"This Land Is Your Land"を、観客の大合唱つきで聞かせてくれた。

  トリはキミヤ・ドーソン(Kimya Dawson)。このライブでの紅一点。映画『ジュノ(Juno)』の大ヒットで一気に注目を集めているシンガー・ソングライターなのだそうだ。

  出入口の隣には、物販コーナーが設けられていた。サントラやトムの着ていたTシャツも置いてあり、思ったよりも盛況だったのが印象的だった。

  「No More War」−ひとりひとりの小さな声がやがて大きなうねりになることが、この国では可能なのだろうか。

Body Of War
report by miyo and photos by hanasan

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