South by Southwest Music Festival + Conference @ Austin, Texas (12th-16th Mar '08)
Feature Special SXSW 2008
Asylum Street Spankers
@ Esther's Follies, Austin (13th Mar. '08)
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2年近く前に渋谷クラブクアトロ公演で初めて体験したのがアサイラム・ストリート・スパンカーズ。一発ではまってしまったのが彼らだった。ギター、バンジョー、マンドリンにフィドルやドブロからウォッシュボードにウッド・ベースやのこぎりといったアコースティックな楽器をとっかえひっかえ、彼らが演奏するのは底抜けに楽しい、ちょいとレトロなタッチの音楽。まるでひと昔もふた昔も前のアメリカのバーにでも飛び込んだかのようなタイプとでも説明したらいいのかもしれない。しかも、演奏技術の高さはいうまでもなく、なによりも客を楽しませて、ハッピーな気分にしてくれることが嬉しいのだ。もちろん、この日も、同じこと。核になる4人を除けば、来日時とはちょっとミュージシャンが入れ替わっていたようだが、演奏は前回と変わらず。やっぱ、めちゃくちゃ楽しい。
会場となったのは、おそらく、日頃はシアター系というか、芝居でもやっていそうな感じの小屋。ステージ前にフロアがあって、中程からすり鉢状に客席が広がっているというもの。こんな場所だと、どうしても座席が先に埋まって、なかなかステージ前に客が近寄ってこないもの。ところが、この日はサウンド・チェックでトラブルが続発。バンドのみんながかなりイライラしていたんだが、紅一点、クリスティーナがぶち切れた。といっても慣れているんだろう、「PAなんていらないわよ。生でやっちゃいましょ。みんな前に来てよ!」と、マイクを外したところからライヴに突入していった。
文字通りの生だ。全員使っているのは生楽器で、ヴォーカルのマイクも無し。となれば、演奏する楽器の音の大きさもヴォーカルやらソロに合わせてバランスをとらなければいけない。っても、本来音楽なんぞ、そういったものだったんだが、だからといってそれがハンデになるほど柔な連中ではない。一方で、観客も騒いではいても、うまくバランスをとっている。結局は、いつも通りにめちゃくちゃ楽しい時間を過ごさせてくれた。
なお、彼らのMySpaceに飛んでみると、おそらく、どこの国からアクセスしているかに反応するんだろう「アサイラム・・ストリートスパンカーズを東京に呼ぼう!」なんて表示が出てくる。クリックして、日本にもファンがいることを彼らにも知らせたいものです。ちなみに、前回の渋谷クラブクアトロ公演でのレポートをきちんと覚えてくれたのが、実に嬉しかったですな。
comment and photos by hanasan
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