buttonSouth by Southwest Music Festival + Conference
@ Austin, Texas (12th-16th Mar '08)

Feature Special SXSW 2008

Bonnie Bramlett
@ Pangaea, Austin (12th Mar. '08)

Bonnie Bramlett
Bonnie BramlettBonnie Bramlett Bonnie Bramlett
Bonnie Bramlett
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Bonnie Bramlett
Bonnie Bramlett
Bonnie BramlettBonnie Bramlett Bonnie Bramlett
Bonnie Bramlett
 今回のラインアップが発表されて、「ん?」と、最初に目にとまったのがこのレポートのボビー・ブラムレットだった。なぜか「オールド・スクール」なんて呼ばれるようになった、全盛期のロックが好きな人にとって忘れられない名作が"The Original Delaney & Bonnie & Friends (オリジナル・デラニー&ボニー・アンド・フレンズ)"や"Delaney & Bonnie On Tour With Eric Clapton (デラニー&ボニー・オン・ツアー・ウィズ・エリック・クラプトン)"。そのボニーの顔が見えるのだ。その一瞬で「見よう」と心に決めていた。

 70年代初期、どこかで「ロックが明らかにロックだった時代」、ロックにはまりだした誰もがこのあたりのアルバムを聞いていたはずだ。とはいっても、遙かに昔のこと。ひょっとして、あの名作がレコード棚で埃をかぶっていたり、ジャケットにカビが生えていても、イントロを聴けば思い出すのがこういった名作に刻み込まれた名曲や名演奏の数々。すでにあの時代から30数年と、若い世代から見れば、確かに「昔」の音楽なんだろうけど、今も昔も同じ「響き」を持って「オールド・スクール」が迫ってくるのはなぜなんだろう。

 そんな時間の流れを感じたのは、ライヴが始まったときだった。彼女の前に登場したアーティストを撮影していると、ちょっと笑いながら「邪魔だなぁ」という視線を送ってきたのが背後にいた人たち。嫌みな感じではなかったんだが、いつもオーディエンスの邪魔にはならないように心がけて撮影していても、「どこかで申し訳ない」と思っている自分にはちょっと「痛いなぁ」と思ったものだ。ところが、その中のひとり、中年の女性が「いいじゃない、撮りなさい、気にすることないわ」と言ってくれたのだ。

 実は、その女性こそがボニー・ブラムレット。すでに昔のイメージとは別人で、マイク・チェックしている姿を見ながら、確実に時の流れを感じたものだ。

 ところが、演奏が始まるや、あの「ロック」が確実に響いているのに驚かされる。2002年に彼女が発表したアルバムのタイトル通り、"I'm Still The Same"(なにも変わってはいない)のだ。ヴォーカルは、当時のままにソウルフルで分厚く、びしびしとハートに迫る。当時は、ロックだと思っていたその声が実は、ソウルやR&Bに根ざしたもので、あの頃はみんなこうじゃなかったかなぁと思い出したり。

この日演奏された曲の名前はあまり覚えてはいないんだけど、スティーヴン・スティルスの名曲、"Love The One You're With (ラヴ・ジ・ワン・ユー・アーウィズ)"やロバート・ジョンソンの"Come On In My Kitchen(カム・オン・イン・マイ・キッチン)"なんて名曲はしっかりと記憶に残っている。しかも、ひょっとしてバックのメンバーもそうそうたる顔ぶれではないのかなぁ... なにせ、昔の人たちって名前を知っていても顔を知らないから、はっきりとは言えないのです。調べてわかったのは最新アルバムを録音したのとほぼ同じメンバーだったということ。とすると、マッスル・ショールズの辣腕ミュージシャンがそろっていたのかしら。スコット・ボイヤーにトミー・タルトン、デヴィッド・フッド... と、今更ながら、こんな映像を見ながら、写真と比べているのです。きっとそうなんだろうと思う。なんて、こったい、伝説のミュージシャンがここにいたのですな。さすがに、SXSWですな。(ちなみに、ボニーの映像はここでチェックでいますよ。数年前の映像だと思うけど)


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