Sun Set Live 2007 @ Keya Beach (2nd Sep '07)
- Bloodest Saxophone with Akiko -
ジャズが小難しいなんて、誰が決めた?
バケツをひっくり返したような豪雨も収まり、夕暮れの深いインディゴがとばりを下ろす頃になると、昼の荒れ模様が嘘のように穏やかさを取り戻した。空を見上げると、晴れ間さえ広がっている。2ヶ月に1回のペースである彼らの主催イベント"スナック宇宙"が、台風の直撃を喰らったことも考えると、必ずしもこの6人が晴れ男というわけではなさそうだが、それでも、何はともあれ濡れずに見られる状況に、ホッと胸をなで下ろした。
白い上着に白いパンツといったお揃いのいでたちで現れた6人は、いつもどおりの自然体で、野外といえども余計な気負いなど感じられない。途中、ワイヤレス・マイクが使えなくなるハプニングに見舞われたものの、慌てるスタッフに「いいよいいよ、こっちのマイク使うから」と、MC用のスタンドマイクをセットし、笑顔を向ける甲田の表情からは、海と砂浜に囲まれた会場の雰囲気がそうさせるのか、いつも以上に楽しんでいる雰囲気がうかがえた。
彼らの初期の名曲、不良なジャズが香る"Hot Special"で幕を開けたステージは、最後の"Pork Chop Chic"まで、その勢いを失うことはなかった。ザ・チャンプスのお馴染みオールディーズ・ナンバーを、ブラサキ風味に味付けした"Tequila"で会場はひとつにまとまり、ゲスト・シンガーにakikoを迎えて、デューク・エリントンの正当派ジャズ・ナンバー"Mood Indigo"や、ビリー・デービスの"I want you to be my baby"などのカバーも交えつつ、スウィングもボサノバも正統派なジャズも、オールディーズもラテンもごちゃ混ぜにしたステージに、客席ではあちこちでツイストやら、千鳥なステップが踏まれていた。
スナック宇宙では、ステージ上で料理をしたり、爆笑を誘う自作紙芝居を披露したりと、抱腹絶倒なパフォーマンスにも定評のある、akiko曰く「飲むとダメダメ」なメンバーも、さすがにこの日はジャズメンらしくクールに、女性の目をハートにして、、、と思ったら。衝撃の出来事は、続くトラベラーズも終わった後で、アンコールセッションの最中に起きた。スキンヘッドで強面なユキさん、気ままに大暴れ。楽器も持たずに現れたと思ったら、台車を使ってスケボーしてみたり、ステージ後ろのやぐらによじ登ったり、ついにはモニターをベッド代わりにストリッ○のまねごとまで。いつのもスナック宇宙で見せる「伝説」をまたも披露して、満足そうに、ダメダメになるべく夜の街へ繰り出していった。
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report by imakaz and photos by hanasan
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