South by Southwest Music Festival + Conference @ Austin, Texas (13th-18th Mar '07)
Feature Special SXSW 2007
Ozomatli @ Town Lake Stage
  |
  |
 |
 |
初めてオゾマトリに出会ったのは1997年。ロスの労働争議から抗議運動を経て生まれたジャム・セッションがバンドの原型だという彼らが、東海岸で初めてのライヴを体験した頃だった。その時のメイン・ラッパーはチャーリー・トゥーナでターン・テーブルを担当していたのはカット・ケミスト。いうまでもなく、ジュラシック5の中核がここにいたことになる。
当時から、最強のライヴ・バンドと呼ばれ、バンド名にいただいたのはアズテック文明の踊りの神。初めて彼らを見たニューヨークでのライヴもすごかったけど、レーベルのごたごたで日本でもアメリカでもアルバムを入手できなかった時期に初来日となった2000年のフジ・ロック・フェスティヴァルは忘れられない。彼ら自身も口にしているんだが、「俺たちは最高のフェスティヴァル・バンドだ」というので、このテキサスでの騒ぎも強力だった。少なく見積もっても2万人はいただろう、オーディエンスが踊り狂っている。
加えて、ブッシュ大統領のお膝元とも言っていい場所なのに、アクロバティックなパーカッションとアジテイターばりのラップで人気のジャスティンのシャツには、この大統領親子を強烈にバカにしたでっかいプリントが貼り付けられている。親父の方に「間抜け」、そして、息子の方には「もっと間抜け」と描かれたこれをわざわざオーディエンスに見せて大喝采を浴びているのだ。ドラムスのTシャツは旧ソ連邦の名前をプリントしたもので、サックスのものはバッド・ブレインズ... さすがにラディカルな面々らしいと、納得するのだ。
とはいっても、商売もうまい。例によってライヴが終わると... というか、ステージでの演奏が終わると、そこからオーディエンスの波の中に入って延々と演奏を続けるのだがハメルーンの笛吹よろしく彼らがオーディエンスを連れて行ったのは彼らのTシャツやCDなんぞを売っているブース。けっこうな勢いでバカ売れしていたらしいが、さすがにちゃっかりしているのも彼ららしい。
新しいアルバム、『怒りのドラゴン(邦題)』(US import / 国内盤 / iTunes)も発表されたし、そろそろ来日してあのダンス天国を楽しみたいという人もいるだろうが、どうやらそれも遠い先のことではないようだ。
comment and photos by hanasan
|
==> Feature Special SXSW 2007 : Intro (JPN | ENG) |
==> Smashing Mag top page : JPN / ENG |
SXSW 2007 (07/03/13-18 @ Austin, Texas) : report by ryota,sam,keco,hanasan
SXSW 2006 (06/03/15-19 @ Austin, Texas) : report by ryota,sam,keco,toddy,taisuke,taeko,taiki,hanasan
SXSW 2005 (05/03/16-20 @ Austin, Texas) : report by ryota,sam,toddy,taisuke
SXSW 2004 (04/03/17-21 @ Austin, Texas) : report by ryota
|
|
Feature Special SXSW 2007
REVIEWS & PHOTOS
Overall Photo Documentary
photo reports & reviews
on the 14th
on the 15th
on the 16th
on the 17th
mag files : SXSW
Staff data base
|
|