buttonザ・グリーンマン・フェスティヴァル
@ グラヌスク・パーク、クリックホウウェル
ブレコン・ビーコンズ国立公園、ウェールズ (18th to 20th Aug '06)

- キング・クレオソート -


King Creosote
 ライヴそのものだけではなく、フェスならではのハプニングも含めて私にとってのベストアクトだった。サウンドチェックが行われるステージにはどうやらこれがグリーンマン?といういでたちの女性が観客に手を振る。キング・クレオソートのメンバー、ケニー・アンダーソンとイイン・アンダーソンはジ・エイリアンズのゴードン・アンダーソンの兄弟であり、フェンス・レコーズの中心人物である。残念ながらこの日はイインの姿はなかったものの、どこかで絶対ゴードンが乱入するに違いないという予想は簡単に的中した。

King Creosote  まずはケニー1人が中央のイスにアコーディオンを持って腰掛け歌い始める。この瞬間にウェールズの澄んだ空気を思いっきり吸ったアコーディオンがスコットランドはエディンバラの音を吐き出し始めた。待っていたのはこの音だったのだ。ケニー・アンダーソンは鍵盤やギターのネックを押さえる先を下向き加減に落とすと、何とも言えない哀愁と目力の強さという相反する表情をする人だ。曲が終わるとキング・クレオソートの音を支えるギター、ベース、ドラムにキーボードのメンバーがにこにこしながら現れ先日リリースされた傑作『ケイシー・ルールズ・オーケー』の曲を中心に演奏された。

King Creosote  途中観客の拍手でリズムのみで歌い上げられた曲では、ホット・チップの"オーヴァー・アンド・オーヴァー"の一節をさらっと挟んでみたりと芸達者ぶりを見せてくれた。ラストは待ってましたの"678"。シングルカットされているこの曲では、オーディエンスも口ずさみこの土地でのキング・クレオソートの浸透ぶりも再認識させてくれるワンシーンとなった。登場しては消えて行く流行のバンドがとんでもない数いる今の音楽シーンが安っぽいものに見えて仕方ない。そしてなぜこういうバンドこそを遠く東の地、日本では全くといっていいほどその存在を知らしめてくれる場所がないのか……と同時に嘆いた私だった。

  "678"が大満足に終わるとステージをあっさり立ち去り私たちにはその余韻だけが残されるのかと思うと……何やらケニーの口から"ハッピー・ソング"という単語が出てきた。まさか……あの"ハッピー・ソング"? と考えている間もなく目の前には見慣れた3人の男が立っていた。そう、これまでのキング・クレオソートのライヴがあまりにもよすぎてすっかり忘れていたのだが、ジ・エイリアンズのゴードンだけではなく、タンバリンを持ったロビンとキーボードがなくてちょっと手持ち無沙汰そうにマイクを手にするジョンがそれはにこにこ嬉しそうに乱入してきた。はっきり言ってそれまでのキング・クレオソートのライヴを台無しにするかのようにステージを所狭しと暴れ回るゴードン、そしてそれを見守るジョンとロビン。ジ・エイリアンズのライヴよりもさらに磨きがかかったゴードンの大人げなさは限界を知らず、ケニーに飛びかかってみたり、髪の毛をぐちゃぐちゃにしてみたり、さらにはステージから落ちてしまった。いい大人が何してんだか……と半分あきれながらも、全員で♪ハッピー、ハッピー、ハッピー、ハッピー...と歌い、あの場に居合わせた人全員を心からハッピーにしてくれるフェスならではの嬉しいプレゼントとなった。
King Creosote


report by kuniko and photos by izumikuma

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The Green Man Festival 2006 (intro)



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buttonphoto report (06/08/18 @ The Green Man Festival, Wales, UK) : photos by izumikuma
buttonphoto report (03/09/28 @ Lock 17, London, UK) : photos by izumikuma


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King Creosote

http://www.kingcreosote.com/




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King Creosote

"KC Rules OK "
(UK impport)

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"Kenny and Beths Musakal Boat Rides"
(UK import/US import)
"Rocket DIY"
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