buttonザ・グリーンマン・フェスティヴァル
@ グラヌスク・パーク、クリックホウウェル、
ブレコン・ビーコンズ国立公園、ウェールズ
(18th-20th August '06)

- ザ・グリーン・マン・フェスティヴァルまでの長い道のり-


The Green Man Festival
■出発まで

 ザ・グリーン・マン・フェスティヴァルまでの道のりは物理的にも、精神的にも本当に長くて険しいものだった。4月にこのフェスに行くことを決め、ほぼ当てにならない情報を何とか探り準備を進めていった。フェスの取材をするための申請をするもなかなかいい返事が返ってこず、とりあえずチケットを確保した。会場となるブレコンビーコンズ国立公園について調べても、詳しいページもない。地図を見ても緑一色に塗られているだけで、じゃあ、フェスはこの緑の中のどこで開催されるの? とわからないことだらけのまま、とりあえず準備を進めた。そしてフェス1週間前になってようやくプレスとしてフェスに参加できるという返事をもらった。

■8月16日

 ロンドンでのテロ未遂事件が直前に発生し、私たちの乗るブリティッシュ・エアウェイズの飛行機も結局2時間遅れで日本を離れることになった。連日の報道では英国発の飛行機の機内に持ち込むことのできる物はパスポート、搭乗券、そして必要最低限の貴重品だけを透明のピニール袋に入れることができ、液体類や化粧品、リップなどについても持ち込むことができない様子が映し出されていた。航空会社のオフィシャル・サイトでは日本発の飛行機については通常の手荷物を持ち込むことができるとあるも、実際に行ってみないとわからないということで荷造りをし直したものの、ヒースロー空港で国内線に乗り換える人のみが厳しい制限を設けられていた状況で、特に問題もなく出国することができた。12時間かけて到着したヒースロー空港でも特に混乱もない様子で、報道されているような物々しい雰囲気は一旦落ち着いたようだった。この日は翌日のウェールズへの経路を考慮して、電車の始発駅となるパディントン駅近くのB&Bに宿泊した。

■8月17日

The Green Man Festival
 バックパックに必要最低限のキャンプ用品を詰め替え、食料の買い出しを済ませてフェスティバルの開催される電車の最寄り駅となるアバガヴェニーへ向け出発する。パディントン駅からは急行で英国独特の低い雲を広がる田園風景を眺めながらひとまずニューポートまで2時間半ほどかかる。乗り換え駅のニューポートではちらりほらりとキャンプ用品を背負った人の姿を見かけるようになる。単線のローカル線に乗り換え20分ほどのはずが、単線がゆえの待ち時間により1時間弱かかった。れんが作りの小さなアバガヴェニー駅を出ると、シャトルバス乗り場にはすでに行列ができていた。行列ができるのも、2台のシャトルバスしかないようで、1台のバスが駅に戻ってこないと出発しなかったり、1台がきっちり埋まるまで出発しなかったのだからした仕方ないという感じだろう。駅前のパブには地元のおじさん達と、シャトルバスを待ちつつまず1杯という若者の社交場となっていた。またシャトルバス乗り場では、スタッフがザ・グリーン・マン・フェスティヴァルに出演するバンドの音源をまとめたCDを配布していたので、私たちも1枚ずつもらった。ちなみにパディントン駅からアバガヴェニーの往復で51ポンドかかった。私達はそのままフェスティヴァル会場へ向かうのではなく、このアバガヴェニーにあるB&Bで明日からのテント生活に備えてゆっくりと体を休ませることにした。

■8月18日

The Green Man Festival
 夜中から明け方にかけては激しい雷雨で夢うつつながらも、これから迎える3日間が相当ハードなものになるのではないかということが頭によぎっていた。出発する時間になっても変わらず低い雲がたちこめていて雨もやみそうにない。野外のフェスは慣れているものの、必要最低限の荷物だったゆえちょっと過信した部分があったのかもしれないなぁ……まぁ、あとななるようになれとばかりにシャトルバス乗り場へと向かった。シャトルバス乗り場にはほとんど人いない。やっぱり前日入りしている人が多いようだった。4ポンドを払って乗車し、シャトルバスが動き出すとあまりにも降り続く雨のせいで雨漏りがしたたり落ち、それを運転手さんが"ジョークだよ、そこにはす座らないでね"だなんてのんびりしたことを言って笑っている。ただただ笑うしかないのんびりした感じがまたいい。アヴァガベニーの中心街を通る道路A40を進み、途中のクリックホウウェルという小さな町を抜けて30分弱、とにかく見えている一体がそうなのであろうブレコンビーコンズ国立公園へと入っていく。ただただ緑が広がる土地に色とりどりのテントの花が咲き乱れる光景が飛び込んだ瞬間、フジロックでも一番始めにフェスに来た実感を味わう17号線からの光景がだぶって見えた。


report by kuniko and photos by izumikuma
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The Green Man Festival 2006 (intro)



buttonmag files : The Green Man Festival




The official site

The Green Man Festival

http://www.thegreenmanfestival.co.uk/

check the albums?


button2006

button再び輝きを:ジ・エイリアンズ(25th August @ Night & Day, Manchester)
buttonイッツ・ア・ショウ・タイム:コールドプレイ(15th July @ インテックス大阪)
buttonCD review : ブラック・ゴールド : キング・ビスケット・タイム (30th May)
buttonCD review : エリアノイド・スターモニカ EP : ジ・エイリアンズ (8th May)
button裸の王様はだあれ? : アークティック・モンキーズ (2nd Apr. @ ゼップ大阪)
button間と呼吸感、そして全てが確信犯 : ザ・ホワイト・ストライプス (9th Mar. @ ゼップ大阪)

button2005

buttonThe Coralは男の約束を果たしに帰って来たのか? : ザ・コーラル (5th Dec. @ 難波ハッチ)
button新しいスタンダード、新しい10年の始まり : オアシス (17th Nov. @ 大阪城ホール)
button生命在るモノのチカラ : Super Furry Animals (20th Oct. @ 心斎橋クラブクアトロ)
buttonCD review "Best of the Beta Band" : ザ・ベータ・バンド (16th Oct.)
button五月蝿いとはこういうことをいう : Scissor Sisters (26th Feb. @ 心斎橋クラブクアトロ)


button2004

button同じ血の温度を感じたい : 22-20s (2nd Dec. @ 心斎橋クラブクアトロ)
button乗せ上手に乗せられ上手 : Franz Ferdinand (27th Nov. @ 大阪マザーホールhall)
buttonキャプテンズの正体 : Captains (27th AUg. @ 京都拾得)
button「ダッシュに短し助走に長し」 : The Vines (21st May @ 心斎橋クラブクアトロ)
button- 声に出したい日本語 - : THA BLUE HERB (15th May @ 大阪ドームスカイホール)
button- 環、輪、和 - : BUFFALO DAUGHTER (15th May @ 大阪ドームスカイホール)
button憧れという名の願望 : The Jeevas (4th Apr @ 心斎橋クラブクアトロ)
buttonのるか、そるか : JET (7th Feb @ 心斎橋クラブクアトロ)
buttonいいものはいい、それでいいのだ! : Bell & Sebastian(25th Jan @ ゼップ大阪)


button2003

button珍獣、超多毛動物、大阪に現る : Super Furry Animals (20th Nov. @ 大阪ビッグキャット)
button今という時間 : The Cooper Temple Clause (11th Oct. @ 大阪ビッグキャット)
button叩けば出てくる無数の誇り : The Coral (17th Apr. @ 大阪ビッグキャット)
button静かなる再出発 : John Squire (19th Feb. @ 心斎橋クラブクアトロ)
buttonやっと、Kula Shakerにケリをつけられた : The Jeevas (11th Feb. @ 広島クラブクアトロ)


無断転載を禁じます。The copyright of the article belongs to Kuniko Yoshikawa and the same of the photos belongs to Izumi Kumazawa . They may not be reproduced in any form whatsoever.counter
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