Down Beat Ruler @ Ebisu Garden Hall (3rd May '06)
Rico Rodriguez with The Ska Flames
夢の共演
さーて、祭りはいよいよクライマックスだ。この時点で、既に開場から7時間以上が経過している。当然のように酔っ払いは会場のいたるところでその姿を見かけ、通路で寝始めるヤツまで出てくる始末。それでも、恐らくほとんどのルーディが、このスカ・フレイムスのステージを楽しみに来ていたであろうことは、フロアに満ち溢れた笑顔から容易に想像できる。
以前、フレイムスのメンバーにインタビューさせてもらったとき、'02年のフジロックで、ステージの袖からスカ・フレイムスを見ていたリコが、ウズウズを抑えきれず、トロンボーンを持ってステージに出てしまった、なんて話も出たくらいだから、きっとこのライブを楽しみにしているのは、フロアに溢れたルーディだけじゃなかったはずだ。スカ・レジェンドにして、スカ・フレイムスのファン代表。ステージに現れたリコの笑顔は、そんな気持ちの表れだったのだろう。
ただ、この日一番の盛り上がりを見せたのは、高津さん(ex.デタミネーションズ)がステージに呼ばれ、デタミ現役当時と何ら変わらぬ肩の力がいい感じで抜けた姿を見せた瞬間。スカ・クバーノがゲストで来ることは想像できたとしても、ほとんどのルーディにとって予想外のゲストだったことは、彼を迎える歓声の大きさからも容易に想像できる。名曲"Everytime I wanna think about you"を歌い上げた、久しぶりに聞く男の哀愁溢れる声に、ほとんどのルーディが涙腺を緩められたはずだ。
ステージもフロアも、やんややんやの大騒ぎ。祭りに欠かせないご機嫌なお囃子は、リコと高津さんが加わったことで、いつもにも増してフロアのルーディに酒とダンスを煽る。当然のように、あちこちで低空スカダンス大会が始まり、着流しと雪駄がしっくり似合った伊勢さんの優しい歌声が響けば、みんなで起き上がり手を挙げての大合唱。
タンタンも出てきてリコと並んで吹いてるし、ギャズは当然のように鯉のぼり片手に踊ってるし、それに吊られてアキさんもパーカッションを放り出して踊り始め、高津さんはパーカッションを叩き、ソデで見ていたスカ・クバーノのメグミさんまで、いつの間にかサックス片手にステージにいる。大集合した超豪華ファミリーが見せる、盆か正月さながらのドンチャン騒ぎは、温もり溢れるバイブレーションとなってフロアにも伝わってきた。この温かい雰囲気こそが、このイベントの醍醐味だといっても過言ではないだろう。
いや〜ヤバかった。そんな声がフロアのいたるところから聞こえてきた頃には、すでに時計の針は頂点を回っていた。スカという音楽が、日本から遥か離れたジャマイカで生まれてから40余年、偉大なる先人たちも、この国でのこの盛り上がりに目を丸くすると同時に、細めてもいたに違いない。
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report by imakaz and photos by hanasan |
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