South by Southwest Music Festival + Conference @ Austin, Texas (15th-19th Mar '06)
SXSW 2006 レビュー
"Peelander-Z" @ Tambaleo (18th Mar '06)
『鮭はそれでも登るのだ』
うぉお、人間ボーリング! わお、パイプ椅子襲撃! あぁ、ひとに演奏させてるし... と、こんなライヴですが何か。というパンク。音楽ってのは楽しいんだなって、パンクってのはパンクっていう音の響きのことでジャンルのことじゃないんだなって、ボクをまたひとまわりアホゥにさせてくれたのは、ちょうど一年前オースチンで出会った日本人バンドのショーであったに違いない。
自分のアホは業であって、ひとのせいにするのも悪い気がするけど、どう考えてもピーランダー・ズィー(以下、ピーランダー)に悪気があると思うのだ。ライヴ中に「心を解き放て」と言っているんだもの。いや、実際には言っていないけど『Don't think, Just Feel !!』のプラカードを掲げるブルーのカッコ良さったら... と、興奮気味になるのを許してください。ニューヨーク在住の日本人バンド、ピーランダーが凄いんです。さっき名前の出たブルーというのはこのバンドのメンバーで、ドラムを叩いてます。そして、レッドがベースでイエローがギター、で、マスコットのピンク、そんなコミカル・バンドがアメリカで株価急上昇中ときていて、15日のライヴは泣く子も騒いだ入場規制。こんなことどれだけの日本人が知っている? このオモシロい状況ほっとけないです。
入場規制になった15日のライヴも行った。そのときもガレージ・ロック鳴らしてお客さんとコミュニケーションとって、お約束と場外反則ギリギリのパフォーマンスでフロアは湧きに湧いた訳だが、1年前と変わらないものであったと言えばそうなる。しかし、変わることが良いことであるという教えに忠実であるべきか、それは、ギター・ウルフやDMBQを観れば解けるカラクリになっていて、つまり"否"と言える場合があり、ロックは同じことを繰り返すことで獲得できる興奮があると、ボクたちは知っている。ピーランダーは言うならそっちサイドの、諸行無常、同じライヴ繰り返し派だ。ただ、18日のライヴで観たものは今までと全く別ものだった。
タンバレオという会場、ここはサウス・バイ・サウスウェストの中心地からほど遠く離れたところにあり、相当な気合いが無ければ観客は足を運ばない遠方。そこでも確かに集まる彼らのファンがいて感心を飛び越え驚いてしまう訳だけど、この日この会場を仕切っていた大学ラジオの無精などあり、時間は押して演奏時間を大幅に短縮するハメになった彼ら。どうするかと見守っていたら、なんとマイクすら用意されていない。酷い。が、マイク通さずとも大声を挙げて、大きなジェスチャーで、逆流に抗う必死の"鮭ロック"を展開。表情に鬼気迫るものすらあり、お約束も全て凝縮してアソビ無しの特急ライヴ、そのあまりの早さにオトコ泣き。
できばえは最悪だった。はっきり言うなら負け試合だったと思う。だけど、これを経たおかげでどんな過酷な状況でも自分たちの演奏はヤれる、かかって来いや、という自信が付いたと思うし、そんな彼らの活躍を思うとゾクゾクする。ゆうてもこのライヴ翌日、サウス・バイ・サウスウェスト新聞を発行しているXLマガジンに、1400近くあるバンドを凌いでドドンと表紙でピーランダーが掲載されていたのを見たときは腰抜かしそうになりましたけどね。頑張れピーランダー!!
|
review by toddy and photos by ryota
|
| ==> Feature Special SXSW 2006 : Top Page |
==> Smashing Mag top page : JPN / ENG |
SXSW 2006 (06/03/15-19 @ Austin, Texas) : report by ryota,sam,keco,toddy,taisuke,taeko,taiki,hanasan
SXSW 2005 (05/03/16-20 @ Austin, Texas) : report by ryota,sam,toddy,taisuke
SXSW 2004 (04/03/17-21 @ Austin, Texas) : report by ryota
|
|
Feature Special SXSW 2006
REVIEWS & PHOTOS
Overall View
Overall Photo Documentary
Live
BULLETIN
PREVIEWS
EDITORS NOTE
mag files : SXSW
Staff data base
|
|