South by Southwest Music Festival + Conference @ Austin, Texas (15th-19th Mar '06)
SXSW 2006 レビュー
"The Eighties Matchbox B-Line Disaster" @ Flamingo Cantina (15th Mar '06)
『震えるぞハードコア!燃え尽きるほどメタル!』
KERRANG!(イギリスのハードロックとかヘビメタ中心の雑誌)なんかではいつも高い評価を得ているのだけど、イマイチ売れてる感が伝わってこないこのバンド。最初にライブを見たのが5年くらい前で、その時からすごいバンドだあと思って応援しているのだけど、常にブレイク直前で足踏みしているような状態が続いている。
音はガンズ・アンド・ローゼズにイギー・ポップが加入したみたいな感じといったらいいだろうか。ハードロックの爽快さとなんかメタルのおどろおどろしい部分がうまい具合にミックスされてて単純に気持ちいい。けどたまに歌を聴いていると呪われそうな気持ちになってくる。
そんな音の世界をそのまま表現したようなThe Eighties Matchbox B-Line Disasterのライブは、最初の1曲目から見る者を圧倒する。ボーカルは痙攣しながらステージを飛び跳ねていたかと思えばいきなりダイブしたり、バーのカウンターに上ったり、2階席まで壁をよじ登ったりと、考え得る限りほとんどの無茶なことをやってのける。そんなことをしていても演奏と歌はちっとも乱れないとこがまたスゴイのだけど。
しかしここまでパフォーマンスできて演奏もちゃんとしてるんならむしろアメリカでの方が受けるんじゃないかと思っていたら、案の定SXSWではお客さん大喜びだった。ダイブがくるたび大騒ぎして自分からぶつかっていくし、モッシュピット(というか狭いハコだからほとんどフロア全体)は常にバイオレンスな押しくらまんじゅうが繰り広げられている。最初は被害が及ばないようにかなり逃げ腰だった自分もそんなステージと客席がごっちゃになっているのを見ているうちだんだん楽しくなってきて、いつの間にかそんな中に巻き込まれていたのだった。おかげで後で気付いたらジャケットがなくなってたけど、ちゃんと会場の入り口受付のとこに届けられていた。なんて親切なSXSWのお客さん。
後は日本に来てこんなライブをやってくれたら最高なんだけどな。アメリカでも地道なツアー活動は続けているらしいので、そのうち日本でもこんなステージでガツンといわせてくれる日がくるに違いない。きっと。
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