ズイノシン集中教室 〜ほんとは祭り〜 銀杏祭 feat. ズイノシン、赤犬、カットマン・ブーチェ and more @ 大阪市立大学 (5th Nov '05)
Vol.2 「セーフな祭でアウトなズイ」
真っ暗な車内、点灯は2時間おきに行われる。「この醜悪な環境はなんとかならんか...」とうそぶいたところで、自分が選択したのだから我慢のほか方法はない。それぞれの想い、普段決して集うはずのないひとたちとの半強制的密着。深夜バス、しかも"超特割"の広告に踊らされ大阪まで片道4000円、ブタ箱に詰められたような居心地悪い環境でボクは大阪へ向かうことになった。
10tトラックで大阪へやってきたと唱う友部正人の歌など浮かべながら、ミナミへ下る道路を現代の避難民で溢れたブタ箱に揺られ、ボクたち乗客はどこへ向かうのか? そんなことを思った。観光? 仕事? ボクもなにをしに大阪へ行ってるの? よくわからない。しかし、比較やなんか難しいことなしに、友部正人のあの曲を聴くと、もっといろんなことを知りたくなる変な不思議がある。そんなこと想いながら大阪の歴史を勉強。そしてミライの勉強、ズイノシン観に行く。
あびこという駅から徒歩10分、もしくは15分か。この道、向かう先は大阪市立大学のキャンパス、学祭。これがまた大きな祭りでした。集合住宅に囲まれた微妙にへんぴな場所(失礼!)にあって、校庭のメイン・ステージを中心に、いたる所で出店、出展の数々。道が狭くて道行くひとの焼きそばが腕にかかりそうな、そんなワイワイ窮屈感がとても学祭らしく、トキメかずにいられない。前日の多摩美大とはうって変わった土臭さ。ぐっちゃぐちゃで良いのです、大学は。
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サブのステージでは大阪のブルース・バンド、カットマン・ブーチェが教室内を熱気で包み、メインのステージでは、赤犬がお馴染み"U.N.C.O."含めスカムでポップな宴会ライヴを繰り広げ、もはや昼からお腹こわしそうな勢い。当のズイノシンはサブの教室ステージ出演だったのですが、ここがまた小さいところで、結果から言うと入場制限がかかってしまった。なんたる不幸。タダなのに観れないって逆にしんどい気が... しかし外からでも悲鳴など聴こえていたようで、そんなのもアリなズイノシンだと言い聞かせるべしです。
見逃してしまったのが残念だが、この日サブの一番手に出演したイルリメとスピードメーターのユニット、スピードイルにズイノシンがゲストで出演したらしい。両者デフラグメントからアルバムをリリースしているだけあって、そんなサプライズも行き当たりばったりの話ではないはず。いま一番オモシロい動きをしているレーベルのひとつなので注目してみましょう。
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そこでズイノシン。前方は砂袋を重しにしたドラム缶がズラっと並び、手作りの匂いがぷんぷん漂ってくる。始まる前からギュウギュウのすし詰め状態が約束され、お客さんの期待分だけ熱気もこんもり充満といった環境。そこへドラムのナニくん後ろから現る。そんな灼熱地獄をプロレスラーのように観客からポコポコ叩かれる彼を見てニヤニヤしていたら突然。パリーン!! ぎゃあ、なんじゃこの破片! 上を見てみるとなんと蛍光灯がひとつ炸裂してるじゃないか。さ、え、え、えーーっ、なんなん、蛍光灯割るとか有りなん!? 一瞬騒然とするがパニック気味の前方をよそにライヴはスタート。灼熱、破壊、混乱、この時点で判断基準などすっ飛んでしまった。キケンとかコワイとか、ライヴがコワイもんだと久しぶりに思ったズイノシン。
その後もアンプから飛び降りるなど、ドラムのひとの不思議は人間のキャパを数段超えたところにあることを改めて痛感。でもやはり、このロボットかモンスターとしか思えんバンドが、ぎりぎりの魂で揺さぶりをかけ今にもアバンギャルドを突き抜けようとするとき、そのときのスリルといったらないですね。ゲロゲロに絶えられなくなってリタイアしかかった観客を、甘美なピコピコ・サウンドで再び誘き寄せポコポコ踊らせるキャッチーさとかも、ほんとイヤラシい。この日は特に観客の反応が正直で、それだけでもミナミへ下ってきた甲斐あり。しかし、大阪まできて彼らを観てみた訳だが、東京とそれほど印象が変わらないな、というのも正直なところ。なにか掴んで帰りたいと思っていたボクにはまだ何かが足りない。その答えはきっとそこには無かったのだろう。
次の日、ボクは何かを掴んだ。それはとてつもなく大きなもの。新世界、通天閣、フェスティヴァル・ゲート、西成、etc... ズイノシンと関西を繋ぐどす黒い糸は果てしなく紡がれていたみたいです。
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report and photos by toddy
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2005
Intro : 「サウンド・システム / 台場に強磁場」 : マウント・システム 2005 feat アブラハム・クロス 「アブラハム・クロスです」,ザ・デット・パン・スピーカーズ 「枝葉つける一本の...」 (23rd Oct. @ Tokyo Odaiba Open Court)
簡単にお隣フェスとはいかないぞ / 韓国ロックの黎明期を体験: Gwang Myeong Music Valley Festival (7th to 9th Oct. @ Gwang Myeong City, Korea)
溢れる想い: サン・パウロ (1st Oct. @ Asagiri Arena)
なにもかもほかして : ブリーチ(26th Oct. @ 渋谷AX)
CD review : 『極楽都市 / 好物』 : Rumi(ルミ) (26th Oct.)
流れるものは留められない : サウンド・トライブ・セクター・ナイン (1st Oct. @ Asagiri Arena)
溢れる想い: サン・パウロ (1st Oct. @ Asagiri Arena)
黒は終わった、白くぬれ!: シアター・ブルック (30th Sept. @ Liquidroom Ebisu)
その日は近い: 二階堂和美 + 渋谷毅、外山明 (18th Sept. @ Kichijoji Star Pine's Cafe)
インディーの手鏡: タイム・ボム・レコーズ 15周年記念イヴェント feat. タミオ・イノウエ, ルインズ, ジ・イーヴンズ, ブラインド・ビースト (18th Sept. @ Shibuya Quattro)
のび太くらいほっとけない: 危ダビ中年院 feat. ドラびでお、マキタ学級 with グレート義太夫、mr. natural(ミスター・ナチュラル) (17th Sept. @ Roppongi Super Delux)
パンドラの箱空けた: マグマ (16th Sept. @ Shibuya O-East)
突然の贈り物: カドゥ feat. 大貫妙子 (14th Sept. @ Yokohama Motion Blue)
厚み増す年輪、追いかけても回帰: あふりらんぽ (10th Sept. @ Tsujido Sputnik Cafe)
誤解上等、ズイノシンはパンクだよ: ズイノシン (9th Sept. @ Shibuya O-Nest)
危ないミライ、ヒカリは地下から: 危ダビ少年院 feat. コンチ、煙巻ヨーコ Session + 藤乃家 舞、オプトラム + カコイヨシハル(from ズイノシン)、エンジェル・オー・ディー、ノイナン、ガルペプシ、ディステスト (2nd Sept. @ 六本木スーパーデラックス)
ビールで酔いの宴: スペースシャワー列伝 第五十三巻 feat. カットマン・ブーチェ、サケロック、デパペペ (12th Aug. @ 新宿ロフト)
胸いっぱいの: 二階堂和美 (21st Jul. @ 新宿マーズ)
季節がら入り混じりまして: Metalchicks' Pre-release Party feat. メタルチックス,ASA-Chang & 巡礼,にせんねんもんだい,キー (16th Jul. @ 渋谷ラッシュ)
コラム : 環境的音楽"オシリらんNOSIN (16th Jul.)
Interview : 現時点、最高のバンドである理由: ズイノシン (11th Jul.)
HIPHOP苦手でもいらっしゃい: ECD (1st Jul. @ Shibuya O-nest)
白と緑が危険にみえた夜だなぁ: MONG-HANG (18th Jun. @ Shimokitazawa Era)
東京もんが集まるんも、こら〜当然だわ: 破壊宙 vol.2 (12th Jun. @ Shinjyuku JAM)
Interview : あふりらんぽを知りたくないか!?: あふりらんぽ
やんや言うけど、のびのびやって!: あふりらんぽ (3rd June. @ 渋谷O-Nest)
今日ばっかりはひとことで表せない : 新宿ロフト 6th Anniversay "RHYTHM OF FEAR" feat. 生花, メタルチックス, ニルギリス, ズボンズ, レンチ(22nd May. @ 新宿ロフト)
凄く大きい音が出て、そこでマゾンナは...: 新宿ロフト 6th Anniversay "RHYTHM OF FEAR" feat. ザ・原爆オナニーズ、DMBQ and マゾンナ(21st May. @ 新宿ロフト)
い次元ワールド絶タイ楽しいYO=!: あふりらんぽ (20th May. @ 難波ベアーズ)
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現実にペタペタ足つけて、踊りたいんだオレは : KAIKOO JAPAN TOUR feat. DJ BAKU、MSC、GOTH-TRAD、DJ KENTARO、韻踏合組合、and more... (13th May. @ 代官山ユニット)
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