Asagiri Jam It's a beautiful day @ Asagiri Arena (1st to 2nd Oct '05)
Sound Tribe Sector Nine - 流れるものは留められない -
サン・パウロを途中で抜けてきたよ。タイムテーブルが時間どおりに進んでいなかったためステージ間の移動含めサウンド・トライブ・セクター・ナイン(以下STS9)はちょっと遅れるくらいでいいか! と、後ろ髪引かれつつ急ぎ足でメイン・ステージへ向かった。すると演奏はまだ始まっていないではないか。そわそわする気持ち、心があっちにいってしまっている。しかし、こんな落ち着かない気持ちになってまでSTS9を観なくちゃいけないと思っていたのだから、ボクの胸の内にある彼らへの期待はとてつもなく大きかったのだろう。
STS9との出会いは2年遡る。多くのひとがこの日の評判を耳にしただろう、フジロック03のライヴがボクと彼らのファースト・コンタクトだ。彼らのことを何も知らなかったのだから、出演が決まったことも当然知らない。なにげなく出演アーティストをチェックしていたとき、ふと目に入った幾何学模様、STS9という名前。調べていくたび沸き上がる興味は必然性をまとった一目惚れのようなもので、これだけは外せないと思っていた。
そしてフジのライヴ。はじまりが雨のなか比較的少ない観客数だったせいか、みるみる増えていくオーディエンスの輪が今でも脳裏に焼きついている。もの凄いライヴだった。後の情報によると熱演は80分にも及んでいたという。
この体験があるのだ、朝霧も見逃す手はない。気持ちを再確認したとほぼ同時にライヴは始まった。それもゆっくり足並みをそろえるような形で。
スロー・スターターなのは当然だ。彼らはステージ上で空気を感じ取っていたのではないか? 決して煽らず決して急がず。音を汲み取るように、どんどんかさを増していく器。彼らがジャム・バンドと言われるのは、その徹底したエゴレスな姿勢と、あらゆる音楽を詰め込んだその知性にあると思う。彼らがやっている共同体としてのスタイルはなにもジャム・バンドだけのものではない。そう考えると、この器の中身がどんな色をしているかが問題で、ボクにはドラムン・ベースやファンク、テクノが浮かんで見えた。それは他のひとには別のものに映るかもしれないけど、それはそれでいい。重要なのはどんな音楽も美しく紡いでいるという点。そしてどの曲でもエネルギーが爆発しているという点。
目を引くドラムの演奏はやはりスゴい。とんでもなくカッコイイ。でも、ベースの磁力であったりキーボードの浮遊感であったり、STS9流のスペース感覚って彼ら全員で生み出しているもの。たまに前に出てはしゃいじゃうドラムの彼がいても結局は音楽で仲直り、みたいな。そんな一体感が気持ちいい。いつ始まっていつ終わったのかはっきり思い出せないけど、これほど気持ち良くカラダが動いたライヴはなかなかないよ。
期待の分とサン・パウロの分、両方を満たしてくれる素晴らしいライヴだった。だけどそれ以上にボクが彼らから感じた「心に強く一点を残さないライヴ」「瞬間を切り取らない音楽」という感覚、これには舌を巻いたですよ。全体でしか捉えるこのできない大きな存在感は、パンク・バンドの真逆をいってる。「Time is money」ではない、彼らが言う「Time is art」というコンセプト、今回は身をもって知らされた感じだなぁ。
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report by toddy and photos by hiroqui
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mag files : Asagiri Jam
Jam Special '04 : JAP / ENG (04/10/02 - 03) : photos by hanasan, ryota, sama and yusuke
review (02/09/28 - 29) : review by akira noguchi, photos by hanasan and maki
今年は雨 (02/09/28 - 29) : review by nob, photos by ikesan
photo report (02/09/28 - 29) : , photos by ikesan
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2005
溢れる想い: サン・パウロ (1st Oct. @ Asagiri Arena)
黒は終わった、白くぬれ!: シアター・ブルック (30th Sept. @ Liquidroom Ebisu)
その日は近い: 二階堂和美 + 渋谷毅、外山明 (18th Sept. @ Kichijoji Star Pine's Cafe)
インディーの手鏡: タイム・ボム・レコーズ 15周年記念イヴェント feat. タミオ・イノウエ, ルインズ, ジ・イーヴンズ, ブラインド・ビースト (18th Sept. @ Shibuya Quattro)
のび太くらいほっとけない: 危ダビ中年院 feat. ドラびでお、マキタ学級 with グレート義太夫、mr. natural(ミスター・ナチュラル) (17th Sept. @ Roppongi Super Delux)
パンドラの箱空けた: マグマ (16th Sept. @ Shibuya O-East)
突然の贈り物: カドゥ feat. 大貫妙子 (14th Sept. @ Yokohama Motion Blue)
厚み増す年輪、追いかけても回帰: あふりらんぽ (10th Sept. @ Tsujido Sputnik Cafe)
誤解上等、ズイノシンはパンクだよ: ズイノシン (9th Sept. @ Shibuya O-Nest)
危ないミライ、ヒカリは地下から: 危ダビ少年院 feat. コンチ、煙巻ヨーコ Session + 藤乃家 舞、オプトラム + カコイヨシハル(from ズイノシン)、エンジェル・オー・ディー、ノイナン、ガルペプシ、ディステスト (2nd Sept. @ 六本木スーパーデラックス)
ビールで酔いの宴: スペースシャワー列伝 第五十三巻 feat. カットマン・ブーチェ、サケロック、デパペペ (12th Aug. @ 新宿ロフト)
胸いっぱいの: 二階堂和美 (21st Jul. @ 新宿マーズ)
季節がら入り混じりまして: Metalchicks' Pre-release Party feat. メタルチックス,ASA-Chang & 巡礼,にせんねんもんだい,キー (16th Jul. @ 渋谷ラッシュ)
コラム : 環境的音楽"オシリらんNOSIN (16th Jul.)
Interview : 現時点、最高のバンドである理由: ズイノシン (11th Jul.)
HIPHOP苦手でもいらっしゃい: ECD (1st Jul. @ Shibuya O-nest)
白と緑が危険にみえた夜だなぁ: MONG-HANG (18th Jun. @ Shimokitazawa Era)
東京もんが集まるんも、こら〜当然だわ: 破壊宙 vol.2 (12th Jun. @ Shinjyuku JAM)
Interview : あふりらんぽを知りたくないか!?: あふりらんぽ
やんや言うけど、のびのびやって!: あふりらんぽ (3rd June. @ 渋谷O-Nest)
今日ばっかりはひとことで表せない : 新宿ロフト 6th Anniversay "RHYTHM OF FEAR" feat. 生花, メタルチックス, ニルギリス, ズボンズ, レンチ(22nd May. @ 新宿ロフト)
凄く大きい音が出て、そこでマゾンナは...: 新宿ロフト 6th Anniversay "RHYTHM OF FEAR" feat. ザ・原爆オナニーズ、DMBQ and マゾンナ(21st May. @ 新宿ロフト)
い次元ワールド絶タイ楽しいYO=!: あふりらんぽ (20th May. @ 難波ベアーズ)
Interview : アメリカで名を挙げたPeelander-Z: Peelander-Z (17th May)
現実にペタペタ足つけて、踊りたいんだオレは : KAIKOO JAPAN TOUR feat. DJ BAKU、MSC、GOTH-TRAD、DJ KENTARO、韻踏合組合、and more... (13th May. @ 代官山ユニット)
映画レヴュー : 悔恨したオレ、後追いはこれで終わりにしたい!: 『KAIKOO/邂逅』 (22nd Apr.)
Down Beat Delux : ロッキン・イチロー・アンド・ブーギー・ウーギー・スイング・ボーイズ / モダーン今夜 (10th Apr. @ 川崎クラブチッタ)
あがた森魚でぽんポがぽんポンあふりらんぽ : あがた森魚 and あふりらんぽ (9th Apr. @ 青山カイ)
SXSW 編集後記 : (16th - 20th Mar @ Austin TX)
デンジャーMAD爆裂カルテット : DMBQ (18th Mar. @ SXSW05,Club de Ville Austin TX)
インベーダージャパン 〜セカンド〜 : SXSW05特集コラム 第3話 (16-20th Mar. @ Austin TX)
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ロックンロールワークショップ発見 : ピーランダー-Z (19th Mar. @ SXSW05,mojo Austin TX)
なんでSXSWに行ったの : SXSW05特集コラム 第1話 (16-20th Mar. @ Austin TX)
逆輸入はカッコ悪いぞジャパン : エレクトリック・イール・ショック (17th Mar. @ SXSW05,Bigsby's Austin TX)
Mag Special with SXSW05 : (16th - 20th Mar @ Austin TX)
頭ん中フラフラ革命 : モーサム・トーンベンダー GUEST : パニック・スマイル / あふりらんぽ (05/02/25 @ 渋谷 クアトロ)
『エメラルド・カウボーイ』特集 - 第3回 何かでっかいことをしようぜ : 早田 英志 (05/02/20)
驚きの白さ、抜群ケミカルウォッシュ : ザ・ケミカル・ブラザーズ (05/02/12 @ 渋谷 AX)
脳ミソのうしろ側が開いてるのにアフロで隠してる : ザ・マーズ・ヴォルタ (05/02/08 @ リキッドルーム恵比寿)
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アッシュは煌きシャイニング : アッシュ (05/01/17 @ 渋谷 AX)
『エメラルド・カウボーイ』特集 - 第1回 男、エメラルドに惹かれる : 早田 英志 (05/01/13)
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