South by Southwest Music Festival + Conference @ Austin, Texas (16th - 20th Mar '05)
SXSW05 特集
- Swift Report -
数々あるSXSWの会場の中で、大きめの会場となるSTUBB'Sには有名なアーティストが出演する。ちなみに今日のトリはFatboy Slimだ。
日本では昨年のフジロックへの出演や、単独公演などで人気・実力ともに認められつつある22-20sだが、UK勢全般の人気が低いアメリカではどうなのだろうか。
昨夜のBilly IdolやThe Donnasでは入場規制がかかったというが、開場から10分。どうやらそういったことはなさそうだ。やはりUK勢は苦しいのか。
ライブ・スタートの頃にはフロアにはそこそこのオーディエンスが集まってはいたが、所々に隙間が目立つ。スタートすると歓声も上がることは上がるが、奥からは聞こえてこない。どうもUK特有のあの「まったり感」がダメなようで、アメリカ人は分かりやすいものの方が受けるらしい。ギターで言えば「ジャラ〜ン」よりも「ギャーン」。1試合に数点しか入らないサッカーよりも、何十点も入るバスケの方ががお気に入り。
何だかんだ言って僕も初めて観るから曲名も憶えていないんだけど(知識は数曲聴いたことがある程度)、後半からからは、ドラムがドカドカ入ってきて「アメリカ人好み」になってきた。1時間っていう短い時間の中で全てを出し切るっていうのは相当難しいのだろうけど、それでも色々な面を見せた22-20sは確実にオーディエンスに届いたはずだ。ステージ終了後のトイレの行列がそれを物語っていた。
( report by taisuke and photo by sama )
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画的にしびれた。いやぁ、エロかったです。なんであんなパフォーマンスをするんでしょうね。会場のElysiumは昼間GitoGitoHustlerやThe Spunksが演奏したハコであったが、Electorocuteの出演時間は夜の8時で、当然ですが昼間とはうって変わって暗い。ステージの上ではなにやらリハーサルをしているメンバーがいる模様。このユニット、ドイツはベルリンからやってきた女性二人組エレクトロユニットということで、実はなかなか無い編成だったりする。演奏開始の瞬間、リハーサル時に着ていた服を脱ぎ捨て異様な光景が目の前に。ふたりが着ているステージ衣装はキャットスーツとメイド服。そんなもんだから益々会場は妖しい空気をまといはじめ、予想を上回る数の観客が会場入りを希望し列を成していた。当然男が多い。
そして、肝心の音はというと超絶チープ。打ち込みのテンテケテンテケという電子音に、シンセサイザーの音というより鍵盤を叩けば鳴る音を乗せ、ギターをガシガシ掻き回す。どちらか、もしくはどっちもが手持ち無沙汰になればマカレナ以上パラパラ未満の省エネダンスがゼンマイ仕掛けの人形のように繰り広げられ、ボクは正直なめられてるのかと思った。
しかし、ふと立ち止まって考えてみると、ひとつの考えが頭に浮かんだ。「これは作戦か!?」そもそもこのユニットの出身はドイツではないか。えれくとろピコピコの発祥であり、現在もCHICKS ON SPEEDというチープエレクトロチームが存在するではないか。シュールなドール達はたちまち大人を欺く才女のように思われ、頭の中をかき乱される。結局、訳も分からずハテナを突きつけた彼女達の勝利でボクは敗者。深く考えなけりゃチープなだけなのに。全くドイツは恐ろしい。
( report by toddy and photo by ryota )
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ハート柄のフリフリのドレスをまとった姿に胸キュン必至なこのバンド。セッティングの時から視線は胸元に釘付け。胸元以外にも、キュート声とポップなサウンドがハードススケジュールな僕を癒してくれる。
若い女の子が主人公の恋愛映画なんかの主題歌になってもバッチリな曲から、ロンナイあたりでスピンされてもおかしくないRock&POPな曲まで、視覚と相まってより楽しくなる。このバンドにはビールやハードリカーよりもトロピカルなカクテルがお似合いだ。パイナップルとパラソルの飾りも忘れないでね。
この手のバンドでボーカルの女の子が楽器を弾くと、かなり下手で「それ飾りやんけ!」とツッコミをいれたくなるんだが、ツッコミを入れるくらいに下手ではなくてこれまたびっくり。
普段はヤニとタバコの臭いでいっぱいのライブハウスも、この時ばかりは香水の香りでいっぱいになり、心なしか明るく見える。というのも女の子のオーディエンスが多かったからで、同姓からの反応も上々。キーボードを使ってのウラ打ちナンバーでは、一緒に踊っているコもいた。
正直「ずば抜けていいバンド」というワケじゃあないかもしれないけど、このバンドから何かのエネルギーをもらったことは確かだった。最近疲れ気味のアナタにオススメですよ。明日も観たいなぁ…。
( report by taisuke and photo by sama )
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Emily Sparks
from Austin TX
unknown

『What Could Not Be Buried』
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このひとオースチンの人だったらしい。ボクにとっては昨日のJetscreamer以来の地元さん。やはり地元のアーティストにはお得意さんが居て、この日も6人くらいの集団がテーブルを囲んでやいのやいのやっていた。しかし、観客は比較的まばら。地元の観客と我々外国人がどれだけいい空気を生み出すことが出来るかというのも海外フェスの醍醐味のひとつだと思う。
このアーティストはいわゆるシンガーソングライターですが、他と大きく違う何かを持っているんです...と言いたいところですが、実に素朴なシンガーでありまして、逆にボクは素敵だと思った。これは事実。
アーティスト写真とはマジカルなもので、アー写ではすらっとキュートな顔立ちをしていた彼女も、実際に観るとぽっちゃり恰幅系。しかし、予想外だったのはそのキュートな声。声量豊かな感じを描いていたのに、ウィスパーヴォイスの波動は確実に脳からアルファ波を誘い出すものであったし、観客との掛け合いで美しいアットホームな空気を作り出すフロアのプロであった。
あえて挙げるとしたら、たまに聴かせるスライドギターによる揺らぎの表情が彼女の音楽の個性だろうか。緩やかな演奏のなかで異彩を放つ不穏な揺らぎには惹き付けられるものがある。声は昔のJowelのそれに近く、雰囲気を作る才能はCat Powerを彷彿とさせる。彼女のポップは一曲ごとに拍手を誘うような完成されたもので、初めて聴くボクのようなひとにも優しく響き、地元と思われる客がフロアで輪になって踊りだしてしまいようなこともあり、ビジュアル的に癒された。ちょっと疲れ気味だった体にしみるリラクシングポップを楽しませてもらったと思っています。
( report by toddy and photo by ryota )
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ロカビリーに新しいジャンルを発見。その名もバカビリー。「そんなこと書いてるお前がバカだよ」なんて思われそうだが、いいんです。だって楽しかったんだから。あのステージを観た後ならどんなに寒いダジャレでも許されてしまう気がする。
2000人は軽く収容しようかというAustin Music Hall のでかいステージに現われた3人の男たち。ルックスなんて時代錯誤、音だって決して新しくはない。いいね。カッコイイ。ブルース・ハープで汽笛を鳴らすと、Swingin' Partyの始まりだ。j.d. WILKES(v/harp)は1曲目からブッ飛んで、顔を真っ赤にして歌う。歌うといっても、彼にとっては歌よりも動きの方が大事で、サスペンダーを振り回したりパントマイムをしてみたり。ロカビリーに興味が全くなくても、観てるだけで楽しくなるはず。
もちろんステージの上でアホみたいな動きをしてるだけじゃあなくて、ボーカルとしてもメチャクチャかっこいいんだけど、どうしても動きに目がいってしまう。
アーティストを冷やすために回っているファンの羽根を舌で止めたり、どこにあったか知らないけれどヌンチャクを振り回したり(ヌンチャクさばきが板についているのにもびっくりした)。彼の動きを書き始めると本当にキリがない。
一番肝心な音なんだけど、ロカビリーを知っている人だったらStray Catsや、ロバート・ゴードンなんかを連想してもらえると近いかもしれない。ロカビリーを知らない人は、このレポートを読んでロカビリーに少しでも興味を持ってもらえると嬉しい。
バッチンバッチンと鳴ってる音にはまったら、もう抜けられないぜ!
( report by taisuke and photo by sama )
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ヘヴィーチェロミュージックなるものがあればそんな感じで説明するのも悪くないと思う。てっきり穏やかなチェロの演奏が聴けると思っていたが、嬉しい誤算がボクを待っていた。フォーマットとしてのポストロックに近い印象を感じさせながら、彼女たちの音楽は文字通りロックに代わるロックの表現のひとつを提供してくれた。
まず、このJoraneというアーティストはフレンチ・カナディアンのようで、カナダに拠点を置き音楽の活動をしながらフランスの映画に出演するなど活動は多岐にわたり、生で観た彼女からも環境に対するしなやかさを感じ取れた。MCも軽快、表情も豊か。人間味溢れてますよ、彼女。
しかし、演奏を始めるとロックなチェリストという一面も垣間みられる。ゆるくやるところはとことんそのように。逆に激しさが要求される場面もあって、そのときの姿はチェロ界のアーニー・ディフランコと言って過言ではない。「フッ!」「ハッ!」という気合いの声とともに、着席した状態でも体を大きく揺らして弓を引く。ブレイクの瞬間ポーズをとることもあって、もはやジャズとは言いにくい。かっちょいい。バックのドラム、ギター、ベースの演奏も申し分無く、次第に盛り上がっていく展開はポストロックさながら。鬼気迫るものがある。
フリージャズと言わずポストロックと書いたことには訳があって、最初は川の源泉から始まった音源が次第に豊かになり川と成る。この展開までは緩やかであっても次が急速。いきなり滝のようなヘヴィーな展開が待ち受ける。Joraneは弦を弓で叩き「バーン!」と重みのある衝撃音を。ドラムは次第にビートを刻み、ベースがドロドロとウネる。さすればそこは極上のアンビエントへヴィーな世界で、これはポストロックと呼ぶにふさわしい。鳥肌ものの迫り上がりで、観客も唖然としていた。
声の美しさはエンヤ級で尋常じゃないにも関わらず、この曲展開である。オルタナ女王として、頭角を表す時期は近いとみた。
( report by toddy and photo by ryota)
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MXPX
from Bremerton WA
www.mxpx.com

『Before Everything & After』
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スタートより少し遅れて会場に到着すると、すでにイカついパンクスやらキッズがパンパンに入っていて、スピーカーからは爆音が響いてくる。ミュージックマン・スティングレイのピックガードにはお馴染みのあのイラスト。日産のCMでThe Clashに続いて流れているMXPXがモッシュ・ピットの危険度をどんどん上げていく。
「エクスキューズ・ミー」と人の群れを掻き分けてモッシュに参戦する。プレス用のバッヂを服の下に隠し、人差し指と小指を立てて単なるオーディエンスになる。僕の場合、取材に行ってプレスパスが邪魔な時っていうのが度々ある。あれが付いてると思いっきりはじけられないんだよね。
ライブ中盤に「一緒に歌おうぜ!」とMike(v/b)がオーディエンスを煽ると、もう大変。前後左右から押し寄せるモッシュの波、波、波!
日本人の僕は彼らと気持ちは同じでも体格が別物なので、彼らのパンパンになった腕がぶつかるだけで押しつぶされる。やっぱり命は大事なわけで、なんとかモッシュ・ピットから脱出。会場がもっとデカかったら本当に危なかった。はじけ過ぎは危険です。
落ち着いて周りを見渡すとパンクスやキッズだけじゃなくて、いい歳になったおっちゃんなんかも交じっている。しかもモッシュしてるし。こんな光景は日本じゃあ絶対に観られない。初めて観るアメリカでのライブは衝撃を僕に毎回与えてくれる。
おっちゃんのモッシュしている姿はずっと忘れないことだろう。
(report by taisuke and photo bu sama )
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実はこの日の自ら裏企画として、GSLのバンドをチェックするというのがありました。GSLというのはmars voltaのオマーがやっているレーベルのようで、最近そこのレーベルコンピレーションを購入し、収録バンドのえげつない攻撃的サウンドにぶっ飛んでしまったのでした。そこに収録されているバンドはあまり出演していないみたいだけど、SXSWでいくつか出るみたいだったのでチェックしてみました。SXSWはバンドの見本市とよく言われるけど、どこかの日のどこかのハコはどこどこレーベルがまとめてブッキングしてますと。そういうことなんです。音楽が好きな人にはきっと好きなレーベルのひとつはあるでしょ。つまりそういったことでSXSWはとてもいい機会なわけです。
前置きが長くなって申し訳ありませんが、ボクがチェックしたのはこのバンド、Year Future。たまげたよ。デビルなんですよ、きっとこのバンドは。悪魔ですよ。ブルースの世界で有名な話にRobert Johnsonが悪魔に魂を売ってギターの技術を身につけたというお話があるけど、あの話をむげに否定できないほどYear Futureは悪魔の申し子だと思った。
ヴォーカルの彼はタランティーノ映画によく出てくるテンガローハットが似合うあの俳優に似ていてがっちりしているのに頼りなさげ。どこみてても虚ろで怖い。ギターやベースは演奏に集中していて実はまともに見える。そして一番すっ飛んでるのが胸と両腕にコウモリの入れ墨、もしくはマジックで入れたドラム。超速過ぎて観てるだけで不安になる。ボクの不安も当然で、あまりの超速と痛打のお陰でスティックの破片が飛び散ってきた!一度ならず二度三度。ささくれスティックで叩くドラムに勢いを失うことなどは全く無くひとりブースター状態である。胸のコウモリはカエルのぴょん吉より生々しく浮かび上がってくるように見えた。
この日はドラムの衝撃が強すぎて他の演奏に集中できなかったけど、次回があればきちんと観たい。それだけ凄かった。
( report by toddy and photo by ryota )
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写真を見たときから予感はしていた。音を聴いたときに確信した。このバンド、正真正銘の"ロック・馬鹿"だって。そして、実際はその上をいっていた。
クシャおじさんに似てるKim Kix(v/g/dawghouse bass)はマイクを食べたり「ブルルルルル」と唇を震わせて、ボーカルとは名前だけのパフォーマンス(一応歌ってはいるんだけどね)。前日の睡眠不足とか疲れとか、どうでもよくなる。バーに急造仕様で付けられたステージと狭いフロアなんかでは収まりきらないスケールに、外を通り過ぎる人たち全員が足を止めていく。
60年代のR&Bに現代のロックを足したような、クシャおじさんにMr.BEANをたしたようなこのPowersoloというバンドは本当に予測不能。気付いたら狭いフロアはもっと狭くなっていて、後ろの方までぎっしり人が詰まっている。「このバンドはクールでファニーだよな!」と話かけてきたオーディエンスの一人は、奇声を発しながらステージ前の人ごみへと消えていった。
擬音や顔芸、奇妙なダンスで釘付けにしたかと思うと、いきなり真面目な顔つきになり、ギターを弾き始める。「お?!」と思ってから数十秒経つと、もう動きも何もかもが崩れている。それでも音だけはきっちりと崩れないから不思議なものだ。
デンマークはコペンハーゲンからやってきたPowersolo。もう忘れられない。
( report by taisuke and photo by sama )
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このアーティストのライブレビューはありません。( photo by ryota )
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これは何パンクだ!?黒尽くめに決め込んだ見た目からは意外とポップな一面を想像したが、想像とは全く違ってメロディー無しの、こってりどっしり重音バンドであった。まず、この重音バンドがとんでもない音を出していることを紹介しなくては。
この日のこのハコは先ほど触れたように、「レーベルまとめてご紹介します」といった趣旨のものだったので観客もほぼ移動せず、悪いコトバで言うと内輪ノリであった。しかし、その分ここで観客に見放されては終わりなのだということでアーティストにとっても必死。そこでこのバンドはどうしたか。ボクが観る限りでは、うまくまとめていたように思える。
遠くから見ると紅の豚かグッチ裕三にしか見えないPiggy体型のヴォーカルは、予想に反して高音域でヴォーカルがとれるタイプのようで自在に低音と高音を使い分け面白いスタイルだ。この手のハードコアやパンクバンドにおいてはやはりポップな声色であることは確か。しかし、メロディーが存在せずビートなロックなので、ギターとドラムが勢いを作っていく。ちなみに言い忘れていましたが3ピースバンドです。ベースレスを売りにするバンドが増えているなか、このバンドにベースは必要ないものであることは勢いの面で実証済みだ。ギターとドラムでは戦いになるのは必然。割って入るヴォーカルが勢いを断つまでは一曲の中で速度は加速する一方。凄いバンドだ。
こういった変則的なバンドはきっと観るとき観るときで変わって見えるんじゃないかな。ボクのレヴューをひとつの参考にしてまずは音源を聴いてみるのもいいかも。アドバイスはその速度よりずっと速いということを伝えておきます。
( report by toddy and photo by ryota )
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店に入った途端に視界に広がる異世界。正に「ここは地獄の1丁目」。めくるめく赤と黒の世界に足を踏み入れると、見えてくるのは灼熱地獄でも針山地獄でもなく、ロカビリー地獄。こんな地獄ならいつでも飛んでいくよ。
ライブスタート前になるとただでさえ狭いフロアに「絶対にムリ!」っていう数のオーディエンスが集まる。バンドがスタンバイするのと同時にSatan's Cheerleadersもスタンバイ。ファイアー・パターンの超ミニな衣装と網タイツ、体に刻み込んだタトゥーがやたらと目立つ。そして定刻通りに地獄のショウがスタート。
ふとウッド・ベースに目をやると、弦を押さえる左手がない(!)それなのに高速スラッピングをバチバチとキメるシングル・ハンドのベーシスト、Lefty DeMarcoはあまりにもかっこよすぎる!
Rockin'&Swingin'なナンバーに合わせて悪魔のチアリーダーがT-バックを見せつけながらケツを振る。それを見たBuster Crash(v/g)の口元がキュっと上がると、悪魔の笑顔になり、Clem Hoot(g/v)なんかWWEの"墓堀人"アンダー・テイカーも震える位に白目むき出しで叫ぶ。
ここまで凝ったパフォーマンスながらにも、サイコビリーでもなければパンカビリーでもなく、ピュア・ロカまではいかないがシンプルなネオ・ロカといった感じ。
踊りたくて体はウズウズしているのに、踊るスペースなんて僅かにもなく”生殺し”状態。確かに地獄だ。
終了予定の深夜2時をはるかにオーバーして繰り広げられた悪魔達のパーティは強烈に脳裏に焼きつき、終わってから一晩も経たない今、早くも禁断症状が出はじめている。
( report by taisuke and photo by sama )
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このアーティストのライブレビューはありません。( photo by sama )
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昨日の朝は雨で一日中寒くて仕様がなかったけど、今日は朝から晴れ模様で調子がよさそう。こんな日にはさっぱりブレックファーストと言いたいところが、準備に時間が取られそれもままならない。さらに今日一発目に観るバンドはギトギトなハスラーときているから、ここSXSWで爽やかな朝を迎えることは無理なのかもと思わされた。
ギトギトて、やっぱりギトギトしてるのかなと思いきや全然。なんでギトギトなんだろ、めちゃくちゃ軽やかなロックンロールバンドでしたよ。
SXSWは大体のアクトが夜に行われるため、昼のライヴではお客さんの数はまばらなのが当然。しかし、どこを情報源として集まってきたか「日本のバンド大好きです!」な方々がわらわらと集まり、ちょっとワイワイできるくらいの数は集まった。ちょっと男が多いかな、日本のガールズに向けてやはり萌え光線が注がれるのか!?
演奏が始まる前にギトギトの先制攻撃「アイキャントスピークイングリッシューーッ」。会場の緊張感など全く失われた。ユルいね。しかし演奏が始まるとステージを縦横無尽。このバンド、ロックンロールなんで音のソリッド感は間違いなし。しかし、そろってクルリンと回転するところとか、チープな点も残しつつなのが素晴らしい。そして一番素晴らしいのは「I have no MONEY!CD買ってくれ!!」の気持ち。そう、その気持ちがロックンロールを加速させる。カネ無いなら音でカネ稼いでいこうよ。あなたたちは5678sやロリータ18号の欠片を持ってるよ。海外でも日本でも稼いでいこ。ちなみに、萌え光線ではなく情熱の燃えでした。
( report by toddy and photo by ryota )
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このバンドを原稿で表現する必然性ははっきり言って無いかもしれない。というのも、とてつもなくヴィジュアル系ですからこのバンド。化粧で飾らないビジュアル系、つまりロックのダイナミズム炸裂ということで、今日は昼間っからエラいもん観させていただきました。しかも「昼間に無しでしょ」な下品愚行の応酬はたまらなく、下ネタに国境は無いことも知らしめてくれた。
そして、はっきりと言っておこう。アソコでロックンロール転がしてるでしょあなたたち!"○ん○"とか"○ん○"とかが口から出てくるのは当然のこと、腰をアレしたりナニをどうしたり「全くはしたない」というひとが押し寄せてきてもおかしくないですよ。と言ってもそんなヤツは自然とライヴには来ませんから、現実的はどんどんやるべきでしょう。
しかし、下ネタなんてのはやはりギミックでしかなく、音は本物だから素晴らしいのです。現在NYを活動の中心としているだけあって、音の説得力は断然コトバ以上。ベースのウネりは元ミッショルのウエノを彷彿とするものでありながら暴れる暴れる。両膝付いてスライディングとかかっこ良すぎるよ。ドラムも激しさとアソビの共存で、強靭なリズムを刻む。そしてまとめるのはVo,HAJIMEのお遊び。猫爪で弦を引っ掻いたり、スピーカーにまたがったり、実はかっこいい。
3つのピースが上手くかみ合ったらそこにはもはやロックンロールしかない。途中、Joan Jettの"I Love Rock & Roll"から音をいろいろ手繰り寄せた"I Love Wok & Roll"が披露され、あまりにも率直なロック愛のアピール。みんなロックンロールにはついてくるんだから裸のあなた達を見せてりゃこの先やっていけるよ。もちろん本物の裸はアレですけどね。
( report by toddy and photo by ryota )
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もう最高!やっぱりこのバンド付いていくよ!とんでもないですよ!だいいち今時世界の中心でメタルを叫んでる日本人なんてのは某メタル雑誌読者くらいなもので、メタルとは一定の距離を置いて音楽をやるのがオシャレなんでしょ。それにノーを突きつけ、世界中で目覚めの悪いメタルの仲間を叩き起こす"メタル界のかあちゃん"的存在となったこのバンド、応援しない訳にはいかないです。
このElectric Eel Shockというバンドはメタル的でガレージなバンドといえば簡単ですが、一筋縄でいかないのは、気持ちがメタルに偏り過ぎる素敵な性格を持っているから。面白さに満ちあふれるステージアクションと本物のテクが魅力の男気バンドなのです。
しかし、日本より海外の方がこのバンドの凄さを評価しているようで、海外では大物と共演したりして喝采の的になっているとのこと。ボクは東京で一度彼らを観てからその後観る機会を失って、バンドはまた海外に行ってしまったので今回のライヴはスペシャルに楽しみであった。
そして事実このバンドの受けは想像以上。観客を引っ張る力がまずとてつもないですね。メタラーは拳をあげる際、人差し指と小指をちょこんと伸ばして挙げることを善しとされる風潮があるのですが、それを観客全員に強制させる。また、コール&レスポンスも申し分無い。そして何より馬鹿みたいに繰り広げられるステージアクションがまた汗臭く、逆に観るものを気持ちよく盛り上げてくれる。音楽に関しては男が好きな音楽。ロックが好きな音楽。この音で開場時の二倍近く観客をハコに集めるのだから素晴らしく、終演後の物販の盛況ぶりがこの日のライヴの受け具合を表していた。日本のロックバンドがメタルで世界的に活躍するなんて、いつの時代の夢だったでしょうか?今でもHR/HMに大枚をはたいているお父さんも一度チェックしてみて。サバスの曲は必ず聴けるから。
( report by toddy and photo by sama )
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「日本のバンドはどういう風に外人に受けるのか」
これが今回SXSWに取材にきた動機の一つだった。例えば今回SXSWに出演するブリーチやギターウルフもそうだけど、「日本のロック」が外国でも受けいられている。それは各バンドが凄いパフォーマンスをしたり、曲がよかったりというところが大きいんだろうけど、外国人からしたら、「物珍しさ」なんかもあるんじゃないだろうか。
「Japan Nite」と題された日本のバンドだけが出演するSXSW内でのイベントのトップを飾ったのはNoodles。3人の女の子ので構成されたロック・バンドだ。時間が押していて、開場してからすぐにスタートしたNoodlesは、オーディエンスがまだ入場しきっていないという厳しい条件の中、ありったけの自分達のロックをぶつける。
まばらに入った日本人以外のオーディエンスのほとんどは、とりあえずデジカメや携帯電話のカメラでNoodlesを撮影する。やはり日本のバンドは珍しいのだろうか。
Noodlesの日本でのライブを観たことがないから何とも言えないが、演奏からは不安や緊張といったものは感じなかったし、アウェーの空気を楽しんでいるようにも見えた。日本での彼女達はお世辞にも有名なアーティストではないし、位置としては「これから」のバンドだ。正直に言わせてもらえば、そこまで特別なバンドではない。演奏やオリジナリティで言えば、同じく日本からSXSWに出演するバンドの少年ナイフやBleachの方が上だろう。それなのにここまで盛り上がるということは、やはり「物珍しさ」だろうか。
外国人から日本を見る目はまだ「日本=サムライ、ゲイシャ」が通念だった時代と、実のところは変わっていないのかもしれない。
( report by taisuke and photo by sama )
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昼から日本のバンドを観てきて、ガールズバンドには正常な熱い眼差しが向けられ、日本のロックンロールが受け入れられていることも確認し、もうSXSWで日本のバンドが美しく愛されていることが分かったので、ボクの使命はまっとうされたなどと思っていたが、ひとつ忘れていた。日本のポップスはどうなんだろうということだ。
このユニットが抱える楽器はウクレレ。いかにも日本的、というかハワイアンですよね。しかし、アメリカの大地で奏でられるウクレレのソングたちは限りなく日本的に感じられ、観客の外人さん方もたいそう満足な御様子でした。
しかし、RAMONESの曲が演奏されたときはビビった。帽子をかぶった女の子ふたりがウクレレ抱えてRAMONES。アメリカにおけるロック界のイコンに魂もらって世界へ飛び立っちゃう日は近い?
( report by toddy and photo by ryota )
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日本のポップスを牽引する存在へ成長した彼女がSXSWに上陸した。今回はJapan Niteという追い風とも向かい風ともとれる状況の中で、どれだけ"音楽"を響かせることができるかが焦点になっていたと思う。特にポップスというものは性質上コトバの占める役割が大きいため、コトバをどれだけ障害にしないでいけるのか気になるところであった。
彼女は英語圏の方と仕事をしていたと思うが、その点でコトバの障害は低い方だったのでは無いだろうか。一曲目"Heaven's Kitchen"の展開は決して流暢なものでは無かったかもしれないが、しなやかな曲展開は観客に自分の音楽をぶつけるきっかけになった。その後も、会場にいた外国人、日本人かまわず曲の反応は良かったと思う。
2年前に朝霧ジャムでドノヴァン・フランケンレイターのステージに彼女がいきなり登場して、少し驚いた覚えがある。この日の演奏は、朝霧で観たのびやかな印象はあまりなく、少なくともボクには緊張しているように見えた。今回のライヴが彼女を世界に向かわせる一歩になるなら、少しずつ海外進出を重ねて力強くなって欲しいと思う。
( report by toddy and photo by ryota )
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SXSW05 特集
Overall View
Reviews :
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[ World/Inferno Friendship Society ]
Swift report
[ 16th ] :
feat. Mono, Jawbone, Boyskout, Jennifer Gentle, Jetscreamer, Smoosh, Scott h.biram, Donnas, Temper Temper, The Benevento/Russo Duo, Billy Idol, Manikin, The Ends, Crank County Daredevils.
[ 17th ] :
feat. 22-20s, Electorocute, Los Ababdoned, Emily Sparks, Th'Legendly Shack*Shakers, Jorane, MXPX, Your Future, Power Solo, Robert Plant, 400 Blows, Flametrick Subs w/Satans Cheerleaders, Fatboy Slim, GitoGito Hustler, The Spunks, Electric Eel Shock, Noodles, Petty Booka, Bonnie Pink.
[ 18th ] :
feat. World/Inferno Friendship Society, Peelander-Z, , The Heavenly States, Punish The Atom, The Emeralds, DMBQ, Bloc Party, Kasabian, Viva K, The Ordinary Boys, Bleach03, Guitar Wolf.
[ 19th ] :
feat. Buck 65, Moneybrother, The Trews, Gore Gore Girls, Bio Ritmo, These Arms Are Snakes, The Music, savvy.
[ 20th ] :
feat. Gorch Fock and th' Losin Streaks.
Editor's note
[ toddy ]
[ taisuke ]
[ sama ]
[ ryota ]
Staff data base
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