特集『コンドウトモヒロ・歌の色』
コンドウ トモヒロ @ Sangenjaya Grape Fruits Moon (25th Jan '05)
part.4 - ワンマン編
「HOME」
月に1度コンドウトモヒロのライヴが行われているのが三軒茶屋にあるGrape Fruits Moonというライヴスポットだ。2時間半くらいかけてじっくりやるワンマンで、イヴェントではあまり聴けない曲やピアノでの曲もたっぷりと堪能できる。この人はいったいどんな歌を唄っているのか?がもっとも分かる場所といっていいだろう。カヴァーや新曲を披露することも多いし、毎回テーマが変わっていたりするので、毎月観に来ても「今日は何が聴けるのかな?」的な楽しみ方ができる。一番自由にやりたい事をやっているような、いわばホームグラウンドといった感じだ。
2005年1月25日のテーマは「弾き語りを振り返る」。最近やっていなかった初期の頃の曲も含めて、本編はすべてオリジナルの構成になった。「この曲はいつごろ創ったこういう曲で・・・」といった説明をいれながら進めていく。自分の残した足跡を丁寧にたどっていくように。そういう背景を聞きながら改めて聴くと、「意外と冬の歌が多いんだな」とかいつもと違った発見があって面白い。座って、じっくり唄われる言葉からいろんな風景が浮かんでくるようだった。単調になりがちなアコースティックのライヴを、柔らかい言葉と緩急のはっきりした曲調で表現していくから、飽きないし、どんどん世界に引き込まれてしまう。
休憩を挟んで、後半はピアノでスタート。「これをやると、ここ(Grape Fruits Moon)だなぁって感じがする」という”春風”や”小さな夜を抜けて”などは、短い出番のライヴではなかなか聴けなくなっている曲。毎回来てる人にとっては同じように、ここだな、戻ってきたなと感じる曲だ。生ピアノの音が耳に心地いい。
「毎回緊張する」というこの場所では、MCは少なめなことが多い。お客さんも静かだし、ロウソクの灯が照らす室内も落ち着いた雰囲気だから。でも、今回は曲の解説から前の週に行った北海道のお土産話まで、とにかく良くしゃべった。そんな様子にお客さんもいつもより和やかムード。リラックスした空気の中でライヴを楽しんでいた。緊張感も穏やかな空気も、お互いが影響しあって出来るものなのだ。
弾き語りを振り返ったライヴのラストは一番最近の曲”走る風のように、落ちる雨のように。”。ここで、遊びに来ていた城戸紘志をパーカッションに迎えて即興セッション。即席なのにめちゃくちゃカッコいい! こんなに自由なことができるのも、ホームならでは。アンコールが終わったときにはライヴ開始から約3時間が経過していた。けれど、楽しさと、居心地の良さが合わさって、あっという間に感じられた。
- set list -
1.扉を開けて/
2.記憶に澄む橋/
3.もうすぐ/
4.ローラーコースター/
5.DIS-FEEL/
6.真夜中のコード/
7.口笛/
8.少年/
9.冬の冒険/
10.TODAY/
11.きみはどこに?/
12.過ぎゆく雲/
13.静かな世界へ/
14.見知らぬ魂/
15.きれいだね/
16.春風/
17.新曲/
18.小さな夜を抜けて/
19.水音/
20.感触/
21.荒野を抜け、そして戻る。/
22.BAREFOOT DIARIES/
23.恋に落ちたままで/
24.走る風のように、落ちる雨のように。(with 城戸紘志)
En.This boring rock(JERRY LEE PHANTOM)
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