「Blue Beat Bop!2004」 山名昇 50th Anniversary feat. 吾妻光良&THE SWINGING BOPPERS, Little Tempo, WACK WACK RHYTHM BAND, 勝手にしやがれ, SCOOBIE-DO, DJ-小西康陽/藤井悟/松田岳ニ, VJ-KENCHO @ shibuya O-EAST (3rd Oct. '04)
「楽しさ、電撃バップ!!」
part 5 - 吾妻光良&THE SWINGING BOPPERS
吾妻光良&SWINGING BOPPERSは正攻法スウィングに乗せた、爆笑モノであり筋の通った深い歌詞でオーディエンスを窒息寸前にさせた。その一部始終を、どうぞ。SWINGING BOPPERSの面々がゴージャスな音を披露し、ギターの吾妻の出囃子を奏でる。やっとこさ、ちょこちょこと、いかにも雰囲気のある彼が巻いたシールドを持ち、それをアンプに刺し、そして僕らの前に躍り出たのをきっかけに、本編は始まった。つま先で小刻みにリズムをとり、高い位置でギターを抱え、テキサス・スタイルで弾きまくる吾妻のオーラは…酔っぱらい? ともあれ、ただならぬ和やかな空気が流れている。"Did You See Jackie Robinson Hit That Ball"を「栃東」とな? いいとこ行くけどあと一歩が欲しい、言ってみれば玄人好みの力士じゃないですか。「相手は関脇朝青龍」の歌詞に少々時代を感じてしまうが、稀な人間観察力と子供でもわかる目線で状況を事細かに説明しているので、みな笑う。さらには自分の頭をネタにし、さりげないオヤジギャグも盛り込む。そこらへんのオヤジがギャグを言ってもしらけるだけだが、突き抜けたオヤジがギャグを言うとかなりおもしろいと、改めて気づく。

『BLUE BEAT BOP!』は山名が編集したスカの本の名前ということで、彼らなりのビッグバンド・スカというかスカ風スウィングを披露。スカの「チキッ」というスキャットが導入された、社会風刺の「地べたに座るな」みたいな、もう頭に血管ビキビキきちゃってる歌詞が相当爆裂しているなと思ったら「血圧150から300!」とまとめる。バカをやってもいいのは、吾妻のギターをはじめ、長年音楽活動を続けてきたキャリアに裏打ちされた演奏力があるからだ。リズムも一定、メリハリもあるし、なによりお互いの意思疎通が計られている。
演奏後の手拍子は当然止まない。予定になかったであろうアンコールにはKING CRIMSONの"クリムゾン・キングの宮殿"を持ってきて、さらには風車奏法までも炸裂させ、古くからのロックファンを唸らせる。まったく、どこを責めればいいのか、知っている人たちである。
BLUE BEAT BOP!…山名昇という人物の「振れ幅」がそのまま表れているイベントだった。彼を深く知り、そして囲んで楽しくワイワイやってる「山名組」がR&B、モッド、スカにロックステディ、遊び、笑い、etc…数ある楽しみの一部ではあるが、僕らに見せてくれた日だったんではないかなぁ、と思う。スマイリー原島氏もことあるごとに「楽しいね!」とおっしゃる。まったく、その通り。伊達に「!」が付いてはいない、とんでもないイベントでしたよ!
|
|
report by taiki and photo by maki
|
mag files :
楽しさ、電撃バップ!! (04/10/03) : review by taiki, photo by maki
photo report (04/10/03 @ Shibuya O-EAST) : photo by maki
|
|
|