かわちながの世界民族音楽祭 〜トランス・ヨーロッパ・フェス〜 feat. FANFARE CHIOCARLIA, THINK OF ONE and KiLA @ 河内長野ラブリーホール (29th Aug. '04)
part 3 - FANFARE CHIOCARLIA
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2000年の日本ツアーの様子も収められたドキュメンタリー映画『炎のジプシーブラス』の公開に合わせて、二度目の来日ツアーを果たしたルーマニアの地図にもない村のブラスバンド、ファンファーレ・チォカーリア。写真等で目にしてはいたのだが、実際にステージに現れた面々のその姿を見て、やっぱり思わず笑ってしまった…普通のおっさんやん。いや、普通よりはかなり濃いのだが。そんなおっさんたちが10人以上集っての迫力のブラス・セッションである。そしてサックス奏者が、トランペット奏者が、ホルン奏者が「マエストロ?」と紹介されて、入れ替わり立ち替わりヴォーカルをとる。前に出たシンク・オブ・ワンとは、また別の意味でニヤけてしまう。
セットの途中で赤いドレスを着た踊り子が登場した時は、思わずホッとしたものだが、その妖しげなジプシーの踊り子が楽器を持ったおっさんたちに絡むのだから…。だが演奏は祝祭的な陽気さを醸し出す、とても濃厚で弾むようなブラス・アンサンブルだ。ジプシーのルーツは北インドのラジャスタンと言われ、長い歴史のなかで、ペルシャを渡りオスマン・トルコの拡大とともにバルカン半島から東欧へと辿り着いた、そんな文化的な濃密さというか、エキゾチックなファンクネスが凝縮されて耳よりも足元からダイレクトに響き渡る。
ラストは”珈琲ルンバ”。これには1曲目からすでに総立ちだった観客も、ステージ前に押し寄せたい衝動を必死に堪えてウズウズしている。コンサートホールだから致し方ないところなのだが、このシチュエーションは観客には酷だ。キーラから3時間以上も我慢してきたのだから。ただ、キーラにしてもシンク・オブ・ワンにしてもそうなのだが、コンサートホールのもつ音響面での圧倒的な利点も十二分に実感した一日だった。
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かわちながの世界民族音楽祭 トランス・ヨーロッパ・フェス (04/08/29 @ 河内長野ラブリーホール) : report and photo by ken
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