22nd Peaceful Love Rock Festival @ Koza, Okinawa (3rd-4th July '04)
日本で一番早い夏フェス - part5 -
この日、一番盛り上がっていたのは、KWEENだったかもしれないけど、アリーナの前に人が多くいたのは紫だった。長らく沖縄のバンドの代表格だったこのバンドに対する思い入れは並々ならぬものがあって、熱心に観ているおじさん、おばさんが結構いたのだった。紫はその名の通り、ディープ・パープルに影響を受けているハードロックバンドで、キーボード音はもろにジョン・ロードを彷彿とさせる。ギターは、もしかしたら今のリッチー・ブラックモアより(現ギタリストのスティーヴ・モーズの聴いたことないんでよく分からないけど)すごいんじゃないかと思えるくらい多彩な奏法を交えて弾きまくる。
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この日は、ベテランバンドが中心で、どれも70年代とかのロックからの影響が強いんだけど、やっぱり迫力っていう点からすれば、このバンドが一番じゃないかと。しかも、枯れていないし、渋くもなってない。生き生きした感じがあるのだ。やっぱりストレートなハードロックはイイっスよ!そして、最後の曲は「ジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャ・・・」というイントロからお約束"Highway star"だ。うぉーっ!っよ思わずヘッドバンキング。ちゃんと原曲に忠実なアレンジだけど、やっぱり紫なりに命を吹き込んでいて、全然懐メロじゃない。底力を感じたライヴだった。 |

このフェスの最後を締めるのは、シーナ&ザ・ロケッツだった。いつも通りビシっと格好よく決めた鮎川が出てきて、ロックンロールをブチかます。ルースターズもカヴァーした"ビールス・カプセル"をやって、あの有名なリフから、キンクスの"You Really Got Me"へ。
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そこへ超ミニスカートのシーナが登場して凄まじいダミ声で「ボォ〜イ、ユリリガミナウ〜」と歌う。ロックンロールが染み付いて離れなくなった人の声だ。そして"ハッピーハウス"、"レイジー・クレイジー・ブルース"といういつもの流れからもちろん、鮎川のギターが唸りをあげて"レモンティー"へ。骨の髄までロックンロールな人たちによる脳天を叩き割るようなライヴ。最後まで痺れさせた。そしてアンコールはストーンズのカヴァー"Satisfaction"。短い2日間のフェスティバルを見事締めてくれた。
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report by nob and photo by nachi and ikesan
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日本で一番早い夏フェス (04/07/03 @ 22nd Peaceful Love Rock Festival in Koza) : report by nob, photo by nachi
photo report (04/07/3-4 @ Koza, Okinawa) : photo by nachi
photo report (04/07/3-4 @ Koza, Okinawa) : photo by ikesan
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