buttonGlastonbury Festival 2004
@ Pilton, UK (25th-27th June '04)

「joeのGlastonburyあれやこれや」

part 4 : 演奏篇〜やっぱりライブ !!!
Bell and Sebastian
 あまり観なかったと前述したが、最後にライブについてもやはりいくつか触れておこう。いや、実をいうと、そこそこは観てる。ぷらぷら歩いてたらあちこちにステージがあるし、そこでは誰か彼かが演奏してるわけだから。しかもかなりの確率でけっこういいライブをやってたりする。でもね、その度にいちいちバンド名やステージ名をチェックしてないからねえ(すいませんすいません)。「これ、誰?」ってのがわかったのは以前に日本で観てたラブ・グローサーくらいのもんだったなあ。

 というわけでなんか大物ばかりになってしまいましたが、以下のライブ評でご容赦を!

Glastonbury ■ベル・アンド・セバスチャン

正直、熱心なファンというわけではない。スカスカ感は好きなんだが、いまいちのめり込めないバンドだなあと思っていた。しかし、雨上がりに陽光が射しきらきらイオンが溢れるあの真っ只中、ベルセバのスキ間サウンドはハマりまくっていた!こういう時はやっぱり暴力みたいな爆音で攻め込まれるより音でやさしく包んでほしいものなんです。そして終盤、奇跡みたいにでっかい虹のアーチがアザー・ステージに掛かった時のあの感動!ため息が出ました。

■オアシス

実は渡英するまで、初日のトリがオアシスだということすら知らなかった。いざ知った時も、大ファンというわけでもないし、「あ、そうなんだ? ふーん」程度の感想。それでもあれだけ売れたバンドだからさすがに曲も知ってるし、少しくらいは観ようと大混雑のピラミッド・ステージに向かう。……感動した。ライブどうこうというより観客のノリ方がすごい。イギリス人は体を動かして熱狂をアピールするのではなく、最初から最後まで全曲喉を振り絞って全身全霊で一緒に歌う。その熱量たるやアンタ、たぶん下手な発電所代わりにはなるエネルギーだぞありゃ。もう横も後ろも歌ってんの。今でも“MORNING GLORY”の大合唱が耳に焼き付いてます。しかし日本で観ても多分ダメなんだろうな。グラストで観なきゃ一生オアシスを好きになったりしなかったんだろうなあ。

Glastonbury ■PJハーヴェイ

なんだかギリギリの美しさがある人だなあ、と思った。破壊衝動の印象と同時に、磨かれたガラスみたく儚く輝くイメージの持ち主。ところで、ちょっとPJには悪いが、実はギタリストがさらに素晴らしく良かったのだ。たまにドラムも叩くこの彼はヴィンセント・ギャロのバックバンドも務めているらしい。弾きっぷりも叩きっぷりもトチ狂っていて申し分なし。もう一回観たいなと思ってその後のフジロックでもちょこっと観にいったのだが、その時はPJのノーブラに気をとられてそれどころじゃなかった。

■ポール・マッカートニー

さすがに見逃すわけにはいかなかった。この人の出演を知って最後に背中を押され、今回のグラスト参戦を決めたわけですから。まあやっぱり伝説ですよ。大掛かりな舞台も誰も文句言えないし。8割方ビートルズから選曲、ってのも嬉しかったな。死ぬまでに生で“PANNY LANE”や“I'VE GOT A FEELING”が聴けるとは思わなかった。お腹いっぱい。ちなみにhanasanはこの時テントで寝てて、帰国後それを聞いた札幌のysmzから「死んでください」と罵られてました。あの温厚な男にそこまで言わせるとは、ポール、恐るべし。でもほんとに寝るなよなぁ。真打ちヘッドライナーの時にさぁ。

James Brown ■ジェームズ・ブラウン

実は観るのは初めて。しかし、期待通りの大袈裟なステージングは突っ込みどころが満載すぎて、とてもすべてをここで報告してられない……。なんつーか、あのオッサンはなんであんなに偉そうにしてるんでしょうね?? メンバーはちょっとでも演奏ミスると減俸されるそうですが。司会の人とかマントとか、数々のお約束パフォーマンスに爆笑したが、でもやっぱり激ウマで踊れるバンドなのは確か。ピラミッド・ステージのオーディエンスが珍しく横方向にガンガン揺れていたのを強烈に覚えてる。そういえば、大雨だったのが、この人の演奏時だけピンポイントに晴れたんだよ! 神か !?

[番外]

オアシスとケミカル・ブラザーズの裏で、なんと元クラッシュのミック・ジョーンズと元ピストルズのグレン・マトロックがセッションを行っていたらしい!マジかよ〜!? これを聞いたときはさすがにへこんだ。パンク好きにとっては神が降臨したに等しいシークレット・ギグである。ま、いいか、オアシスがすごく良かったから……。と自分を納得させようとしつつも、「クラッシュの曲とかやったらしい」との噂にまた深い吐息……。噂であってくれ〜 !!!

Glastonbury Festival

report by joe and photo by keco


BACK <--
[ 1 | 2 | 3 | 4 | 5 ]
--> NEXT

photo reports :

25th :
 part.1 - The Rapture, Badly Drawm Boy and snapshots
 part.2 - Franz FerdinandThe and snapshots

26th :
 part.3 - snapshots
 part.4 - My Morning Jacket, British Sea Power
 part.5 - Von Bondies, Black Eyed Peas, Basement Jaxx

27th :
 part.6 - snapshots
 part.7 - Glastonbury Town Band, English National Opera
 part.8 - The Zutons, Bell and Sebastian, James Brown
 part.9 - Morrissey, MUSE,


review :

 joeのGlastonburyあれやこれや - [ 1 | 2 | 3 | 4 | 5 ]

 radのGlastoで思ったこと - [ 1 | 2 | 3 ]


ボタン 
mag files :

buttonradのGlastoで思ったこと (04/06/25-27 @ Pilton, UK) : review by rad, photo by keco
buttonjoeのGlastonburyあれやこれや (04/06/25-27 @ Pilton, UK) : review by joe, photo by keco
buttonphoto report (04/06/25-27 @ Pilton, UK) : photo by keco
button渋さ知らズ in G7burt : photo report (02/06 @ Pilton, UK) : photo by hanasan
buttonphoto report (02/06 @ Pilton, UK) : photo by hanasan
buttonGlastonbury 2000 - part1 (2日目から帰り道) : (00/0701 @ Pilton in Summerset) : revirew and photo by hanasan
buttonGlastonbury 2000 - part1 (前日から1日目まで) : (00/06/28 @ Pilton in Summerset) : revirew and photo by hanasan
button再び泥まみれのグラストンバリーに15万人! (00/06/28 @ Pilton, UK) : revirew and photo by hanasan
buttonかつて03という素晴らしい雑誌があった.... (90/06/ @ Pilton, UK) : review by hanasan, photo by mitch ikeda

==>top page : JPN / ENG



The official site :

Glastonbury Festival

http://www.glastonburyfestivals.co.uk/



Glastonbury related works

DVD

Glastonbury

"Glastonbury the Movie"
(UK import)


check the albums?

search:
Amazon.co.jpアソシエイト
previous works by joe

button2004

button道南パンク行脚 : イントロ / 番外編 vol.1 : 旭川には何があるのか 〜THE JOHNNY BOYS / vol.2 : 札幌のSKAシーンとは 〜髭楽団 / vol.3 : すすきのにヤマグチの歌心、染み入る〜 サンボマスター / vol.4 : 男四匹ガキ大将 〜 怒髪天 / 札幌はやはりアツかった 〜 Hawaiian6 (その1) / 苫小牧にバンドが来る理由とは !? 〜 Hawaiian6 (その2) / 胆振地方パンク活性化仕掛け人・FREE KICKカワギシ氏に訊く / 室蘭の堤防、決壊 ! ! 〜 Hawaiian6 (その3) / 変化と成長という旅を続けるバンド 〜 HUSKING BEE / エンターテイナーの特権 〜 10-FEET / 涙が円陣に落ちていく(そして、旅の終わり) 〜 10-FEET / アウトロ (25th May - 3rd Jun '04)
button日本発オリジナルSKA! : Doberman (9th May. @ Ebisu Garden Room)
button"magが果たし状を受けた !! : MURATRIX (7th May. @ Ikebukuro MANHOLE)
button"ケン違い"って……!? : Ken Yokoyama (28th Apr. @ Shibuya Quattro)
button4月11日、ハチ公前の祈り : 平和アピール集会 (11th Apr. @ 渋谷ハチ公前)
buttonブレイクするんじゃねえか!? の真相 : The Captains (27th Mar @ Akihabara Goodman)
button時間は止まったままだった : Rickie Lee Jones (26th Mar @ Shibuya Bunkamura Orchard Hall)
button人間と音楽の持つ可能性(ラジオスターとの再会) : Ani Difranco (8th Mar @ Shibuya 0-East)
button会場を包み込んだもの : Ben Harper & The Innocent Crimiinals (4th Mar @ Zepp Tokyo)
button衝撃、冷めやらず : Three Bullets and a Gun (17th Feb @ Shinjuku Doctor)
button博多からの刺客!! : Mellow Yellow (17th Feb @ Shinjuku Doctor)
button情念は届くだろうか : Ghost (17th Jan @ Ikebukuro Adm)

button2003

button瀟洒なハコにダンディな奴等がハマる : 勝手にしやがれ (30th Dec @ Shibuya Quattro)
buttonウワサは当てになる : Bleach (26th Dec @ Shinjuku ACB Hall)
button完成度の高いミクスチャー : 東京ピンサロックス (26th Dec @ Shinjuku ACB Hall)
buttonインストとかを忘れさせる圧倒的ステージ!! : LOSALIOS (18th Dec @ Shibuya AX)
button分厚い刃物で押しつぶされた夜 : METALLICA (6th Nov @ Yoyogi Daiichi-Taiikukaikan)
button世界の終わり、そして始まり : Thee Michelle Gun Elephant (11th Oct @ Makuhari Messe)
button最小編成というプロデュース : ELVIS COSTELLO and Steve Nieve (1st Oct @ Tokyo Geijitsu Gekijo Dai Hall)
buttonメロコア死すともVANDALS死せず!? : THE VANDALS (16th Aug @ Shibuya Quattro)
button最後列までバッキンバッキン : Asian Dub Foundation (5th Apr @ Kawasaki Club Citta)
button小宇宙のプロデューサー !? : BECK (29th Mar @ Tokyo Bay NK Hall)
buttonライヴに行くべし! : eastern youth (25th Mar @ Yokohama Club 24)

無断転載を禁じます。The copyright of the article belongs to Joe Takamatsu and the same of the photos belongs to Keiko "keco" Hirakawa. They may not be reproduced in any form whatsoever.
==>Back To The Top Page : JPN / ENG.