韓国ロック特集 - Rockin' Seoul!
mag radの韓国インディー・ロック・レポート
part 9 - Interview
『NASTYONA』 vol.1
この韓国特集の最後を飾るのが、ココア、シュガードーナッツと同じ、サムジー・レーベルに所属するナスティヨーナだ。若干20代前半のメンバーが作りあげたファーストEP『バイ・バイ・マイ・スイート・ハニー』は、ボーカルのヨナが作り出す、今にも壊れそうな危うさを持った世界観を中心に、ドラマチックでダイナミックな展開のサウンド、そこに絶妙なポップさとサイケデリアをちりばめた素晴らしい作品になっている。元々、ジャズ・ピアノを専攻していたヨナの曲が、ギターのホジンの耳にとまりバンドが動きだしたのは2002年の3月のことだという。
●結成のときからナスティヨーナって名前でやってたの?
ヨナ「もともと猫にヨナって名前をつけてたんだけど、その音の響きがよくて、自分の名前に使おうと思ったの。それで猫には他の名前を付けて、私がヨナになって。バンドの名前も『ヨナ』にしようかと思ったんだけど、自分がヨナなのにおかしいと思ったの。それでホジンが"NASTY"っていう単語の音が好きだったから、それとヨナをくっつけて、NASTYONAにしたのよ」
●バンドの曲はヨナが作ってる?
ヨナ「今までのものは、全部私が作ったわ」
●これまでどんな音楽を聴いてきたんですか?
ヨナ「私はずっとジャズをやってきて、ロックとか他の音楽はあまり知らないの。ただ、他のメンバーはみんなロックをやってきたわね。自分が書いた曲を他のメンバーと直していったら、周りの人たちからは『ビョークやソニック・ユース、ドアーズに近いんじゃない』って言われたわ」
●どういうきっかけでジャズにハマっていったの?
ヨナ「4才のころから家にピアノがあって、そのピアノを誰から習うわけでもなく、家で自分で弾いてたの。7才頃になって、クラシック・ピアノを習うようになって。それから中学校の頃にジャズに興味を持ち始めたの。ミシェル・カミロが好きだったわ」
●ビル・エバンスやキース・ジャレットも好き?
ヨナ「うん、好きよ」
● ジャズっぽい音楽ではなくて、本当のジャズをやりたかったの?
ヨナ「今はバンドをやってて、なかなか勉強はできないけど、ジャズは死ぬまでやりたいわ。自分が年をとってもそのまま音楽をやっているなら、ジャズをやっていたいわ」
と、ここで遅れてホジンが到着。元々ジャズ畑の人だったヨナの曲から特別な何かを感じ取り、バンドを結成したホジン。彼がバンドのいわばポップ、ロック的な側面のカギを握っているといっていいのかもしれない。
●ホジンはどんな音楽に影響を受けてきたの?
ホジン「一番はじめの頃はブラック・ミュージック、ヒップホップやR&Bが好きだったんだけど、メタリカを聴いてから、メタルにハマっちゃったんだ。それからメタルをたくさん聴いてきたけど、今はあまり聴いてないね。ベックとか、色んな音楽の要素が混ざったものを聴いているね。でも、やっぱり一番好きなバンドは、ビートルズだね」
●ビートルズのどんなところに惹かれますか?
ホジン「ポップなロックなんだけど、その音楽にハマればハマるほど深みが出てくるところだね。そういう深みの出るような音楽っていうのは、教わることが多いね」
●ヨナとホジンの二人が曲を作る過程を教えてください
ヨナ「はじめはピアノと私の声だけだから、ロックっぽさっていうのは全然ないの。その持っていった曲に対して、ひとりひとりのメンバーがアイディアを出し合って作っていくの。原曲を作るときは、ロックをイメージして作ってはいないわ」
●じゃあ曲を作るとき、言葉は後からついてくるの?
ヨナ「そのときどきで違うわ。歌詞だけのときも、曲だけのときも、最初から両方があるときもあるし」
●歌詞やメロディーはどんなときに浮かんできますか?
ヨナ「そのときどきで違うんだけど。ピアノを弾いてるときに思い浮かぶこともあれば、道を歩いているときに思い浮かんで、走って帰るときもあるし。おならをするようなもので、いつどんなときに出てくるかわからないわ(笑)」
|
report by rad and photo by hanasan
|
|
韓国ロック特集 - Rockin' Seoul!
Intro : 韓国ロックをチェックしろ! : photo and comment by hanasan
|
mag radの韓国インディー・ロック・レポート : report by rad, photo by hanasan
|
|
|
mag files :
Interview : NASTYONA (04/06/13 @ Seoul, KOREA)
|
|
|