SATURN @ OSAKA DOME SKY HALL (15th May '04)
V∞REDOMS
- 音の可能性 -
時計は11時半を指していた。ライブステージに異様な雰囲気が漂っていた。ステージには3つのドラムセット。そしてターンテーブル。V∞REDOMSの出番が刻一刻と近づいてくる。メンバーが黙々と仕上げの音チェックに取り掛かっている。SEが終わる度に、悲鳴ともつかないような声が客席のいたる所から聞こえてくる。音チェックが終わり一旦メンバーは舞台袖へと戻っていくと、悲鳴ともつかない声は更に大きさを増し、会場内に響き渡った。
定刻の23時50分になった。舞台袖から、何やら二つのオレンジ色をした光が見える。ペンライトのようなモノを持ったEYEさんだ。その光自体が意思を持っているかのように動いている。オレンジ色の光は二つの行動パターンを持っているらしい。ゆっくりした動きと、激しい動き。激しく動くオレンジ色の光は音も発する。まるで雷のような音だ。V∞REDOMSはまだ演奏もしていないにもかかわらず、すでに圧倒された。立ちすくんで、声が出ない。頭の中をぐるんぐるん掻き回された。真っ暗闇は恐怖を生み出すが、闇の中で少しの光があると、想像力が刺激される。二つの光は徐々にスピードを上げ、しまいにはなくなった。そしてV∞REDOMSが現れた。
自然と聞くと、綺麗な山があって、海があって、都会では失われた何かがあると思い込んでしまう。でも、自然は決して優しいだけの存在ではない。大地震で何千人という人間が一度に死んでしまう。日照りが続くこともある。熊は鹿を食べる。V∞REDOMSの音楽を聴くと、綺麗な部分も、恐ろしい部分も含めた、自然そのものを思い浮かべる。彼らはライブハウスやクラブといった空間に、本来あるはずのない自然を音楽という手段によって、作り出そうとしているのではないだろうか。目の前に現れるのではなく、頭の中でイメージするのだ。
題名は忘れてしまったのだが、ある本で、人間の左脳は個々の人間の歴史を記憶し、一方右脳は生命の歴史を記憶していると読んだことがある。V∞REDOMSの音楽を聴くと、どこかで聞いたことがある感覚に陥ることがある。それは単に懐かしいという感覚ではなく、僕の読んだ本の記事が事実ならば、右脳に訴えかけてくる感覚なのかもしれない。ドラムの音が生命の鼓動に聞こえ、ノイズが自然現象に見えてくる。V∞REDOMSの音楽には始まりがあるが、終わりは見えてこない。今僕たちがこうしているように、まだ終わりではないのだろう。まさに∞だ。
そうすると最初の光はビックバンだったのだろうか?あの光が消えてからV∞REDOMS(自然、世界)が現れた。
V∞REDOMSの音楽は想像力を刺激する。これらから機会がある度に、彼らのイベンには足を運ぼうと決めた。
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report by yohsuke and photo by ikesan.
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Mag files : V∞REDOMS
「オレンジ色の発光体」 (04/08/08 @ Ebisu Liquidroom ) : review by uko
no title (04/08/08 @ Ebisu Liquidroom ) : review by shawn
- 音の可能性 - (04/05/15 @ OSAKA DOME SKY HALL ) : review by yohsuke, photo by ikesan
photo report (04/05/15 @ OSAKA DOME SKY HALL ) : photo by ikesan
why peace1212? (01/12/12 @ Shinjuku Liquid Room ) : review by mimi, photo by saya38
photo report (01/12/12 @ Shinjuku Liquid Room ) : photo by saya38
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