The Mars Volta @ Gebaeude 9, Cologne (17th Nov '03)
- part 3-
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ベルリン滞在中に、The Mars Voltaのライヴがケルンで行われることを知って、居ても立ってもいられなくなり、その30分後には駅でケルン行きのICEの切符を手配していた私。ベルリンからケルンまでは、ドイツが誇る最高時速330km/hのICEでも、片道4時間以上かかる。しかし、それを知っても怯まなかった。観たいものは観たいのだ。
当日、(見本市の期間とははずれていたので)人影が全くなく要塞のようにそびえるケルンのメッセ会場の脇を足早に抜けて、ライヴ会場に辿り着く。入口には入場待ちの列が伸び、「The
Mars Volta, AUSVERKAUFT」と書かれた紙が貼られていた。チケットはソールドアウトという意味だ。当日券をあてにして来て、あきらめて会場を後にする人の姿もチラホラ。約一年半前のヨーロッパツアーでは、同規模の会場で当日券が余裕で購入できた記憶があるのだが、今年、彼らは春頃にRed
Hot Chili Peppersとツアーを共にし、1stアルバムも発売され、ヨーロッパでもそれに伴う数多くのフェスへの参加やツアーをこなしてきたので、やはり着実にファンが増えている。というか、ようやく彼らの実力に人気が追いつきつつあるという印象だ。
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会場に入ると、柵前のいかついドイツ人のセキュリティーのおじさんに、思いのほかフレンドリーに迎えられ、少々面喰らう。東洋人の女がカメラを抱えてやってきたので、珍しがられたのかもしれない。ステージ上を見渡すと、ベースアンプのあたりにはメキシコの国旗が掲げられ、オマーのギターアンプの傍らには、オマーの弟がプレイすると噂される、パーカッションが置かれていた。それらを目にして、今夏以来で観るライヴへの期待を膨らませていると、22時5分程前だっただろうか。トランペットのメロディがドラマチックなSEが流れ、メンバーがステージに姿を現わした。
音の洪水のようなイントロから、雪崩れ込むように始まった1曲目だが...。「来た!Roulette Daresだ!」と思った瞬間に、オマーのギターから音が出なくなり、演奏が止まった。一部のクレイジーな客の野次をセドリックがやりすごしつつ、ギターの調子が回復するまでの間、十数分が経過。観客は、初っぱなからおあずけを喰らったような状態になってしまった。
しかし、再びRoulette Dares (the haunt of)が始まるや否や、ブッちぎりのパフォーマンスが繰り広げられる。ダイナミックなジャンプを連発し、鮮やかなマイクさばきを見せながら、セドリックが冴え渡った高音シャウトを響かせ、曲がインプロに突入すれば、オマーがまるでギターの神様が降りてきているかのような独創的なフレーズを次々と繰り出す。1曲目と2曲目の間に挿入された彼のギターソロは、まさに鬼気迫るといった表現がぴったりで、思わず鳥肌が立った。
report and photo by keco
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