PULLTOP JUICE @ Sapporo Bessie Hall (13th Oct '03)
大いなる"成長途上" -Part 2-
中盤ではいよいよ新曲、アラン・マッギープロデュースの『キコエナイ』を披露。この曲には驚いた。何がって、物凄くキャッチーなのだ。そこまでのラウドな「飲み込むようなバンドサウンド」ではなく、「惹きつけるギターポップ」。メロディーラインも非常に明解で分かりやすく、丁寧そのものだ。
だからと言って軽薄なポップミュージックで終わっている訳ではない。3人がきっちりと洋楽のエッセンスを吸収し、自分の物にしてきた下地があるのだろう。ギターポップとオルタナ、双方のバランスが抜群に取れたこの曲に、彼らの明るい未来が見えた気がした。
|

続けてNEW MAXIから『hope』と『HOLD ON』をプレイ。こちらは2曲とも正統派なオルタナ・ナンバーである。特に『HOLD ON』には、スマパンの影響が強く感じられた。時折激しく、時折イノセントに変化するキシの声が、ビリー・コーガンを思い起こさせた。
この日のライヴは6曲と、ちょっと物足りなかったが、存分にその実力を見せてくれた。お恥ずかしながら後で知ったのだが、彼らのキャリアはまだ3年にも満たない。それでこの完成度、計り知れない伸び白。
|
  |
『キコエナイ』で見せてくれた意外性は、きっとすぐ消えてしまうだろう。これから次々と新しい面を見せて行くであろうPULLTOP JUICEを見ていれば、そんな事はあっという間に忘れてしまうからだ。
reported by SHUUMA NOGUCHI photo by Q-TA MIDORINO
|
|
|