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曲はサイト上でももちろん聞けるのだが、マネージャー氏から受け取ったリリース前のCD-Rのサンプルの方は、よりバンドとしての音が際立った仕上がりになっている。フォーマットは確かにドラムンベースなのだが、スネアやハイハットの手数を多用するスタイルの生のドラムに、しっかりとしたオーセンティックなレゲエのベースラインが貫かれていて、そのシンコペーションが心地いい。
そこに浮遊するようなキーボードとギターの音色にぼくは、ミック・タルボット(ex STYLE COUNCIL)も参加していたACID JAZZ RECORDSのクリス・バングスのユニットTHE QUIET BOYSを連想する。秋の夜長に浸透するような、哀愁と包容力を帯びた音。そこにkevensのメッセージ性に富んだ、柔らかい歌声が乗る。 kevensはぼくに「是非感想を聞かせてほしい」と、自分のライヴ映像のファイル(再生にはreal playerが必要です)を届けてくれた。おそらくマイアミあたりのレイヴでのステージを映したものだと思う。サンセットの陽気な空の色とともに、kevensのショウは、淡い色のリゾート・ドレスを着た少女のスピーチで幕を開ける。 我々が深く恐れているもの、それは我々の力が足りないのではないか、ということではない。我々が深く恐れているものは、我々が謀り知れない力を持っている、ということだ。 我々をもっとも恐れさせるもの、それは光であり、闇ではないのだ。 叡智に富み、輝きを放ち、才能に溢れ、信じがたいほどの人物であるためには、よほどの人間でないといけないと我々は思っている。しかし、そうではない人がいるのだろうか? (中略) 我々は、自らの内にある賛美に値するもの、それを表現するために生まれてきたのだ。それは限られた人々のものではなく、すべての人の内にある。そして我々が本来自らの内にある光を輝かせるとき、無意識のうちに他人に対しても同様のことを許しているのだ。 我々が内にある恐れから自らを解放するとき、その存在は同時に他をも解放する。 1994年、ネルソン・マンデラの南アフリカ大統領就任式におけるスピーチ。可愛らしい少女の口から発せられると、とくに無垢に響く。 「大規模なショウを見にくる大人たちは、11才の少女が年齢に似合わないスピーチをすることにまず驚くんだ。そうなると耳を傾けるしかないだろう?」
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