te' (テ)

te'(テ)

"まして、心と五感が一致するなら全て最上の『音楽』に変ずる。"
(国内盤)


The official site

te'(テ)

http://tee.daa.jp/

-->MySpace / iTunes

previous works

te'(テ)

"それは、鳴り響く世界から現実的な音を『歌』おうとする思考。
(国内盤 / iTunes)

previous works

"音楽の研究者は、音楽をねじ伏せようとしてはいけない。音楽をして、 音楽の赴く所に赴かしめるように導けばよい。そうして音楽自身をして音楽を研究させ、 音楽の神秘を物語らせればよい。"(DVD)

"美しき旋律も、音を語る言を持たずしては心にも「留」めがたし。"(国内盤 / iTunes)

"言葉を用いて奏でる者は才能に在らず、ただの記憶に『過』ぎぬ。"(国内盤 / iTunes)

"ならば、意味から解放された響きは『音』の世界の深淵を語る。"(国内盤 / iTunes)

check the albums?


buttonmag files : te'(テ)

buttonCD review : まして、心と五感が一致するなら全て最上の『音楽』に変ずる。 : (08/09/28) : review by takuya
button轟音の楽園 : (08/06/28 @ Nagoya Apollo Theater) : review by takuya,photos by yoshitaka
buttonphoto report : (08/06/28 @ Nagoya Apollo Theater) : photos by yoshitaka
button高架下にて (07/10/20 @ Live Square 2nd Line) : review by miyo


 生々しい昂ぶりを覚えるような本能剥き出しの轟音と染み渡るような美しき旋律が繰り返す破壊と創造。4人の放つ強烈な意志と音は激ロックな空間を創生し、意識を現実から非現実へと否応なしに運んでいく。あくまで歌無しのインストゥルメンタルを基本軸にしながら、30文字にも及ぶ哲学的で長い曲名に想いを乗せ、静と動を理知的にコントロールして衝動性の強いロックを追求し続けているのが今回ご紹介するバンドte'(テ)である。

 テはギター2本にベース、ドラムからなる4人組。キューミリ・パラベラム・パレットシックスティーファイブ・デイズ・オブ・スタティックなどが脚光を浴びて評価を高めている残響recordの代表格として活躍している。各個人のソロ活動も非常に活発で、スパルタローカルズのプロデュースや映画「デトロイト・メタル・シティ」サウンドトラックへの参加など話題を集めている。

 そんな彼等の約1年ぶりとなるサード・アルバム 『まして、心と五感が一致するなら全て最上の『音楽』に変ずる。』 がいよいよ発表となる。ファースト・アルバムでは何かを訴えかけるように迫りくる音に飲み込まれ、続くセカンド・アルバムはまるでギターが歌っているかのような歌心に溢れたメロディに心を強く打たれた。そして今回の作品はどうか? というと、これがまた彼等の研ぎ澄まされた感性がみずみずしく光る力作だ。

 12曲収録と今までよりも2曲多い本作だが、これまでの歩みを踏まえた上でさらにスケールの大きいものとなっている。強靭なハードコアや緻密なマスロックといったジャンルの壁を行き交う多彩なアプローチで、今までとはまた一味も二味も違うバラエティに富んだ作品に仕上がっている。なので新鮮な気持ちを覚えると同時に様々なタイプの楽曲を楽しむことができる。けれども、テの核となっている部分の進化も聴き逃せない。強度と破壊力がさらに増した音の塊は幾度となく爆発を繰り返し、繊細な深みを増した叙情的なメロディが心の中で情感豊かに響く。なにより、痺れるような緊張感と絶えず襲い掛かる衝撃によって鼓動が熱くなる。それもとんでもないぐらいに。

 強く高い志を持って切磋琢磨してきた成果がここに結実しているといえるだろう。本作のタイトルからして彼等の自信が表れており、聴けば聴くほど彼等の生み出す音楽の深さと世界に魅せられていく。

 なお、アルバム発売後の10月25日には、曲名よりも遥かに長い80文字にも達するタイトルがつけられたワンマンライブが渋谷で行われ、11月からはアルバムを引っさげた全国ツアーがスタートする。"頭で理解することよりもまず先に己の肉体で感じてみよ!" といわんばかりに苛烈を極める彼等のライブ。本稿を読んで興味を持った方には是非とも足を運んでその身体で確かめてみてもらいたい。これまでと違った感動の形がきっとそこにはあるはずだから。


- te' ワンマン LIVE -
「音楽を汚すものは、悦楽でも、惰性でも、官能でも無い。 現実が要求する打算と、経験から生まれる熟慮、それに反省。 現実を汚す音楽を救えるものは、受取手の無垢という表現」


10/25(土)渋谷CLUB QUATTRO


- 3rd album release tour -

11/01(土)福岡DRUM SON
11/02(日)長崎DRUM be-7
11/08(土)札幌SUSUKINO 810
11/22(土)高松DIME
11/23(日)岡山Crazymama 2ndroom
11/24(月・祝)名古屋CLUB UP SET
12/01(金)仙台MACANA
12/06(木)大阪Shangri-La


詳細については公式サイトでご確認ください。

reviewed by takuya
Recent Pick Ups

Lo(ロー)

color(カラー)

"color(カラー)"

reviewed by ai

レヴァレンド・ペイトンズ・ビッグ・ダム・バンド

Reverend Peyton's Big Damn Band

"The Whole Fam Damnily (ザ・ホール・ファム・ダムリー)"

reviewed by ken

アシャ

Asa

"Asa"

reviewed by funabashi

ペーソス

Pathos

"おやぢいらんかぇ~"

reviewed by ai

takuya's reviews




無断転載を禁じます。The copyright of the review belongs to and it may not be reproduced in any form whatsoever.counter
==>Back To The Top Page : JPN / ENG.